船に載せられ、運ばれるマッコウクジラ。この後沈められた=紀伊水道沖で2023年1月19日午後2時35分、本社ヘリから 大阪湾で死んだクジラの処理で、大阪市が当初試算の倍以上の金額で海運業者と随意契約した問題で、市入札等監視委員会(委員長、森本浩久・大阪府警察信用組合理事長)は7日、処理を担当した大阪港湾局の職員(当時)と業者との関係や契約手続きを巡って、6項目にわたる問題点を指摘する意見を公表した。 港湾局の経営改革課長(当時)は、内規に反して契約交渉の期間中に業者側と会食していた。監視委はこの点について「職責に鑑みると、看過できない重大な問題」と指摘。交渉の場での課長の対応についても「契約相手方に立って、業者が合意できる金額に近づける議論に終始したと受け止められても仕方がない」などと問題点を挙げた。 契約手続きにおいては、価格を決める根拠資料が不足していたほか、意思決定過程を記した公文書