戦禍が続く中、支援団体の炊き出しに集まる住民たち=パレスチナ自治区ガザ地区中部で2024年11月10日、ロイター 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は18日、パレスチナ自治区ガザ地区で支援物資の食料を積んだトラック約100台が16日に略奪にあったと明らかにした。ガザでイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘が続く中、人道危機の深刻さが改めて浮き彫りになった形だ。 UNRWAなどによると、16日にトラック109台がイスラエル側からガザへ入った際に、その大半が被害を受けた。一部の運転手は負傷したという。 ロイター通信は、トラックの車列が、イスラエル軍の指示で、普段は使わないルートを通っていたと報じた。誰が略奪したのかは明らかになっていないが、ハマス幹部は系列メディアで「略奪に関わったギャング20人以上を殺害した」と語ったという。 国連人道問題調整事務所のまとめでは、ガザでは人口の9割以