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タイプデザインディレクターの小塚昌彦さん(85)は、「毎日新聞書体の父」と呼ばれます。このほど、小塚さんは「毎日新聞書体」をつくった毎日新聞での仕事、フォントメーカー・モリサワでの「新ゴ」「リュウミン」開発、ソフトウェアメーカー・アドビ システムズでの「小塚書体」開発などを著作「ぼくのつくった書体の話」にまとめました。もちろん、この本の文字も小塚さんの書体です。 小塚さんはツイッターをチェックしています。何人かが、本について「一気に読了」とつぶやいているのを見て、「何よりのほめ言葉と感じた」と言います。文字を意識しないで、疲れずにすらっと読めたということがとてもうれしかったそうです。「私の書体のあり方は、どちらかというと影武者的。それでいいんです」と語る小塚さん。3月末から4月初旬にかけて、刊行を記念したトークショーと講演会がありました。詳細をご報告します。 まずは、3
コメント募集を休止します 日頃はまいまいクラブの活動に参加いただきありがとうございます。まいまいクラブリニューアルに伴い、こちらのコーナーのコメント募集を当面の間、休止します。この件に関するお問い合わせはメールフォームからお願いします。 ◇「携帯限定層」も数字に影響なし マスコミの世論調査に対し種々の批判があるが、その中に「電話調査は固定電話が対象で、携帯電話しか使わない若者の意見が反映されないから不正確だ」「若者はインターネットを利用しているからネット調査のほうが正確だ」といった声が少なくない。しかし、調査を詳細に分析すると、こうした批判は、客観的なデータに基づかない感覚的な議論であることが分かる。調査の正確さを常に検証するのは当然だが、冷静に数字を分析し、活用してほしい。 まず携帯電話しか持たない「携帯限定層」の問題を考えよう。確かに電話世論調査は家庭の固定電話が対象で、携帯電話
◇点字受験の機会、保障せよ 先進例参考に政府が主導を 自分の使う文字を否定され、何事にも挑戦する前に「無理だ」と決め付けられる。こんな仕打ちは、誰にとっても、耐えられないはずだ。 目の見えない人にとって、指先で読みとる点字は、かけがえのない文字である。国内唯一の週刊点字新聞を発行する毎日新聞は、転落事故の絶えない駅ホームの危険性など視覚障害者を取り巻くさまざまな問題を報じてきた。その中で私が強く疑問に感じるのが、地方公務員の採用試験の実情だ。点字受験を認めている自治体は全国で6割弱にすぎない。「働くことは無理」と、試験に挑戦するスタートラインに立つことさえ、地域によって許されていないのだ。鳩山民主党は、障害者差別禁止法の制定を政策に掲げる。公務員試験での差別的な現状を早急に是正すべきだ。 「障害のない人からすれば当たり前すぎることさえも、権利主張しなければ勝ち取ることができないことこ
◇潜むワナに検証と警戒を――自衛の目と判断力必要 がんやアトピー性皮膚炎などの患者を狙った怪しげな「代替医療」がじわじわと浸透している。わらにもすがる患者に、資格のない者だけでなく、医師や歯科医も科学的証明のない「治療」を施す。アトピーに悩む神戸市の女性(当時27歳)が大分県で食事療法中に死亡した事件で、福岡市の自称治療師(55)が今月6日に保護責任者遺棄致死容疑で大分県警に逮捕されるなど「被害」は確実に増えている。 代替医療は、科学的な効果の裏付けがある西洋医学に含まれない治療を指す。鍼灸(しんきゅう)や漢方、アロマセラピー、動物セラピー、気功など幅広く、医療不信や健康ブームを背景に拡大している。鍼灸や漢方のように長い歴史がある療法や、「治る」という暗示によるプラシーボ(偽薬)効果で症状が改善するものもあるが、実態は玉石混交だ。患者を食い物にしていても検証する仕組みが十分でなく、事実
◇「考える小説」求める読者 閉塞感が文学に突き進む 「出版不況」「読書離れ」などと言われて久しい。しかし、表面的な現象としてはなかなか見えなくても、深いところでは風向きが変わったのではないか。長年、文芸記者をしていて、最近、そんな思いにかられる。 このところ、編集者や大学の先生と話していて話題になるのは、毎日新聞が10月下旬に発表した学校読書調査の結果だ。読書が好きな中学・高校生が70%を超え、8年前より10ポイント以上伸びた。読書の時間を設ける学校が増えたことやケータイ小説のヒットが背景として考えられている。 希望的観測をすれば、実は「読書の時代」が到来しつつあるのではないか。しかも、今年注目された小説を見渡してみると、読者が「考える小説」「思索する主人公」を求めているように思えてくる。 今年の話題を三つ挙げよう。生誕100年の太宰治と松本清張の作品が大いに読まれたこと▽村上春樹
※各本社発行の朝刊に掲載された「女の気持ち(男の気持ち)」を 載せています。読んだ後の「気持ち」を書き込んでください 最近は友達のように夫に話しかける妻が一般的だと思う。だが、一時代前の映画や小説の中で、妻が夫に敬語で話しかける様が、とてもすがすがしいと思うようになった。 男女同権の世の中である。女性の社会進出も盛んになってきている。「夫に敬語を使うなんて」と思う女性も多いかもしれない。 渡辺淳一氏のエッセー本「男というもの」によると、男性は自分が女性より劣っていると思うと自信をなくしてしまうという。仕事にも身が入らず、家庭も円満ではなくなるということだ。 現在離婚が増加しているのも、妻が夫に対して敬語を使わなくなったことに原因が潜んでいると考えられる。 昔の女性は、そのことをよく知っていて、夫を立てるために敬語を駆使していたのではないだろうか。言葉の持つ力に対して、今よりずっと敏
◇福岡賢正(けんせい) ◇「フロンティア堤防」復活を 河川法改正時の精神に戻れ 首相や国土交通相によるダム建設中止発言に、歓迎の声とともに反発や不安の声が上がっている。だが歴史を振り返ると、ダム建設は自民党長期政権を支えるための手段であり、時代が変化してもそこに依拠し続けてきたことが今回の政権交代劇の要因になった事情が見えてくる。だから脱ダムの流れが止まることはないだろうし、止めてはならないと私は思う。 ダムは社会の近代化を推進するための装置だ。そこで生まれる水と電気だけでなく、洪水調節によって浸水しにくくなった氾濫原(はんらんげん)には人口集中が進み、それによっても工業化、都市化が促される。その結果、経済が成長して税収は伸び、ダム建設に要した費用も回収できる。だから社会が工業化の段階にある時、これほど時代に合致した社会資本はない。大恐慌時に米国がテネシー川流域で進めた総合開発計画「
◇生活再建と河川計画示せ 住民対話の道閉ざすな 就任したばかりの前原誠司国土交通相が、民主党のマニフェスト通り、八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の建設中止を表明した。これに対し、建設を望む地元住民は、23日に行われた国交相との意見交換会を欠席して反発を強めている。議論が平行線をたどる中、地元住民が「ダムによる生活再建」以外に展望を見いだせないからこそ、中止に反対していることを忘れてはならない。国交相はダムに頼らない地域の将来像を早期に描き、住民に提示する必要がある。 「誠に言いにくいが、中止を白紙に戻すということは考えておりません」。群馬県知事や長野原町長ら、首長と県議が出席した意見交換会の終盤、前原国交相が改めて「中止」を白紙撤回する意思がないことを明言すると、会場の空気が張りつめた。大臣として最初の視察地に選んだ現場で、メモも見ないまま「ダムに頼らない治水」への理解を求めた国
◇鳩山「理系」政権に期待 科学思考、生かせ 鳩山由紀夫首相が就任した。東京大工学部で応用数学を学び、博士号も持つ初の「理系」首相だ。さらに、政権の中枢を理系が占めた。明治以来、日本をひっそりと支えてきた理系人たちが表舞台に立った。鳩山政権の手腕は未知数だが、文系主導の社会を変えていく潜在力に注目している。 研究者や技術者らの生き方を通して「科学技術立国日本」を検証する毎日新聞の連載「理系白書」(02年1月〜)が03年6月に単行本になった時、編集者がつけた副題は「この国を静かに支える人たち」だった。大学や大学院で理学、工学、農学などを学んだ「理系人」たちはその専門力で社会に貢献してきたが、組織のトップの座からは遠ざけられてきた。 その典型が官界だ。キャリア官僚は採用時、事務官(文系)と技官(理系)の割合は半々なのに、トップの事務次官は9割以上が東大法学部卒の事務官である。1871(明治
◇「急患拒否」報告・開示制度を 危機感・情報共有し連携図れ 「妻が死をもって浮き彫りにした問題を、力を合わせて改善してほしい」。脳出血を起こした36歳の妊婦が10月、東京都内の8病院に受け入れを断られた末に死亡した問題で、涙をこらえて気丈に語った夫(36)の姿が忘れられない。その言葉にどう応えればいいのか、厚生労働省の担当記者として自分なりに考えてきた。 いくつかの問題点と解決策は朝刊の連載「医療クライシス」(12月9日から3回、東京、大阪、中部本社版)で示したつもりだが、取材して強く感じるのは、産科救急医療の危機的状況が、現場の医療関係者以外に十分に伝わっていないことだ。不祥事を隠すな、という意味ではなく、再発防止策を皆で考えるために、一定の「受け入れ拒否」事案を報告・開示する制度の創設を求めたい。 私は今回のケースに、現在の産科救急医療体制の限界を感じている。 日本の乳児死亡率は100
磯野です。今朝の紙面や昨晩からのウェブサイトにも掲載されましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、毎日新聞社の前デジタルメディア局次長(現局長)として27日、「役職停止1カ月」の処分を受けました。出勤はしていますが、この肩書きでの職務はできません。 処分は、毎日新聞の英語のウェブサイト「毎日デイリーニューズ」の「WaiWai」というコラムに「不適切な記事」を掲載したことに対して、です。個人の立場で説明できることではないのですが、要約して申し上げれば、毎日新聞として載せるべきではない内容の記事を掲載し、関係する人たちにご迷惑をおかけし、不快な思いをさせたこと。その監督責任を問われました。メタタグのキーワードの中に、ふさわしくない単語を加えていたことにも問題がありました。 もう少し具体的にご説明できればいいのですが、奥歯にものがはさまったような表現で申し訳ありません。 今回のこの書き込みに限
磯野です。今朝の紙面や昨晩からのウェブサイトにも掲載されましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、毎日新聞社の前デジタルメディア局次長(現局長)として27日、「役職停止1カ月」の処分を受けました。出勤はしていますが、この肩書きでの職務はできません。 処分は、毎日新聞の英語のウェブサイト「毎日デイリーニューズ」の「WaiWai」というコラムに「不適切な記事」を掲載したことに対して、です。個人の立場で説明できることではないのですが、要約して申し上げれば、毎日新聞として載せるべきではない内容の記事を掲載し、関係する人たちにご迷惑をおかけし、不快な思いをさせたこと。その監督責任を問われました。メタタグのキーワードの中に、ふさわしくない単語を加えていたことにも問題がありました。 もう少し具体的にご説明できればいいのですが、奥歯にものがはさまったような表現で申し訳ありません。 今回のこの書き込
◇金秀蓮(キム・スリョン) ◇他者の痛みへの想像力欠如――守ろう、出発点の平等 県教委幹部や校長らが次々と逮捕、起訴された大分県教委の汚職事件は、不正採用から昇任・昇進人事に発展し、08年度採用者のうち21人が失職する前代未聞の事態となった。当初は一部の不心得者がカネで採用枠を売り買いした事件とみられたが、捜査が進むにつれて大分県の教職員採用や昇進は、そもそも公正さとは程遠い「コネ優先」のシステムだったことが明らかになる。今、贈収賄罪で裁かれているのはカネの問題だが、この事件が私たちに問うている本質は、自力で人生を開こうとする人の希望を奪う、コネの不公正さそのものだと思う。 取材をしながら最も「許せない!」と感じたのは、合格依頼のあった受験者の点数をいとも簡単に加点し、無関係の受験者の点数を減点してまで不合格にさせていた事実だ。 捜査機関が復元した、改ざん実行役の元県教委参事、江藤
ネット君臨:私の提言/1 連載「ネット君臨」は第1〜3部でインターネットをめぐるさまざまな課題を国内外から報告した。これを踏まえ、人がネットと共生していくには何が必要かを各界の識者に聞いた。 ◇「暗部」も見つめて−−ゆがみの原因、追究を 「2ちゃんねる」には僕のスレッドもある。今はもう見ないが、昔見て、いい気はしなかった。好意的な意見もある半面、誹謗(ひぼう)中傷もあるし、何より嘘(うそ)が多かった。 僕に対しては、明らかに誹謗する意図で「ゲイ」だとか「在日朝鮮人」だとか書かれたことがある。事実として、それは間違っているが、そういう人たちに対するステレオタイプな差別的意識が僕は嫌いだし、若い子が、それをネット上で変に受け継いで、増幅させているのは問題だと思う。知らない人同士が分かり合うのは難しいが、人の悪口では簡単に結びついてしまう。そういう心理の構造だ。 人間には下世話な所もあ
まいまいクラブ句会、京都吟行での句。 加茂川を行く我々のそばを、何度か舞ってから、飛び立っていった白鷺。その優雅さが、涼しさをくれた。 事務局からのお知らせ ■ケータイ写真俳句の投稿について いつもケータイ写真俳句にご投稿いただき、ありがとうございます。ケータイ写真俳句は今年で3年目を数え、当初に比べると投稿数もずいぶん増えて参りました。そこで8月29日正午受付分より、以下のように投稿の規程を設けます。 1.一週間の投稿数は一人一句とします。厳選の一句をお送りください。 2.一度ご投稿いただいた句は、その後、いかなる場合も変更できません。ご投稿いただくまえに必ず推敲、確認をお願いします。 3.ご投稿いただく句は、自作、未投稿、未発表のものに限ります。 ケータイ写真俳句はこれまで、多数のご投稿に支えられて参りました。今後は会員のみなさまの厳選の句によって発展して参りたいと思いま
ネット君臨:第1部・失われていくもの/2(その2止) <1面から続く> ◇児童ポルノ、膨大なダウンロード ◇「抜け道いくらでも」 コミック作家のHN「D」(38)は昨年7月、児童ポルノを第三者に提供した罪で懲役1年4月、執行猶予3年の判決を受けた。「狩り」にはかかわっていない。年末、毎日新聞の取材に応じた。 ――ネットで交流していた愛好者は。 ◆画像のやりとりをしていたのは50人くらい。 ――仲間は増えたか。 ◆10年前に比べ、ネットワークはかなり広く、強くなっている。ひとえにネットのおかげ、というかネットのせいだ。昔は一人で悩んでいた。 ――「狩り」を知って注意しなかったのか。 ◆やめた方がいいと思うが私に言う資格はない。本心は見たいから。自分の欲望に負けている。 ――仲間が「狩り」をした責任は感じるか。 ◆正直、ない。撮影する側も見る側もエスカレートしたものを求め
ネット君臨:第1部・失われていくもの/2(その1) ◇認められたくて「狩り」 1枚のDVDがある。空き地で遊ぶ2人の少女。1人(当時8歳)が暗がりに誘い込まれる。服を脱がされそうになり、顔をゆがめて「嫌だ嫌だ」と泣き叫んでいる。とても正視できない。 04年10月。インターネット上のハンドルネーム(HN)「なるえ」は、これを撮るため休日を利用して仲間と千葉県に車を走らせた。JR東海の元運転士(33)。停車位置が10センチずれるのも許せない。無遅刻無欠勤。職場の同僚は「まじめできちょうめん」と口をそろえる。 愛知県豊橋市の自宅から遠く、純朴な子どもがいそうな田舎に目を付ける。黄色い帽子をかぶった下校途中の約20人に「かわいいね」と声をかけた。小学4年以上は警戒されるから狙っていない。 埼玉、宮城県警は昨年から大規模な児童ポルノ事件の摘発を進めている。逮捕者は、実行グループのなるえを
ネット君臨:第1部・失われていくもの/1(その1) ◇「また死ぬ死ぬ詐欺ですかw」「NHKキタ―――(゜∀゜)―――!!!!」…2ちゃんねる上、匿名攻撃 ◇両親「裸で歩くよう」 臓器提供者はまだ見つからない。4歳のクリスマスは、米カリフォルニア州の大学病院に近いアパートで迎えた。ネコのぬいぐるみをプレゼントされ「ネコちゃんが来たよ」とはしゃいだ。 難病の拘束型心筋症と診断された東京都三鷹市の上田さくらちゃんが助かるには、海外で心臓移植を受けるしかない。1億円を超える手術費用は募金に支えられている。 新聞各紙に「さくらちゃんを救う会」の募金活動の記事が掲載された昨年9月22日朝。インターネット掲示板「2ちゃんねる(2ch)」に家族を中傷する匿名の書き込みが始まる。「また死ぬ死ぬ詐欺ですかw」。「w」は笑いの意味だ。移植の募金はこれまでも「会計が不透明」と批判されてきた。 NHK勤務
ネット社会取材班です。連載「ネット君臨」の初回記事に様々なご意見を頂き、本当にありがとうございます。 fujiさんからは「既存のメディアが必死になって新しいメディアを頭ごなしに批判している」との声を頂きました。ほかの方からもネットの負の部分を強調しすぎではないかとのご意見がありました。 ネットの出現で、これからはテレビや新聞など既存のメディアが一方的に情報を発信する時代ではなくなりました。より多様で自由な意見や情報のやり取りができる、何よりもネットを使うすべての人がそれに参加できることは、紛れもない「進歩」です。従来のメディアよりも強い影響力を持つときが、いずれ来るかもしれません。一方で、「誰もが使う」ネットだからこそ、「負」の部分に注意を払う意味があるのではないかというのが第一部のスタンスです。 ネットはこれまでの「常識」も変えるかもしれません。当事者を探し、人に会い、記事を書く。基本的
ネット社会取材班です。「ネット君臨第3部〜近未来の風景〜」に読者やネットユーザーからいただいたご意見・ご感想をまとめた「反響特集」が26日付け朝刊紙面に掲載されます。読者からの手紙やメールのほか、ブログに書き込んでいただいた意見の一部や取材班の記者が講師となって行った上智大学新聞学科の講義の様子も紹介していますので、ご覧下さい。 ネット君臨:私の提言/5止 ◇危険性拡大認識を−−共存のため議論が必要 「海外のサイトから裸の画像が流れてくる。肌の露出を慎むわが国の文化を壊しかねない」。95年、アジアのインターネット網を作るためにマレーシアを訪れた際、マハティール首相(当時)に言われた。ポルノ画像をブロックするフィルタリング技術を担当者に紹介した。ネットは文化を一変させてしまう面がある。首相は東南アジアで最も熱心にIT(情報技術)立国を推進していたが、ネットの怖さも早くから理解していた。
ネット社会取材班です。連載企画「ネット君臨 第1部失われていくもの」が元日紙面からスタートしました。初回はインターネットでの匿名による情報発信の問題を取り上げています。ご意見や情報をお待ちしています。 逆にネットによって広がった人間性みたいなニュースも取り上げて購読者に問題を提起するような紙面づくりをすれば前衛的だと思います 1・1と同じサイトから逆に人を救うような事項も多々あります。バーチャルな世界も実は扱う人の人間性がにじみ出てネットはそのパルスを拡張する装置みたいなモノであることを毎日新聞の力で立証してみてください Comment by のりたま — 2007年1月1日(月曜日) @ 02時49分50秒 記事を読んで胸が痛くなった。病の子には何の罪もないのに、子の元気な姿を願う親の思いは本物なのに、「ネット社会」と言う闇がそれを阻害しているように思える。 確かに「団体職員」と名乗っ
◇共生目指す先住民族政策を――まず貧窮の苦悩を聞け 明治以降、迫害と差別を受けてきたアイヌ民族に対する国の政策が転換期を迎えている。政府は6月、アイヌを「先住民族と認識する」との官房長官談話を発表。7月には「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長、佐藤幸治・京都大名誉教授)を設け、97年制定のアイヌ文化振興法(アイヌ新法)以来となるアイヌ政策の本格的な見直しに着手した。昨年9月には国連で「先住民族の権利宣言」が採択されたばかり。国際的に日本の歴史認識や人権感覚が問われる中、国はアイヌ民族の声に真摯(しんし)に向き合い、世界に誇れる先住民族政策を取ってほしい。 私が担当する北海道南部の日高地方には多くのアイヌ民族が暮らしている。北海道庁の06年調査では道内に2万3782人おり、その約3割が日高在住だ。彼らと触れ合う中で痛感するのは、差別が今も続いているという厳然たる事実だ。 中
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