衆議院選挙の公約で各党の意見が分かれる同性婚。法律的な結婚ができないために直面する困難とは?同性パートナーのタカシさんと20年以上寄り添ってきたマサノリさんは、2022年、タカシさんがバイク事故で意識不明の重体となった際、病院で「家族ではない」として、容体を教えてもらうこともできなかったといいます。 誰よりも知るパートナーを支えるため、マサノリさんが選んだのは──。自身もゲイを公表して働く報道局ジェンダー班の白川大介プロデューサーが話をききました。 ──タカシさんとはどういうご関係ですか。 今年で25年目。割と長い、落ち着いたパートナーといった感じです。事故の前は、一緒に週末出かけたり、旅行に行ったりということが多かったです。私が消極的な性格の一方、タカシさんはとても積極的で自己肯定感も高い人でした。落ち込んだ時とかに助けてくれるので、信頼できる相手として、いつも一緒にいました。 ──20