衆院選を受けた第215特別国会が11日、召集され、衆参両院の本会議で首相指名選挙が行われ、自民党総裁の石破茂首相が第103代首相に選出された。 【写真あり】一部週刊誌による不倫報道を受けて謝罪する国民民主党の玉木雄一郎代表 自公与党が過半数割れしたため、衆院本会議での首相指名選挙は、過半数を取る候補がおらず、石破氏と立憲民主党の野田佳彦代表による決選投票となった。 決選投票では、石破氏が221票、野田氏が160票。無効票は84票に上り、石破氏は決選投票でも過半数を取れなかった。自公が過半数を占める参院本会議では、石破氏が142票で過半数(125)を獲得しており、同氏が首相に指名された。 開票作業を待つ石破氏は、体を揺すったり、机を平手でたたくなど、落ち着かない様子。選出が決まると、拍手の中で立ち上がり、表情を崩さないまま3方面へ頭を下げた。敗れた野田氏も表情を変えず、ゆっくりと拍手した。