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2011年09月01日 作家を潰す『特典』商法 (1) カテゴリ：明日のための一年戦争 最近のラノベ原作アニメのDVDやBlu-rayの特典には、原作者による外伝などの冊子が入ることが多くなっています。 これが恒常化したのは、おそらく『とある魔術の禁書目録』シリーズ。外伝の『とある科学の超電磁砲』なども含め、初回版に入っている原稿の総量を合わせるとどうやら文庫本2冊ぶんぐらいになる模様。しかしながら、これは『速筆という異能』を持つ鎌池和馬という原作者だから出来ることで、他の作家がそうそう真似できるものではありません。 が。 いま、この『特典商法』が作家を潰そうとしています。 ごく最近でしたら、『IS《インフィニット・ストラトス》』の作者である弓弦イズルさんが、OVAの特典小説を落としました。他、ここ最近アニメ化された作家さんの連載が止まり続きを待たされているファンも多いと思います。 しかし

2011年02月11日 すんげー地雷 (2) カテゴリ：健全な青少年少女の育成を阻害する記事 およそ世の中において『現実』や『事実』に勝る珍事はなかなか無いのですが、先日すごい地雷というか爆弾を掘り当ててしまいました。その後その『爆弾』が爆発したと聞き、いろいろとぼかしながら事の顛末をちょっと書いておきたいと思います。 さて『学校裏サイト』なんて単語は、もう当たり前になっていまさらな感じですが、親御さんが自分の子供の通っている学校の裏サイトを見つけられるかどうかというと、まあたいていは無理です。理由はさまざまで、まあ子供もそう簡単に見つかるようにはしていないわけです。 が、私と同世代の既婚者は、まあたいてい学生の子供を持っているものです。んで、PC関連に適度に強い自分に、こんな依頼をしてきた友人がおりました。 「娘がいじめをうけている。実態を把握するために『娘の携帯をハッキング』してほしい

2010年10月28日 いじめっ子の現実 (9) カテゴリ：健全な青少年少女の育成を阻害する記事 私はとある理由で、同窓会にはまだ生涯で１度しか出席したことがありません。特に先日、私が過去に遭遇した教育現場の生臭い話をした中学時代の同窓会には、一生出席しないと思います。 最大の理由は、いじめを行ったほうも私を脅迫した教師も、『そんなこと無かったかのように』にこにこ笑っているのが我慢ならないから。 担任は確信犯ですが、いじめっ子のほうは中学だけでも約二年半ぐらい、私や私以外の人間をいじめ続けました。 その場でいじめっ子の彼にさりげなく「いやあ、お前にはいじめられたからなぁ」と話を振って帰ってきた台詞がこれ。 「えっ？　そんなことあったっけ？」 「いやあ、あん時は若かったよなぁ」 すべて「若気の至り」で完結していました。いじめられた方は恐怖と怒りと怨念の記憶とともに人生を歩むことになりますが、

2010年10月13日 臭いデブオタを殲滅する (1) カテゴリ：ブログ 私はデブオタです。 いきなり何をと思われるかもしれませんが、体重た体型を見ればデブは明らかで、オタクであることはこのブログをご覧になっている方々はもう承知の上でしょう。 ただ、最近私を表現する定冠詞から、『臭い』という単語は減ったようです。油断は出来ませんが。 体臭に問題を抱えている人は多いと思います。これはオタクに限らずという話で、人生も半分終わった自分としては、もしかしたら加齢臭とかも気にしなければならないのかもしれません。加齢臭がいつ出るものなのかは分かりませんが。 ただ共同生活をするとき体臭はトラブルの元になり、強い睡眠障害を抱えている私はメンテナンスと称して入院することもしばしば。ただし睡眠障害の担当は精神科なので、まあ開放病棟ではありますが精神科の病室に入院することになります。 ところで言うまでもないこと

2009年10月26日 エロゲ業界が今後存続するには (2) カテゴリ：健全な青少年少女の育成を阻害する記事 エロゲに限らず、ゲームの違法コピーはかなり深刻な状況です。品物は管理されていますが、私が確認したものでは、エロゲで発売日の0時にネットの放流されている場合がありました。実質の発売前です。これが出来るのは、販売店の内部より流通経路で前の位置にいる人間です。 実質発売前の放流であり、入手した人はまたさらにそこから増えて――結果的にねずみ算的に違法コピーが増産してゆきます。 私もエロゲ作っているときは、心ないユーザーの被害を受けていました。数は分かりませんが、少なくともネットに載っている以上誰かがDLして再配布しているはずです。 しかし、違法コピーを無くそう、と言っても実現はしません。違法コピー品を流している人の何割かは、「俺は地雷ゲームを避けるためのデータを提供している正義の使者だ」と

2009年10月12日 自分も相当イタイ人間だと思っていますが (7) カテゴリ：健全な青少年少女の育成を阻害する記事 私はオタクを公言していますので、一般的には割とイタイほうの人間だと思います。 しかし本人はそれなりに誇りを持ってオタクしていますし、オタク産業を商売にしているので『プロのオタク』というさらにイタイ立場にいるのかもしれません。客観視するときっとそうでしょう。 しかし、その辺のボタ山程度の実力しか無いのに、エベレスト級のプライドを誇示する若手を、私のようなオッサンはどう見ればいいのでしょうか。 何があったかというと、「俺様をメイン絵師に起用してゲームを売りやがれ」と言ってきた絵師さんがおりまして。まあ絵を見て塗りを見て仕上げを見てとてもメインは無理という実力の人なのですが、どこかでエロゲ業界のスタッフ不足がシビアだという噂を聞きつけたのか、「売り手市場でキャリアアップにもなっ

2009年08月04日 エロゲ業界の深刻な危機 (2) カテゴリ：健全な青少年少女の育成を阻害する記事 エロゲ制作というのは、一種の風俗産業です。語弊があるのを承知で言えば。 しかし業界にも波や浮き沈みというものがあって、いまのエロゲ業界は冷えて沈んでいる状態です。 本来なら多くのブランドがしのぎを削り合って良作品をどしどし出し、業界を自力で盛り上げてゆかなければならないのですが、業界そのものが冷え込んでいて店舗のブースも縮小傾向。パッケージもののエロゲは、問屋のお荷物扱いを受けつつあります。 しかしとらのあなを始めとするオタク業界自体は、昨年ほどのフィーバーぶりは無いですが今年も盛況です。コミケも低調というわけではなさそうですし。 ここで今回問題にするのは、エロゲ業界で『大手』と言えるブランドです。 80年代から、エロゲ業界は試行錯誤を繰り返しながら業界として成長していったのですが、その