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アメリカ大統領選
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こ、この中に早漏の方はいらっしゃいますか? 突然ですが、質問です。みなさんのまわりに、早漏の方はいますか?いかがでしょうか?おそらく「しらねぇよ!」というのが答えだと思いますが、実は日本人の男性の半分が早漏だというデータもあるくらいの話です。 早漏なんて普段話題にのぼることはありません。下ネタをコミュニケーションの主とする男性同士でもなかなかあがることはないかもしれません。まして、カップルであれば、なかなか言い出すづらいのが現状でしょう。 僕が、自分が早漏だと自覚したのは20歳のときです。あれは新宿の夜の出来事でした。その夜、酔っ払って街をうろついていた僕は、20歳くらいのアメリカ人をナンパしました。ノリと勢いでナンパを成功させた僕は、軽く飲んでいい感じだったので、カラオケに行きました。 さて、アメリカ人とカラオケルームに二人っきりです。数曲歌った後、向こうの文化なのか、私の膝の上に顔をこ
今年の初夏に、私たち夫婦は離婚しました。これまで、どうにか2人でうつ病を乗り越えたいと思っていたけれど、結局それは叶いませんでした。 私たちが離婚に至った理由の一つ。それは「共依存」の状態に陥ってしまったこと。いい夫婦関係を保てなくなってしまったことが大きな要因でした。 「共依存」関係だった私たち 昨年の秋頃から、私は日常の中に疲れを感じるようになっていました。なんとなく朝起きるのが辛かったり、体調が良くない日が多くなったりということが増えていたんです。 それはちょうど、転職して半年くらいが過ぎた頃のこと。きっと環境が変わった疲れや仕事のストレスが原因だろうと思っていました。 「ちょっと仕事がストレスで」なんて話す私に、私たち夫婦の事情を知っていたある人が言いました。「その関係は、共依存って言うんだよ」と。 言われた瞬間に思ったことは、「そんなはずはない」ということ。だって私はちゃんと自分
こんにちは、長野県在住ライターの宮原です。 プラハンでは「元うつ病ライター」として、主にうつ病に関する記事を数本書いてきましたが、過去ダントツでPV(閲覧)数が多かった代表作はうつ病と全く関係のない、『字幕付きAV』というものを紹介した記事です。そんな僕ですが、どうぞよろしくお願いします。 ニヤニヤ… さて突然ですが、皆さんはいまどちらにお住まいでしょうか?もし僕のような地方在住であれば、他のプラハンの記事を読んで頂くか、そっとタブを閉じて漫画喫茶に行きドリンクバーを飲みながら「HUNTER×HUNTER」とか「中間管理録トネガワ」を読んでお楽しみ頂ければと思います。 今回この記事を読んで頂きたいのは、「東京をはじめとする都心部に住みながら、生きづらさを感じている方」を想定しています。 僕は18歳の高校卒業とともに東京に住み始めまして、長らく「東京サイコー!もう田舎とはオサラバや!」と思っ
生まれてからの31年間、両足が不自由な私は障害者としてベテランの域にさしかかってきた。 「僕、足が不自由なんですよ」 「じゃあ歩くの大変でしょう」 「生まれながらにこの足なんで今さら歩くのがしんどいとは思わないですね」 そう切り返すと、キョトンとされる。「足が不自由なら歩くのは大変」というのはひとつの思い込みであって、ひとつの偏見である。もちろん、足が不自由だから歩くことが大変なひとはたくさんいる。車いすユーザーだと「歩く」ではなく「移動する」という言葉に変換されるかもしれない。でも、私個人はそう思っていない。正確には、もう思っていない。おそらく、足が不自由というマイノリティの中のマイノリティなのだろう。 昨日、たまたま自分自身のことを30名ほどの前でプレゼンする機会があった。「足が不自由な僕が困ることはセックスとファッションですね」と話すと、ほぼ全員の頭に?マークが灯っていた。分からない
「障害は個性のひとつなんです」 そんな言葉を聴衆に訴えかけて、先日の参議院選挙で初当選を果たしたのはSPEEDの今井絵里子氏。彼女の息子が聴覚に障害をもっていることは有名ですが、選挙戦での演説風景で冒頭の言葉を使っていたのは印象的でした。 「いやいや個性なんかじゃないし」 彼女の演説をテレビで見たとき、毎度おなじみの返答が心に湧き起こりました。「障害=個性」という捉え方が生まれたのがいつかは分かりませんが、私が小学生だった20年前くらいには使われていたように思います。当時、障害者や障害に対して今以上に偏見があったはずなので、この捉え方は新しかったのかもしれません。とてもポジティブだったのかもしれません。ただ私にとって「障害は個性ではない」と思い続けて20年であることもまた事実です。 この足を個性と捉えるか否か。 個性とは個人・個体がもつ特有の性質や特徴のことであり、個人で言えばパーソナリテ
2017年3月卒業予定の大卒の内定率がすでに70%を越えたそうです。今年は経団連の倫理憲章では6月1日以降が採用の解禁なので、解禁から1ヶ月で70%を越えていることになります(現実には多くの企業が6月1日以前に採用活動をしており、そもそも経団連の倫理憲章にはなんの拘束力もありません)。 インターンシップは採用とは直結させないというのが建前らしいのですが、実際にはインターンシップを採用の条件にしている会社やインターンシップが採用選考の一部になっている会社もあります。 私はインターンシップというものがいまいち好きになれないのですが、その点については「インターンするくらいなら、マックで4年間バイトしろ」を読んでください。 インターンが好きではない私ですが、仕事柄、「NPOでインターンをしていました or しています」という学生に出会うことが少なくありません。インターンのきっかけは様々で「友達に誘
「鬱はどうすれば良くなるんですか?」 「まずは、鬱を受け入れることだね」 主治医からの一言。あの時はわからなかったけど、今ならわかる気がします。 はじめまして。小山祐介といいます。今年の9月で33歳になる現役鬱患者です。現在も月1回のペースで通院中ですが、症状は安定しています。僕が鬱を発症したのは24歳のとき。鬱歴は今年で9年目です。 大学卒業後、システムエンジニアとして就職。常駐先の上司のパワハラと残業100時間以上の長時間労働が何ヶ月も続いて発症しました。当時は徹夜と休日出勤が当然で、どんなに良くても終電帰りでした。カプセルホテルに3泊4日したこともあります。直属の上司からは「休日出勤しても打刻するな」というメールが飛んできました。休日出勤が一定数超えると労働基準法に触れるからです。 振り返ってみればどう考えても異常だったのですが「仕事は最低3年続けるべし」が頭にありましたし「社会とは
一昨年、「新入社員に告ぐ、こんな時はさっさと会社を辞めなさい」という記事を書いたところ、大きな反響をいただきました。今回は「新入社員に告ぐ」シリーズ(?)の第二弾として「君たちは無価値だ!」ということをお伝えしたいと思います。 4月1日。期待と不安が入り混じりながら社会人のスタートを切ったばかりの新入社員のみなさんはたくさんいると思います。私も新入社員の頃はそうでした。もともと自信過剰気味の私は、あまり口には出さずとも「バリバリ働いて、出世してやるぜ!」という気持ちを抱いていました。 そんな気持ちは入社3ヶ月目、座学中心の研修期間が終わり、部署に仮配属という形で配属されてすぐにぶち壊されます。先輩たちに比べて、あまりに何もできない自分に愕然とするのです。知識、スキル、体力(考え続けられる意味での)、仕事への熱意、何をとっても自分との間にあまりに大きな差がありました。 私を一番苦しめたのは、
「もう無理、死にたい」―こんな言葉を、私は何度も聞いてきました。彼らは本当に死にたいと思っているわけではない。でも死にたいと思うほど苦しいと感じている以上、いつ本当に死を選ぶかも分からない。家族や友人、身近な人がもし「死にたい」と思っていたら、私はどう関わればいいのだろうか。 その答えが知りたくて、今回取材を依頼したのがNPO法人「心に響く文集 編集局」代表・茂幸雄さんです。自殺防止に取り組む同法人の活動拠点は、国定公園ながら自殺の名所としても有名な、福井県・東尋坊。 生きる希望を見失い、今まさに崖下へ身を投げようとする方々に声をかけるため、東尋坊のパトロールを12年間続けてきた茂さんに、身近にいる人の自殺を食い止めるヒントを伺いました。 NPO法人「心に響く文集 編集局」代表・茂幸雄さん どの遺書にも「死にたくない」の文字ー自殺を選んだ人たちの悲痛な本音 茂さんが東尋坊で活動を始めたのは
世の中の経営者はみんな、本音と建前を使い分けながら経営をしているものだと思っていました。株式会社セブンコードの代表である濱野氏に会うまでは。 濱野氏と知り合うきっかけは、ニュースアプリで見つけた「『他社で新人教育を受けて社畜に成長したら入社』自称ブラック企業が『カッコウ採用』をスタート」という記事。私がSNSでシェアしたところ自称ブラック企業の社長である濱野氏が絡んできてくれたのです。 カッコウ採用とは、内定後に別の会社で15ヶ月以上働いたうえでセブンコードに入社するという仕組みです。鳥のカッコウが他の鳥の巣に卵を産んで育ててもらうように、他の会社で社会人としての必要な教育を受けてきてくださいということなのですが、濱野氏は「立派な社蓄に育ってから入社してほしい」と語ります。 私の知り合いでも似た仕組みをアイデアとして考えている人はいました。会社説明会で「うちはブラック企業かもよ」という人も
2016年4月から本格施行される障害者差別解消法。障害の有無によって分け隔てられることなく、互いに人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現することを目的としたこの法律は、障害が理由で理不尽な対応をされた、チャンスを得られなかった、いじめられたなど、様々な差別を経験してきた障害当事者にとっては悲願のもの。法律の施行を前に、障害者支援関連の業界では、講演会が開催されたり、facebookページでカウントダウンが行われたりしています。 この法律の肝は【合理的配慮】をほぼ義務化していること。一人ひとりの障害の種類や程度、ニーズに合わせて、可能な範囲で配慮を行うことを【合理的配慮】(←覚えておいたほうがいい言葉)と言いますが、教育現場や職場などでの合理的配慮の不提供が法律で禁止されます。先日矢辺さんが書いた「えっ!訴えられる!?2016年4月からの「障害者差別禁止指針」「合理的配慮」の注意点」
皆さん、ごきげんよう。矢辺です。なんだかとても久しぶりになってしまいました。 さて、2016年4月より「障害者差別禁止指針」と「合理的配慮」を企業は実施しなくてはいけないことになりました。障害者差別解消法の施行によるものです。今回は、それに伴う障害者側と企業側における注意点を書いてみます。 障害者差別禁止指針では、すべての企業を対象に、募集や採用に関して障害者であることを理由とする差別を禁止することなどを定めています。 具体的には、以下の項目などが当てはまります。 ・障害だけを理由に選考不合格にする ・昇格、昇進を障害を理由にしないこと ・社内教育などを障害者だけ受けさせないこと 合理的配慮指針では、すべての企業を対象に、募集や採用時には障害者が応募しやすいような配慮を、採用後は仕事をしやすいような配慮をすることです。 具体的には、以下のような項目です。 ・聴覚障害の場合、筆談で面接対応を
皆さんは「インクルーシブ教育」という言葉をご存知でしょうか。実は私はつい最近まで知りませんでした。20年前の私は、今この「インクルーシブ教育」で考えるべき対象となり得ていたようです。 障害のある子どもと障害のない子どもが同じ場で共に学ぶ。 文部科学省が映画『レインツリーの国』とタイアップして作った「インクルーシブ教育システム」の啓発サイトには、インクルーシブ教育という専門家でなければあまり聞き馴染みのない言葉をこのように説明しています。ちなみに『レインツリーの国』はおおらかで正直な主人公と聴覚に障害をもつヒロインとのラブストーリーです。 文部科学省 × 映画「レインツリーの国」のコラボレーションサイト(スクリーンショット) 「インクルーシブ教育システム」の啓発が目的。 クラスの中で急に走り始める子ども、読む・書く・計算するというようなスキルの一部が極端に苦手な子ども、知的に遅れが目立つ子ど
「もう30代」と言われることもあれば「まだ30代」と言われることもある、立ち位置があいまいな30代。ニュースでも10代20代の「若者の現状」を伝えられることは多く、40代以上になると「管理職」や「中年」というくくりで様々な実情が報道されていますが、30代の報道はちょっと控えめな気がします。 仕事の現場でも、会社によって管理職になっている人もいれば、肩書きはついているものの管理職にはなっていない人もいる。ある程度の仕事は一人でこなすことを求められ、責任のある仕事を任せられることも増えてくる時期。それが30代だと思います。一見充実しているようにも思える30代ですが、実は心を病んでしまう人も多いのです。 厚生労働省が発表している精神障害の労災認定では、1999年~2010年の累計で30代の労災認定がもっとも多く全体の32.5%となっています。29歳以下が24.6%ですから若手社員よりも30代の方
思春期の悩み…というと、真っ先に思いつくのは恋愛や友人関係などの、人間関係に関することではないでしょうか。仲が良かった友達と、何かのきっかけで疎遠になってしまったり、逆に、突然仲が良くなったり。子供はそういう経験を通じて、社会と関係してなんとか生きていく、ということを学ぶのかもしれません。そして、それは障害のあるひとでも同じことです。 障害のある子供を主な対象としたワークショップを開催するNPO法人Collable代表理事の山田さんは、重度知的障害と自閉症の兄と弟の間で育ちました。今回は、幼いころから障害者との関係をもって生きてきた彼女に、障害のあるひとと、障害のないひと、そして、社会との関係のあり方について伺います。 PROFILE 山田 小百合(やまだ・さゆり) 1988年生まれ。大分県出身。NPO法人Collable 代表理事。重度知的障害を伴う自閉症の兄と弟の間で育つ。東京大学大学
「自分自身の障害が完全に把握できるわけじゃないんですよね。今の自分の言動や行動が、この場において良いのか悪いのかという判断がつきません。だから困っているんです。」 これは、先日、発達障害を抱えた方とお話ししたときに発せられた一言です。たしかに発達障害を含む精神障害を抱えたひとにとって、自身の障害をどこまで認識できているのか、他者に説明できるのかというのは、非常に難しいことです。これは障害の種類や程度によっては、精神障害だけに限らないことでしょう。 「では、あなたの障害への配慮は何が必要なんですか?」 先ほどの一言の後、もしこのように尋ねたとしたら、相手からは何と返ってくるのでしょうか。自分自身の障害を完全に把握できていないのであれば、必要な配慮も完全には把握できていないはず。例えば、リスト化された配慮項目を渡され、今のところはこれですねと教えてもらえれば、いろいろと対応可能だとは思いますが
Plus-handicapを運営するメンバーやライター、サイトを構築するメンバーにはウツ関係の方が何人かいます。ウツ真っ只中の方もいれば、元ウツの方もいますし、ウツやメンタルヘルスをテーマにした活動をしている方もいます。ここ最近の自分の仕事を振り返ると、ウツホルダーと働いている経験は割と多いほうかもしれません。 インターンの宮原さんも元ウツ。 仕事や役割を振るマネジメント側の立場や共に仕事に取り組む同僚の立場から見れば、「ウツ」はなかなか手強いもの。どのように仕事を振ればいいんだろう、きちんと仕事をやり遂げてくれるのか、こちらからの指示や連絡の言葉で心に傷を残さないかといった様々な懸念を生み出します。 また、納期や進捗の確認はこまめに入れたほうがいいですし、クオリティに対するフィードバックには必要以上に気を遣うなど、様々な配慮が必要であるため、めんどくさいなと思う自分を否定することはできま
『緊急メッセージ 明日学校に行きたくないあなたへ』 8月中旬、たまたま私の目に飛びこんできたこちらの記事。発信元は「不登校新聞」というwebサイト。タイトルを見て思わずリンクをクリックし、記事を読み始めた瞬間にその「緊急」の意味を理解しました。 このたび、内閣府の発表により、「18歳以下の子どもの自殺がもっとも多かった日」が明らかになりました。9月1日、多くの学校で新学期が始まる日です。 私は以前に不登校支援の活動をしていたので、「9月1日」が不登校の子によってどのような意味を持つ日なのか実感してきたつもりです。夏休みが終わり、迎える新学期初日。「学校に行きたくない」「でも行かなければいかない」不登校の子達が抱える葛藤が1番大きくなる日かもしれません。「学校に行くか死ぬか」まさに今どちらを選択するか悩んでいる子もいるはずです。 「私たちはあなたに、生きていてほしいと願っています」 今回は、
今からちょうど10日後の9月1日、あなたの職場に耳の不自由な障害者が配属されると連絡が来たら、障害者社員を受け入れる準備が進められるでしょうか?社交不安障害を抱える障害者が配属されるとしたら?強いこだわりをもつアスペルガー症候群の方だった場合は?「大丈夫、OKです」と素直に答えられるほうが少ない気がします。職場に限らず、地域や学校といったコミュニティ単位で考えていくと、比較的同じような場面に直面する可能性はあります。 障害者雇用の観点でいえば、同じ時間、空間に障害者が加わることが分かれば多くのひとが身構えるものです。身構える根本的な原因が不安や心配にあるとすれば、受け入れる準備を進めることで、それはだんだんと緩和されていくはずです。反対に障害者側から見ると、職場側に配慮を求めるのは障害者側の権利として公使できるものですから、受け入れる側に準備を期待することは当然の話です。 多くの場合、障害
小さい頃から高校卒業まで、生活保護の受給家庭で育った博史さん(仮名)。彼には高校生の頃、アルバイトを行ったことが原因で生活保護の不正受給を摘発された過去があります。現在は、正社員として一般企業で働いており、生活保護の受給は終了していますが、受給期間にアルバイトで得た金額の返還(生活保護期間中に無申告等で働いた場合、得た収入の返還が発生する場合がある:生活保護法63条より)を行っています。 生活保護支給件数は増加の一途をたどり、また、不正受給件数も増加しています。生活保護受給家庭で育ち、不正受給を摘発された当事者が感じる生活保護の問題点について聞いてきました。 参考記事: 「生活保護」を受けている世帯数が過去最多に!約半数は高齢者世帯(IRORIO 2015年3月4日) http://irorio.jp/nagasawamaki/20150304/210698/ 生活保護の不正受給、最悪を更
発達障害の1つといわれる「自閉症」。統計調査によると、実に「68人に1人」が自閉症だと言われています。言語発達の遅れ、感覚過敏、特定の物や行動に対する強いこだわり、他者とのコミュニケーションが苦手などの症状が見られる自閉症。実際に、自閉症のお子さんやその親御さんの多くが、日常生活の中で様々な困難を抱えながら生活しています。 「特定非営利法人 ADDS」は、新宿と荻窪に事業所を構え、自閉症児を支援する人の“学びの場”を提供している団体です。今回は共同代表のひとりである熊仁美さんにお話を伺ってきました。 特定非営利活動法人ADDSさんの共同代表の熊仁美さん。 お子さんと親御さんが毎日通われる教室の中で実施した今回の取材では、通所してきたお子さんが「キャー」と楽しそうに入室し、その後を追って、親御さんとADDSのスタッフさんが教室内にある個室の中へと入っていく姿を目の当たりにしました。その様子を
人間の三大欲求のひとつである、性欲。それは障害の有無に関わらず、人それぞれ程度に差はあるものの、時に悶々と、時にムラムラと涌き上がってくるものです。 障害者の精…、いや性欲を解放するための障害者専門デリヘル「はんどめいど倶楽部」を営む山本翔さん。障害者のセクシャリティ全般を解決したいという想いから、デリヘル経営に乗り出している山本さんに、障害者の性にまつわる現場の話を聞いてきました。 はんどめいど倶楽部の店主、山本翔さん もし自分が障害者になったらと考えると、足りないものに気がついた 元々、介護福祉の現場で働いていた山本さん。障害者や高齢者といった方々の日常を支えていく中で、もし自分が障害者になったら、今の自分が楽しんでいる世界を同じように楽しめるのかという疑問にぶつかりました。 「職業柄、中途障害者と接する機会が多く、「もし自分が障害者になったら」ということを考えるようになりました。私は
「障害者として接してほしい」というひと。 「健常者と同じように接してほしい」というひと。 障害者を大きく2つに分けるならば、こんな分け方ができるかもしれません。どちらがいい、悪いというわけではなく、障害当事者本人の志向の問題です。障害が軽いながらも障害者として接してほしいひともいれば、障害が重いながらも健常者と同じように接してほしいひともいます。障害の種類や程度によって明確に整理されるものではなく、障害を負った原因によって整理されるわけでもありません。障害者一人ひとりの意識によって変わるものです。 5月11日のPlus-handicapコラム「今日から僕は「障害者(仮)」として生きる。障害者と健常者の狭間で。」の挿絵より 同じように考えると、障害者の周囲にいる健常者側にも2種類いると言えるのかもしれません。 「障害者を障害者として接する」というひと。 「障害者を健常者と同じように接する」と
不登校の子と初めて関わることになったとき、会社の先輩に「不登校の子と関わる時に気をつけること」として言われたことがこの2つでした。 「勉強」という言葉を使うな。 「学校」という言葉を使うな。 いざ不登校の子と初めて顔を合わせたとき、挨拶の直後に言われたことが「本当は学校に行って勉強したいんです」でした。いきなり「NGワード」両方とも言われました。 私自身、現在はフリーランスでライターをしていますが、今年の3月までは教育事業に関わる会社で働く会社員でした。社会人生活2年間で株式会社3社とNPO1社に勤め、そのうち1年8か月は「不登校支援」に関わる仕事に従事しておりました。勤める先々でいただいた「不登校支援以前にあなたが社会不適合」という言葉が転職回数にも如実に現れており、履歴書の職歴欄はいつも豪華で気まずいことには、そっとしておいてください。 「不登校」という言葉を聞いたとき、皆さんはどんな
「あなたの夢はなんですか?」 「あなたのやりたいことはなんですか?」 「あなたは将来どのような自分になりたいですか?」 記憶を辿れば保育園の時から、小学校・中学校・高校・大学、そして社会人になってからも、この問いは常に私の日常に存在していた気がします。私自身この手の質問が苦手ではなかったので、聞かれる度に「先生だ記者だ翻訳家だママだ」と約半年に1度は変わるブレブレの願望を惜しげもなく語っていました。 違和感を覚えたのは、「小中高生の学習支援」「不登校生に関わる活動」を始めた4年前の大学生時代からです。学校に行っていない子、学力が著しく低い子、家庭状況が複雑な子、手首を切っている子、自分が大嫌いという子。本当にいろんな子がいて、自分が生徒側にいる時は、こんなにいろんな子達がいることということに全く気付きませんでした。 一方の私達「教育者」側。それぞれ違いはあれど、教育に対して熱い想いを持ち、
皆さん、ごきげんよう。矢辺です。 今日は、「特例子会社」について書きます。 なんかいい感じの写真です Wikipediaによると、特例子会社とは、 特例として、会社の事業主が障害者のための特別な配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、その子会社に雇用されている障害者を親会社や企業グループ全体で雇用されているものとして算定できる。このようにして設立、経営されている子会社が、特例子会社である。 ってことですが、わかりにくいと思うので具体例で説明すると、 例えば、親会社、子会社含めて、1000人のグループ企業があったとします。法定雇用率によって障害者を2%雇用しなくてはいけないので、雇用すべき障害者数は20名です。ここで、特例子会社を作って、その特例子会社で20名雇用してしまえば、親会社、その他子会社の障害者雇用が0名でも、各社雇用率達成とします ということなんですね。だから、”特
職場でわかる心のSOSサインというものがあります。これは部下や後輩などといった当事者が気づくものではなく、上司や同僚などのまわりの人が気づくためのサインです。 5月病のように、一時的な感情の浮き沈みや体調不良によって、大半は1か月もすれば通常の状態に戻るものの、2~3か月症状が続いてしまう場合が稀にあります。その症状が発端となり、うつや気分障害、適応障害に移行していきます。「ほっとけば治るでしょ」と侮るなかれ、実は危険なのです。 マネジメントを担う方々には、5月から8月あたりまで、部下の心の状態を特に注意したほうがいいと保健師の観点では感じています。心のSOSとして現れる10個のサインをまずはお伝えします。 ①やたらと異動を希望する 具体的な悩みや異動したい理由は言わず、やたらと部署を変わりたがる要求がみられたときは注意が必要です。 ②仕事にのめり込みすぎている 悩みがあるようにみえるけれ
仕事で新入社員研修の講師をしていると、不思議なもので「こいつは数年後に伸び悩むだろうな」という社員がわかるようになってきます。 そんな社員は得てして入社時の知識やスキルは高く、プレゼンもうまいから不思議なものです。知識もスキルも他の新入社員より優れている新入社員は、意識的か無意識的かに関わらず、どこか周囲を見下してしまうのです。けれども、知識やスキルは、特殊なものを除くと、入社半年もすれば他の新入社員も同じものを身につけられます。結果として、その頃には、入社時に持っていたアドバンテージなどなくなってしまうのです。これが、入社時に優秀なだと思った社員が伸び悩む理由の一つです。 では、入社時にはたいした知識もスキルもないけれど、伸びる社員はいるのでしょうか。私の感想では、確実に存在します。むしろ、そういう人材の方が多いのではないかと思うくらいです。伸びる社員はできない自分を自覚しています。でき
「死にたい」ーそれは、うつ病になった患者がしばしば発する言葉。口にする方にも口にされる方にも、重たい言葉です。 うつ病になると死にたくなるらしい、そんなことはなんとなく聞いたことがあるかもしれませんが、実際に大事な家族や友人、恋人からそんな言葉を言われたら、大きなショックを受けるでしょう。「私がいるのに、どうして…」と、支えたいと思っている自分の存在を無力に感じてしまうかもしれませんし、支える意欲も奪われてしまうかもしれません。 しかし、そこまで自分を責める必要はありません。前回の記事(「生きたい」と「死にたい」の狭間で揺れる心。)にも書きましたが、その言葉は今の辛い状況を表現するためのものであって、実は心の底では生きたいと願っていることもあると思うからです。 photo by Evan Schoffstall 「死にたい」と言われたらどうすればいいのか? 1.理解を示す 「死にたい」とい
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