新宿駅東南口の階段をおりた先、賑やかな駅前広場の目の前に……時が止まったようなレトロ食堂がある。昭和の雰囲気が漂う赤い屋根によると「長野屋」という名前らしい。 なんとなく初見で入るには少し勇気がいる佇まいではないだろうか。しかしどうしても入ってみたかったので仕事帰りに立ち寄ってみると……そこは華やかな街・新宿のイメージとはかけ離れた “異世界的 大衆食堂” だった。 ・昭和どころか大正生まれ お店に近づいてみると「1915年創業」と手書きの文字を発見。昭和どころか大正生まれ(大正4年)らしい。てことは、来年が創業110周年となる。駅前にこんな老舗食堂があったとは。 メニューも色々あるようだ。「幸福の黄色いカレー」とやらが名物なのだろうか。支払いは現金のみ。昔ながらの大衆食堂では、電子マネーではなく現金で支払いたい。 そんなわけで平日の夜、人々がネオンの輝く方へ流れていく中、タイムマシンに乗