東條希は「見る人」です。 彼女は子供のころから、人ならざるもの、八百万の神々や不思議な存在たちを見てしまっていた。それはあまりに自然なことでした*1。 ラブライブ! School idol diary ~東條希~ 作者: 公野櫻子,室田雄平,音乃夏,清瀬赤目出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2014/01/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る μ's結成においても彼女は各学年のメンバーを幅広く観察し、間接的に、ときに直接に影響を与えてきました。 見る人が力を発揮するのは、人々から距離をもって観察するときです。遠すぎてもいけないけれど、近すぎてもいけない。だから見る人は、動く人、見られる人たちと真に接近してまじわることのできない悲しさ、寂しさもかかえることになる。穂乃果が「スクールアイドルになる」という革新的行動