全米オープンテニスは2週目を迎え、女子は今日から準々決勝に入ります。 …2004年が思い出されます。9日目のナイト・セッションでした。 何があってもポーカー・フェースのセレナがこのときばかりは表情を変えました。 文字通り主審に詰め寄って「What’s going on?」… 「どうしたっていうんですか?」という感じです。 その迫力は“ハリケーン・セレナ”がNYをおそったみたいでした。ハハハ。 無理もありません。場面は、勝負を決めるファイナル・セットの第1ゲームでした。 カプリアティのサーブでジュース。ここでセレナが打ったバックはダウン・ザ・ラインへ。 スタジアムで見ていた誰もが、「ナイス・ショット」と思うようなエースでした。…いや、 そのはずでした。実況していた私も「イン」と思って 次のポイントへ向けてのコメントを しようとしたとき、雰囲気がどこか変でした。 スコア・ボードにカプリアティの