旅客機の化粧室は通常、客室と同じフロアに設けられていることが一般的です。そのようななか、あえて「階下」に化粧室を設けた珍しい旅客機が存在します。客室の下にトイレを設けると何がメリットなのでしょうか。 「ファーストあり」ゆえに重宝? 旅客機の化粧室は通常、客室と同じフロアに設けられていることが一般的です。そのようななか、あえて客室の下層に化粧室を設けた珍しい旅客機が存在します。ドイツ・ルフトハンザ航空のエアバスA340-600です。 ルフトハンザ航空のエアバスA340-600(画像:ルフトハンザ航空)。 A340-600は、エアバスの旅客機のなかで最も胴体が長いモデルで、全長は約75.3m。ルフトハンザ仕様機では、8席のファーストクラス、44席もしくは56席のビジネスクラス、28席もしくは32席のプレミアムエコノミー、189席もしくは213席のエコノミークラスをもつ4クラス構成の国際線機材で