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情報処理技術者試験申込者数の大幅増加 昨日,平成29年春期の情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士の申込者数が,「プレス発表 平成29年度春期情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験および情報処理技術者試験の応募者数について」で発表されました。 なぜか,全体的に,受験者が増加しています。 そして,特筆すべきことは,今まで受験者数が減少の一途を辿っていたデータベーススペシャリスト試験の,前年同期比126.7%の大幅増加です。 長年情報処理技術者試験を指導してきて,「徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書 平成29年度」などを執筆している私としても,結構珍しい,不思議な現象なので,その原因を考察してみます。 【推測原因1】逃げ恥効果? 「データベーススペシャリスト試験」で最近話題になったことといえば,『逃げるは恥だが役に立つ』のドラマで出てきた,主人公の一人である津崎さんの所有資格
今日は立春,暦の上ではもう春ですね。 こちら熊野では道路も凍結気味で,今はまだ寒いですが,今日からは少しずつ,暖かくなってくることに期待します。 2017年情報セキュリティ10大脅威の順位発表 2017年になって,IPA情報セキュリティセンターより,「情報セキュリティ10大脅威 2017」の順位も発表されました。 新たに,IoT機器に関する脅威も10大脅威に入ってきましたし,2017年も,情報セキュリティが重要課題になってくることは間違いありません。 情報処理安全確保支援士について ただ,今年からスタートする新国家資格「情報処理安全確保支援士」については,あまり盛り上がってはいないようですね。 私自身は,「情報処理安全確保支援士になるための手順」でも書いたように,登録手続きは済ませましたので,4月からは情報処理安全確保支援士を名乗れる予定です。 個人的には,情報処理安全確保支援士試験対策や
平成29年4月1より登録開始される『情報処理安全確保支援士』は,ただいま登録受付中です。 初回登録申請は,平成29年1月31日(火)(消印有効)までですので,すでに登録資格をお持ちで,最初の情報処理安全確保支援士になりたい方は,早めにご準備ください。 というのも,情報処理安全確保士の登録には,かなりの時間と手間がかかります。 私も今回,初回登録申請を行い,先日「登録申請書類の受付通知」が届いたのですが,書類を揃えるのに2週間ぐらいかかりました。 都会に住んでいて,平日昼間に時間がある方だともっと簡単だとは思いますが,申請を行うつもりなら,早めの準備は大切です。 ここでは,情報処理安全確保支援士になるために必要なことをまとめておきますので,参考にしてください。 公式の登録手続きは,こちらに記述されています。 登録に必要な書類(取得に手間がかかるもの順) 1.試験合格証書のコピー 2.登記され
私の父は電気工事士でした。 電気工事会社を経営していたのですが,仕事だけでは飽き足らず,家に独自でコンセントをつけたり,オール電化住宅にしたりと,いろいろ自宅を改造していました。 自分の部屋に2口コンセントが4つもあるのは,結構便利で良かったです。 父は49歳の時に亡くなったのですが,いつもケーブルの膜をきれな手さばきではがしていた姿が思い出されます。 ということで,特に父の遺志を継ぐ,というわけではありませんが,先ほど,第二種電気工事士試験の受験申込みを行いました。 主な目的は,オフグリッド生活をするためです。 『わがや電力』を読んで,自分で発電をしてみたい,と思ったのがきっかけでした。 まずは免許のいらない12Vで試してみます。 こちらは日差しが強いですし,自分の家で太陽光パネルで発電して,ある程度の電気は自分で用意できるようにしたいと考えています。 ちなみに,『わがや電力』の本は,普
ここ数年,データベーススペシャリスト試験が静かに変わっています。 10年経っても変わらない試験,といわれていたデータベーススペシャリスト試験に,大きな変化が起こっているのです。 気がつかないうちに,川の流れのように,少しずつ試験の内容が変わってきています。 以前は,定番の内容さえクリアすれば受かる試験だった 7年ぐらい前に,「データベーススペシャリスト,変わらないのが素晴らしい」という記事で書いた通り,5年ぐらい前までのデータベーススペシャリスト試験は,定番の内容さえクリアすれば確実に受かる試験でした。 以前のデータベーススペシャリスト試験は,「データベース基礎理論」を重視していて,数学を元に考え出された関係データベース理論に基づいた,理論重視の内容でした。 具体的には,正規化を完全に理解してE-R図さえ書ければ,午後試験は合格できました。 もちろん,「正規化を理解する」「E-R図を書ける
先日,秋葉原を歩いていたら,連絡通路の壁に劇場版『攻殻機動隊』のポスターが貼ってありました。 「サイバー犯罪を撲滅せよ。」 今,内閣サイバーセキュリティセンターをはじめとした,国が目指している方向性と一緒ですね。 情報セキュリティ分野は,国の重点政策で盛り込まれていますし,人材不足が叫ばれていますので,今後間違いなく需要がある分野です。 情報セキュリティを専門に仕事をしていれば,この先10年ぐらいは仕事はあるかと思われます。 ということで,今日は情報セキュリティを始めとした,これから伸びるIT関連の仕事について取り上げていきます。 IT関連の技術者になりたいという方,就職や転職を考えている人の参考になれば幸いです。 情報セキュリティ技術者 今需要があって,少なくとも2020年ぐらいまでは人材不足と言われているため,就職には困らなそうな仕事の筆頭は,情報セキュリティ技術者です。 もちろん,情
こちら熊野でも,子供達はだいたいみんな,スマートフォン(スマホ)を使っています。 昨日,熊野本宮大社の裏の集落の近くで,高校生ぐらいの女の子が,道を歩きながら夢中でスマホを使いながら歩いているのを見かけました。 多分,動きから推測すると,パズドラか何かのゲームをやっている感じでした。 電車がなくて車通りが少ないところではありますが,やっぱり歩きスマホは危険です。 といっても,やっぱりスマホは便利ですね。 冒頭の写真は,近所の熊野古道(小雲取越)の途中にある見晴台(百間ぐら)に登ったけんけんが,iPhoneを使って撮ったものです。 こんな山奥でもだいたい電波は届きますし,スマホ1台あれば,かなりいろいろなことができます。 今日は,IT関連の技術者ではなく,一般の利用者向けに,これからの時代に使えるITの考え方についてお伝えします。 具体的なスキルというよりは,これから何かを学んでいくときの指
情報処理技術者試験の合格には国語力が必要です。 ・・・こう言うとなぜか,「国語力さえあれば受かる」と誤解する人が多いのですが,それがまさに国語力がない証拠です。 (Aが必要)と(A以外いらない)はイコールではありません。 このあたりを誤解しないように,「問題文を正確に(曲解せずに)読む」ことが,国語力の基本となります。 国語力が必要な実例 先月,山のように情報処理技術者試験午後の模擬試験を採点したのですが,改めて,国語力という意味で問題があるなぁ,と感じる答案と数多く出会いました。 具体的には, 問題文の条件を読み取れていない 問題文で聞かれていることと別のことを答える(理由を聞かれているのに解決策など) 自分で勝手に条件を付け加える(自分の会社の事例を答える) などが特に多いです。 面白いのが,企業によって,誤答のパターンに共通点があることです。 企業研修などの模擬試験を採点していると,
私の最近のマイブームは,「財務・会計」です。 中小企業診断士の勉強の一環でやっていたのですが,これが理解できたときにピタッとはまった感じがあって,とっても面白いのです。財務諸表とか,経営分析とか,情報処理技術者試験の勉強で覚えているときには難しく感じていたのですが,理論や意味を理解すると,すっと頭に入ってきて楽しいです。 ROE(Return On Equity:自己資本利益率)って,株を買うときに,それ買ったらどれだけ儲かるか,ってのを判断する指標なんだな,ということも,少しずつ腑に落ちてきたりしてます。 で,この辺が理解できてくると,情報処理技術者試験の問題は,とても簡単に感じてきます。 応用情報技術者試験や高度区分のストラテジ系の問題なんかは,ここまでやると,すごく簡単です。応用情報技術者試験の午後だと,キャッシュフロー計算書の分析が出てきましたが,ちゃんとファイナンス(会計)の勉強
ITProのニュース『サイバー法改正案が閣議決定、「情報処理安全確保支援士」新設へ』でも発表されていますが,政府は2016年(平成28年)2月2日に,「サイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定し,国会に提出しました。 この法案は,「サイバーセキュリティ基本法」を改正する内容で,中に,サイバーセキュリティに関する助言を行う国家資格「情報処理安全確保支援士」を新設することが含まれています。 この「情報処理安全確保支援士(略称:情確士)」は,新たにできる情報セキュリティ関連の資格制度となります。 今までの情報処理技術者試験とは別の制度ではありますが,関係ないわけではありません。 情報処理安全確保支援士の位置付け 情報処理安全確保支援士は,情報セキュリティ人材の育成・確保のために経済産業省によって考えられた登録制度です。 2015年(平成27年)1
試験から約1か月,皆様いかがお過ごしでしょうか。 私は昨日,久しぶりにマラソン大会に出て,10kmの部でしたがなんとか完走できました。 地元の天空ハーフマラソン大会で,その名の通り,こんな感じの風景で,すごく気持ちよく走れました。 走ってみて改めて,目標があるっていいな,って感じました。 ただ走るというだけだと,あんまりやる気はでないのですが,10km先に明確なゴールがあると,そこを目指して進めます。 健康のため走るということを目的としていて,マラソン大会みたいな目標があると,励みになるし,続けられます。 試験も,合格というゴールに向けて,勉強をする手段です。 ITの勉強は,ただ漠然とやっていると,勉強する内容が偏りがちになります。 情報処理技術者試験は,広い分野をまんべんなく学習するのに向いた,いい試験です。 というところで本日,基本情報技術者試験の合格発表がありました。 統計情報を見る
本日,「プレス発表 平成27年度春期情報処理技術者試験(基本情報技術者試験)の合格発表について」にもありますとおり,春の基本情報技術者試験の合格発表が行われました。 全体の合格率は26.0%,統計情報によると,新制度累計での基本情報技術者試験の平均合格率は24.4%ですので,例年より少し高い合格率ですね。 合格された方は,おめでとうございます。 せっかくなので,基本だけで満足せず,そのまま応用情報技術者試験を受験するのは,とてもおすすめです。 受かったばかりで,覚えたことも忘れないうちに再度受験すると,今までの勉強が活かせますし,なにより連続で受けた時の合格率はとても高いです。 残念ながら今回は不合格だった方は,単に受かった落ちたというだけではなく,分野別の成績などから,その原因を振り返ってみると,次に活かせます。 午前はテクノロジ系,マネジメント系,ストラテジ系それぞれに点数が出ますので
先日、「『スッキリわかるJava入門 第2版』『スッキリわかるJava入門 実践編 第2版』出版記念セミナー」に参加してきました。 いろいろ面白い話も聞けて、とても有意義な時間を過ごせました。 セミナーを聴いて改めて感じたのは,「Javaでつまづきやすいポイント」と「基本情報技術者試験の午後Java問題で出てくるポイント」は,ほとんど同じだということです。 具体的に言うと,抽象クラスやthis,super,多態性などは,Javaをマスターする上で理解する必要がある大事な点ですが,これはまさしく,Java問題の定番です。 試験は,言語をマスターする上で乗り越える必要がある壁を知った上で,問題が作られています。 そのため,基本情報技術者試験のプログラミング言語の問題は,経験があって使いこなせている言語だと,勉強しなくても楽に解けます。 難しいと感じるのは,必要な考え方をマスターしていないからで
気が付けばもう,大晦日ですね。 最近はコミケに行ったり,仕事をしたりとそれなりに精力的に過ごしていたのですが,今年はかなり,やる気のない1年でした。 ということで,あまり何もしていなかった気がするのですが,その中でも本だけは,山のように読んでいました。 あんまり気力が湧かない時って,好きな事しかできなくなったりしますが,改めて自分は,本を読むのが好きだったんだなぁ,と感じています。 多分,200冊ぐらいは買ってますし,図書館その他で借りて読んだ本を含めると,かなりいろいろ読んでます。 せっかくなので,そんな中で,「読んで良かったなぁ」と感じた本を,挙げてみたいと思います。 今年は,あんまり意識が高くなかったので,「読んで役に立つ」とか「今後に活かせる」というのは考えずに読んでいたのですが,その方が面白い本に,いろいろ出会えた気がします。 ということで,年末最後に,読んで良かった本ベスト10
試験に落ちたとき・・・ 病気になったとき・・・ 仕事がイヤになったとき・・・ 人間関係がうまくいかなくなったとき・・・ そして,特に何もないけど落ち込んだ時・・・ 人生,山あり谷ありなので,どんな人でもうまくいかずに落ち込む時期はあります。 そんなとき,「困難に負けずに頑張るぞ!」という感じで対抗し続けていると,どんどん疲れがたまって,より大変な事態になりがちです。 うまくいかないときには,ちょっとぐらい引きこもって,じっくり休んでもいいんです。 ちょっとぐらい不義理しても,人に会わず,家に引きこもっていたり,田舎に脱出したり。 特に,都会の雑踏は消耗しがちですので,少し離れてみることも大切なように感じています。 私の尊敬する人に,引きこもり名人の勝山実さんという方がいます。 私と同じ年なのですが,「引きこもりも極めればここまで達観できるのか」と感じられる,面白い方です。 「安心ひきこもり
昔,私が最初にネットワークスペシャリストを受験した頃(15年ぐらい前)には,「自宅でサーバを立ち上げてみる」というのが勉強会の仲間内で流行していました。 これは,ネットワークの勉強法として,これ以上ないくらい有効です。 私も,家の古いパソコンにFreeBSDを入れて,Webサーバを立ち上げて個人ページを作っていました。 いろいろ苦労もしましたが,とても勉強になりましたし,いい経験にもなったと感じています。 ただ,これを実際にやってみるのは,結構敷居が高かったりします。 古いパソコンを使ったり,自作したりして安く仕上げたりしてもある程度お金がかかりますし,1からOSをインストールしてサービスを立ち上げるのは,かなり大変です。 サーバによって動作も違いますし,不具合もよく起こります。 また,サーバとして公開するためには,固定のIPアドレスと,それが割り当てられる回線が必要なので,これが結構お金
書泉ブックタワーで,とてもよさげな本を見つけたので,買ってきて読んでみました。 「入門 コンピュータ科学 ITを支える技術と理論の基礎知識」という本で,アメリカのハーバード大学やUCBなどの多くの大学で採用されている教科書の翻訳書です。 内容的には,情報処理技術者試験の範囲で言うとテクノロジ系の全分野をカバーしている基本書です。 アルゴリズムやOS,データベースやネットワーク,セキュリティ,ソフトウェア工学など,広くいろいろな分野について,考え方を中心に解説しています。 この本は今年(2014年)2月に発行された本で,内容が類書に比べて比較的新しいのも特徴です。 チューリングマシンなどの基本に加えて,人工知能やコンピュータグラフィックスなどの新しめの分野についてもいろいろ触れられていますので,中級者以上の方でも,いろいろ学ぶことはあると思います。 大型本で600ページ以上あり,なおかつ文字
本日6月20日(金)正午に,平成26年度春期試験の合格発表が行われました。 今日は携帯やiPhoneなどで3重化して臨んでいたのですが,あっさりつながりました。 今までと比べ,かなりスムーズに,合格発表が確認できました。 とりあえず,私自身はプロジェクトマネージャ試験,無事合格です。 午前1は免除,午前2は96点,午後1は86点,午後2は評価ランクAでした。 午後2は,実務で経験した,「プロジェクトメンバが妊娠して産休に入ることになった」ネタでした。 かなり人間的な内容でしたが,プロマネはやっぱりその方がいいですね。 機会があれば再現してみたいと思います。 これで,新試験区分になってからの12区分,改めてコンプリートしました。 2周取り尽くしたので,今後はゆるりと,他のこともやっていこうかと考えています。 つながらない方のために,念のため直リンクを貼っておきます。 成績照会 応用情報技術者
春の試験もまだなのですが,本屋には続々と,秋の試験向けの本が出揃っていますね。 ということで,秋試験向けの第1弾として「ITストラテジスト」向けの参考書や書籍について,まとめていきたいと思います。 まず,去年までと一番変わった点としては,「情報処理教科書 ITストラテジスト 2014年版」の著者が変わり,内容ががらりと一新されたことにあります。 この本は,今まで「ITストラテジスト午後2 最速の論文対策」などの本を書かれていた広田先生が書かれた著書になります。 この本は,系統としては同じ情報処理技術者教科書シリーズのプロジェクトマネージャ本と同じ,「見事なテクニック本」に該当すると考えています。 ITストラテジストで身につける内容というよりは,「午後問題の考え方,記述の仕方」がいっぱい詰まった本です。 設問に向き合うべき視点がいろいろ書かれていて,午後1,午後2を解答する上ではとても役立つ
午前1問題の解説動画をYouTubeにアップロードして公開しています。 午前の動画は、午後問題解説のサンプルとして公開しています。ご自由にご利用ください。 講義:瀬戸美月(<a href="/profile/" target="_blank">プロフィール</a>)
今日のニュースで,「サイバー防衛に最新知識 政府検討 国家資格、期限を設定」という記事が発表されました。 この記事によると,情報セキュリティスペシャリストの試験制度が今後見直されるそうで,現状では無期限の資格に有効期限を設けるそうです。 さらに,研修を受けることによる更新制の導入も検討されているそうです。 平成28年までの実現を目指す,とのことなので,2年後ぐらいですね。 私は,これはとてもいいことだな,って感じています。 記事にも,「サイバー攻撃は10年前の知識では対応できない」という話がありますが,情報セキュリティの分野は,10年前と現在では全然別物です。 先日,「分野別徹底学習 情報セキュリティ」のセミナーでもお話しましたが,セキュリティ攻撃の傾向は,昔と今では全然変わってきています。 昔の攻撃がなくなったわけではありませんが,新しいタイプの攻撃が,どんどん増えてきているのです。 仕
私(美月)は,昨年(平成25年)秋に行われたITサービスマネージャ試験で,無事合格できました。 点数は,午前1 100点,午前2 88点,午後1 90点,午後2 Aです。 午前2で3問もミスしてしまったのが痛かったですが,それ以外は大体予定通りでした。 ですので,今回,私が行った勉強法を紹介したいと思います。 基本的に,この勉強法は実務経験者向けですので,ご自分の状況に合わせて必要なところを役立ててください。 前提条件(私のスペック) 前提として,私はこのITサービスマネージャの実務については,結構いろいろな経験があります。 前職が社員が6人しかいないベンチャー企業で,Webサービスの開発や運用にひととおり関わっていたので,自分でサーバを立てて管理する,ということはいっぱいやっていました。 また,独立してからも,いろんな会社でITの開発や運用に関してはコンサルティングしたり,実際に運用に関
今日,アイテック直販から「2014春 徹底解説 情報セキュリティスペシャリスト 本試験問題」(リンクはアイテック直販サイト)が届きました。 直近3期分の問題集としては,これがダントツに,解説のページ数が多いですね。 あと,「3週間完全マスター 情報セキュリティスペシャリスト 午後問題集 2014年版」も入手しました。 「ネットワークのおべんきょしませんか?」のプレゼント企画でいただいたわけではなく,ちゃんと自腹で購入しましたが,これは結構,いい本だと感じています。 以前,「情報セキュリティスペシャリストの参考書と過去問集 2014年バージョン」も書きましたが,その後いろいろ発売されて,これでだいたい,過去問集は出揃った感じですね。 情報セキュリティスペシャリスト関連は自分の本はないですし,特に利害関係もないので,(多分)客観的におすすめの問題集を評価してみます。 情報セキュリティスペシャリ
かなり前に,「基本情報技術者試験のプログラミング言語」という記事を書きました。 最近の表計算は難しくなって,以前ほど大きな差はなくなってきていますが,基本情報技術者試験のプログラミング言語は,選択した言語によって難易度がかなり異なります。 ですので,受かりやすさだけを考えたら,表計算が一番楽だとは感じています。 ただ,受かりやすいものを選んで合格すれば何でもいい,というわけでは実はありません。 別に理想論で,「難しいものを選んだ方が素晴らしい!」ということではなく,実は言語選択については,その後にも実際に影響してくるのです。 情報処理技術者試験の場合,いろんな人が受けることが想定されているので,幅広い選択問題が用意されています。 大体の場合は,選択問題は何を選んでも特に変わらないのですが,プログラミング言語の選択については,結構影響が大きいのです。 就職や転職の面接をした人に話を聞くと,I
先日,「【わく☆すた】今後の方針と予定について」を公開してから,いろいろな方からさまざまなご意見をいただいています。 中には,「試験に受かるためだけの勉強を認めて欲しい」など,私に許可を求めるメールなどや,「若い人は本質が大事だが,年寄りにはテクニックが必要だ」というコメントなど,自身の立場を正当化するコメントなどもありました。 ですので,ここで改めて,私(美月)が試験テクニックを教えるのをやめた経緯と,その理由についてまとめておきます。 昨日,「嫌われる勇気をもつと,対人関係が楽になる」という記事を書きました。 これから書くことは,万人に受け入れられるものではないとは感じますし,一部の方にはすごく嫌われるとは思いますが,あえて出す勇気は持ちたいと考えています。 まず,結論から先にお話ししておきますと,私が試験テクニックを教えるのをやめた理由は,「テクニックを教えることは,IT業界全体や社
人に嫌われないように,他人の期待に応えようとして生きていると,段々自分がつらくなってきます。 他の人が自分を嫌うのはその「嫌う人」の問題で,自分でコントロールできるものではないのです。 嫌われる勇気を持って,自分が広い視野で考えてベストだと思うことを今行っていくと,対人関係はシンプルで楽になります。 最近,「嫌われる勇気」という本を読みました。 この本は,アドラー心理学をやさしく説明した本で,対人関係の悩みを解決するための具体的な方法がいろいろ書いてあります。 その中で,嫌われる「勇気」をもつということで,人に嫌われることを覚悟することで,自由になれるという話が出てきます。 試しに読んでみたい方は,cakesというサイトにも「嫌われる勇気」として掲載されており,第一部(第一夜)部分は無料で公開されていますので,こちらを見てみるのもいいと思います。 アドラー心理学とは,アルフレッド・アドラー
本日,「データベーススペシャリスト対策+平成23-25年春過去問解説3回コース」の1回目を開催し,無事終了いたしました。 ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。 無事撮影が終了いたしましたので,近日中にDVDを発売予定です。 また,2回目以降からの参加申込も受け付けております。 動画で1回目をフォローすることも可能ですので,よろしければご検討ください。 今日,気になることがあったので,セミナーの帰りに,本屋で自著「徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書 平成26年度」以外の参考書をひととおりチェックしてみました。 それで改めて感じたのは,データベーススペシャリストという試験は,「ついついテクニックや攻略法をいろいろ考えたくなる」試験なんだということです。 10年前と今とで出題パターンは変わっておらず,正規化とE-R図の出題頻度はダントツです。 そして,解答例の文言も結構決まって
情報処理技術者試験の中でも,高度区分の1つであるエンベデッドシステムスペシャリスト試験は,他の試験とは大分毛色が違います。 先日の記事「それぞれの試験の特徴と勉強で身につけられる力 ~情報処理技術者試験パンフレットより~」で取り上げたパンフレットでのエンベデッドシステムスペシャリスト試験の説明は, 組込みシステムの腕利きエンジニア エンベデッドシステムスペシャリスト試験 となっています。 エンベデッドシステム=組込みシステムのことなので,基本的には組込み系の仕事をしている人が受験する試験です。 この試験は,業務が組込みシステムの開発だという人には,それほど敷居が高くない試験だと言われます。 実際,組込系のエンジニアの方で情報処理技術者試験を受けられる方は,最初の高度として取得される方も多いようです。 試験では基本的に,ハードウェア寄り,ソフトウェア寄りのどちらかの組込みシステムの問題を選ん
試験の必勝テクニックを語った本というのは,よく売れるので,結構いっぱい出版されています。 あきらかに邪道だと明記してテクニックを語っている本や,テクニックを使って合格することの正当性を一生懸命説明している本など,いろいろあります。 当たり前ですが,そのテクニックを身につけても,本来の実力が上がるわけではありません。 ですので,試験を実施する側は,「そのテクニックが通用しないように」変更を加えてきます。 出題内容を工夫したり,採点方法を変えたりして,テクニックで合格することを防ぐようになるのです。 実力以外のテクニックで合格しようとすることは,試験の作問者にとっては,セキュリティ攻撃と同じです。 試験特有の脆弱性を見つけてそこを突くことはできますが,攻撃手法を見破られたら,対処されます。 本になって攻撃法が公開されているのだったら,いずれ対策が実行され,効かなくなります。 本が売れれば売れる
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