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無期懲役で服役する受刑者の多くは今、獄中で亡くなっている。約1700人いる無期懲役囚のうち、2022年に仮釈放を許されたのは6人のみで、41人が死亡した。狭き門の社会復帰を果たしても頼れる人がすでにいないことも珍しくない。そんな彼らを「見放して殺してしまうのは…」と塀の外で待ち続ける人たちがいる。そして、その手助けで社会に戻った者も。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) ●矛盾した気持ちで無期囚を受け入れ 「私は死刑存続(派)ですからね」 岡山市にある更生保護施設「古松園」の常務理事、岩戸顯(いわと・けん)さん(78)が意外な一言を発した。 「『目には目を』じゃないけど、やっぱり人を殺したら死んで詫びないけん。『罪を憎んで人を憎まず』なんてそんなきれいごとじゃ済まんですわ」 ただ、と言ってこう続けた。 「生きとる間は、自分の犯した罪を常に反省する気持ちを持っていないとだめよというのを教え
多くは人の命を奪う重大な事件を起こしながら、刑が確定した後は社会から忘れ去られていく無期懲役囚。期限のない刑罰によって、人間はどう変わり、どう変わらないのか。 現在も服役している受刑者には、あえて無期懲役を狙って事件を起こし刑務所での生活を「とても幸せ」と表現する若者や、「有期刑なら深い反省はなかった」と考えを改め仮釈放の機会を自ら放棄した者など、様々な人がいる。彼らと手紙をやり取りする中で、無期懲役という刑罰の限界が見えてきた。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) ●判決に万歳三唱 ”狙った”無期懲役 凶行は時速300キロ近いスピードで走行する新幹線で起きた。 2018年6月9日午後9時45分ごろ、新横浜ー小田原駅間を走行していた東海道新幹線のぞみの12号車で、乗客の女性2人がなたで切りつけられ、それを止めようとした兵庫県の会社員の男性(当時38歳)が首などを切られ死亡した。 現行犯逮
2018年6月9日夜、東海道新幹線「のぞみ」の車内で、乗客の女性2人がなたで切りつけられ、それを止めようとした兵庫県の会社員の男性(当時38歳)が首などを切られ死亡した。 現行犯逮捕されたのは、当時22歳で住所不定の無職、小島一朗(28)。 裁判では「一生刑務所に入りたい」「無期懲役になりたい」と述べ、2019年12月18日に求刑通り無期懲役の判決が言い渡された。 判決を聞いて万歳三唱したという彼のその後が気になり、手紙のやり取りが始まった。 ここでは、小島から届いた手紙の一部を紹介する。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) ●「もういつ死んでもよいや」 <この手紙を通じて、世間の皆さんに何を伝えたいか、と申しますと、すなわち、この手紙を要約します、と、「刑務所はひどいところだから入らない方がよいよ。私は出たくないが」ということになります> <判決要旨で、裁判長が「受刑の現実に直面させる
JR横浜駅に直結する商業施設の屋上から女子高校生(17)が転落し、路上にいた女性(32)を巻き込んだ事故は、二人とも死亡するという痛ましい結果になった。 報道によると、女子高校生は8月31日、屋上に設置されていた約2.5メートルの高さがある柵を乗り越えて飛び降りたとされる。一方、巻き込まれた女性は、友人3人と駅前の路上を歩いていたようだ。警察は重過失致死の疑いなども含め捜査しているという。 状況からして、巻き込まれた女性は「被害者」ということになりそうだが、今回の被害について、誰にどのような法的責任が生じるのだろうか。澤井康生弁護士に聞いた。 ●損害賠償責任も「相続放棄」できる ──女性を死なせた加害者側はどのような責任を負うことになりますか 加害者本人は過失によって被害者を死亡させたことから、民法上の不法行為(民法709条)が成立して、被害者の遺族に対して損害賠償責任を負うことになります
弁護士ドットコム 犯罪・刑事事件 やす子さん、マラソン中に胸触られる被害か…SNSでは「この男を逮捕しろ」の声も 「痴漢」に問えるのか?
北九州市にある暴力団本部事務所の跡地で予定されている福祉施設の建設が、物価高騰などの影響を受けて難航しているとして、ホームレスなどの生活困窮者を支援している民間団体が9月3日、寄付を集めるクラウドファンディングを始めた。 この団体は、北九州を拠点とする認定NPO法人「抱樸」(ほうぼく・奥田知志理事長)。特定危険指定暴力団「工藤会」の本部事務所跡地を2019年に引き受け、北九州市を「怖いまち」から「希望のまち」に変えるプロジェクトを掲げて、複合型の社会福祉施設の建設を進めている。 寄付や公益財団法人からの助成、金融機関からの融資など、公費補助なしの計約13億円で建設する予定だったが、急激な円安や物価高騰などの影響で、建設の入札は不成立になった。さらなる資金調達が不可欠となったため、クラファンでのキャンペーンをスタートさせた。 この日、東京・霞が関で開かれた記者会見で、奥田理事長は「抱樸で実施
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弁護士ドットコム インターネット 「まさか」パラアスリートを襲った誹謗中傷、投稿者は「圧倒的格上」の日本代表だった…パラ五輪開幕直前の衝撃判決 自身のブログに匿名で名誉を傷つけるコメントを書き込まれたとして、パラアーチェリー選手の小野寺朝子さんが損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁は8月6日、名誉毀損を認めて、同じパラアーチェリー選手でパリ・パラリンピック日本代表の重定知佳さんに約124万円の支払いを命じる判決を言い渡した。 小野寺さんは弁護士ドットコムニュースの取材に「重定さんによる書き込みとはまったく想像もしていなかった」と振り返る。 民事で損害賠償請求訴訟を起こすつもりはなかったが、投稿者だと特定された重定さんが変わりなく競技大会に出場していたことに失望したという。 「重定さんは私より成績は圧倒的に格上の存在でしたが、今回の投稿にも、それが発覚した後にも、スポーツマンシップは感じられ
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