飲酒は適量であっても高齢者の健康に良い影響を与えない可能性があるとの研究結果が発表された/fizkes/Adobe Stock (CNN) 米国の若者の間でアルコールは健康に悪影響を与えるとの認識が広がるなか、ある調査では55歳以上の間で飲酒をする人の割合が10パーセントポイント増加していることがわかった。そして今回発表された新たな研究では、飲酒は適量であっても高齢者の健康に良い影響を与えないと考えられることが明らかになった。 1日に1杯か2杯のアルコール、特にワインは健康に良いというかつて広く信じられていた考えに反論する研究が増えている中、この研究はその一群に加わるものだ。むしろ最近の研究ではアルコールは強力な発がん性物質である可能性があり、うつ病のほか、肝臓や腎臓の問題など多くの病気を引き起こす可能性があることが明らかになっている。 ビクトリア大学内の研究所で責任者を務めるティモシー・