OSS研究室 加茂 智之 今回は、証明書の失効を確認するためのプロトコルのOCSPと、OCSPレスポンダソフトウェアのOpenCA OCSPDを紹介します。 OCSPについて COCSPの概要 公開鍵基盤 (PKI) において、認証局 (CA) が発行した証明書を失効させる場合、認証局は証明書失効リスト (Certificate Revocation List, CRL) を作成しCRLにその証明書のシリアル番号を掲載します。ユーザはCRLを参照することにより、証明書が有効であるか否かを確認することができます。CRLの大きさは増加する一方です。また1つの証明書が有効か否かを確認するのにCRL全体を入手する必要があります。 これらの問題を改善するために考案されたのがOCSP(Online Certificate Status Protocol)です。OCSPでは「OCSPレスポンダ」と呼ばれ