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2024.06.01 NPO法人HON.jp 鷹野 凌 2024年度からJEPAの理事を拝命し、初めてのキーパーソン・メッセージを執筆することになりました。ご依頼をいただき、なにについて書くかしばし悩んだのですが、やはり、私がいまいちばん関心を寄せていることについて書くのが適切であろうと考えました。それがこの「リフロー型電子書籍に印刷版のページ番号が表示されない(できない)現状について」です。 ページの概念はなくとも、情報は必要なのでは? あらためて「リフロー型電子書籍」の特徴についてJEPAの「ebookpedia」を参照すると、「フォントを拡大したり縮小すると、1行の文字数が自動的に変更されて再表示されるため、紙の書籍のようなページの概念を持たない(ただしページ機能を持たせることは仕組みとして可能)。」あるいは「紙の書籍のようなページの概念が意味をなさなくなる。」とあります。 私も、
2023.08.31 メディアドゥ 新名 新 2013年から2022年までの10年、これは私が出版社を辞し電子出版流通会社の経営に携わった期間とほぼ一致しますが、この間にコミックを除く紙雑誌の売上は50.2%(5507億円が2767億円)に減少し、電子コミックの売上は598.0%(749億円が4479億円)に大飛躍しました。いまや、電子コミックの売上は紙雑誌売上(コミックを除く)の1.6倍になっているのです。雑誌扱いコミックや紙のコミック雑誌を加えても、紙雑誌の4795億円に対して、電子コミックは4479億円と、ほぼ拮抗するまでに至っています。 これによって、紙と電子の全ての出版売上は2018年に底を打ち、その後は僅かですが増加傾向にあります。電子コミックの驚異的な伸びが紙出版の売上減を補って、ささやかですが余りが出たということです。実のところ2018年までのコミック全体の売上は、紙の減
日本電子出版協会(JEPA)の提言 全国どの小中学校でも使える 「学校デジタル図書館」を 国主導でつくりましょう。 日本電子出版協会では、「学校デジタル図書館」を提言しています。 これが実現するように国や文科省、図書館関係の方々、学校関係の方々、出版社の方々に働きかけをしています。実現のためには、皆さんの賛同が大きな力になります。 是非、このページを記事やSNSなどで紹介・シェアをお願いいたします。 国がクラウド上に作る唯一の小中学校向けのデジタル図書館です。 小中学校の生徒や先生向けに出版された多様なデジタル本や、紙の本は読めない子供のためにアクセシビリティに配慮したデジタル本、母国語が日本語ではない生徒が読む外国語のデジタル本も揃えます。 学校からも、自宅からも、ネットがつながっていれば、学校の図書館なら閉まっている時間でも、どこからでもアクセスして読むことができます。 離島や山村の小
■長尾構想 従来型の図書館では、本を借りるには図書館に出向かなければならないし、誰かがある本を借りている間は他の人は読めない。しかしネット時代の「電子図書館」においては、誰もがいつでもどこでも読みたい本にアクセスできる、と言う夢のようなサービスが実現し得る。長尾真氏は1994年に自著「電子図書館」で早くも「まったく新しい知的空間を創造するための電子図書館」のイメージを描いていた。そして、国会図書館(NDL)は1998年に「国立国会図書館電子図書館構想」を発表し、以降収蔵資料の電子化と配信・電子資料の収集に取り組み、「近代デジタルライブラリー」などのサービスを実現した。これらのサービスにおいては、原則として著作権が消滅した著作物のみが提供されたので、出版界との軋轢も生じなかった。 しかし2007年に国立国会図書館長となった長尾氏が、2008年にいわゆる「長尾構想」を提言、2009年から201
2021.02.24 日本電子出版協会の電子図書館委員会は、現在の小中学校における学校図書館図書標準が抱える問題を電子図書館により解決できるのではないかと考え、それについて論議してきました。このたび、次のような提言をまとめ、日本電子出版協会として提案することにしました。 提言 1. 国は1人1台の端末環境整備に合わせて直接、全国一律、全ての小中学校に5万点の読み放題の電子図書館サービスを提供する。 2. サービス利用料は、全額、国の負担とする。 提案の背景 今まで文部科学省は学校図書館図書標準を示して、各自治体の予算に上乗せした地方交付税措置により本の整備を進めてきました。 この標準によると、1学級しかない小さな小学校の図書館の蔵書数は2,400冊でいいとされています。一方、18学級ある小学校では10,360冊となっています。 その達成率も小学校で66%、中学校で55.9%に留まっています
「長尾構想」とは、2008年4月の日本出版学会の講演で国立国会図書館(以下、NDL)元・長尾館長が私案として発表した電子図書館構想。NDLが収集・電子化した蔵書を公開し、最寄りの図書館へ行く交通費(バス賃)程度で借りられるようにして、その料金を出版社や著者に支払うというもの。料金の徴収および著者と出版社への還元は、電子出版物流通センター(仮称)と名付けたNPO法人が行うことで、図書館の無料原則にも反せず、出版社の利益も損なわないという趣旨だったが、「バス賃程度」といった言葉が独り歩きするなど、大きな反響を呼んだ。 もっと詳しく! 「文化財の蓄積及びその利用に資するため」に我が国の出版物を網羅的に収集し、保存する役割を担う図書館であるNDLは、これまでの印刷物中心の時代と同様に、文化を保存し、継承する社会的な機関としての役割を果たすべく、様々な電子図書館事業の取り組みを行っている。その延長と
2019.05.29 1日1万人を集める、注目の書籍即売会「技術書典」。その取り組みを紹介します。「電子書籍専業出版社「達人出版会」と技術系同人誌即売会「技術書典」。新しい出版のカタチを模索する高橋氏の試みとは。 2010年にオンライン書店「達人出版会」を起業され、2016年からは技術書を扱う同人誌即売会「技術書典」も推進されている、エンジニア高橋征義氏に「出版そして電子出版」に関するお話を伺いました。 【⇒プレゼン資料1】 【⇒プレゼン資料2】 技術書に特化した同人誌と商業書籍の即売会イベント、技術書典が注目を集めています。 2016年6月に初めて開催されて以来、3年ほどの間で400以上のサークル(個人・団体)、10,000人以上の来場者を数えるほどに成長しました。 さらに、QRコードでのサークルチケットの配布や独自の決済用アプリケーション「かんたん後払い」の提供など、技術の好きな参加者
2019.05.09 紀伊國屋書店 斧田 壮介 私が紀伊國屋書店に入社したのは1981年(昭和56年)ですから、既に40年近い歳月が流れています。どうにか大学を卒業したものの、ロシア文学などという就職とまったく無縁の学科の専攻だったこともあり、まともな就職活動もせずに(できずに?)ぶらぶらとその日暮らしをしていた3月のある日のことです。たまたま見ていた朝日新聞の求人欄に「書店員求む!委細面談」の3×5㎝くらいの小さな求人広告を発見して、「本屋なら本も好きなだけ読めそうだし、働いてみるのも悪くないかな」というような、極めて安易な気持ちで応募してみました。簡単な筆記試験と数度の面接はあったものの、どういう訳か即採用ということになり、その年の4月から新宿本店の店頭での勤務を始めたのでした。そんな入社の事情だったこともあり、今でも会社に就職したというよりも、会社にどうにか拾って貰ったという感覚が
一昨年、「電子図書館委員会」の委員長と同時にJEPAの理事の任に就いたとき、「32人もいる理事の中で女性は私一人だけなんだなあ」と考え込んでしまった。過去を振り返っても、三省堂の高野郁子さんに次ぐ歴代たった2人目なのだ。 そのときに考えたこと、思うところをキーパーソン・メッセージに書きたいと意思表明してきた結果、遂に機会を頂けることとなった。異色の内容とは思いますが、なにとぞお付き合いください。 思うところとは、一言でいうなら「女少な!!どうして?」であった。この「どうして?」は「なぜ?(疑問)」ではなく「どうゆうこと?(困惑)」である。「なぜ?(疑問)」について言うなら、この1/32、即ち3%という割合は、企業における女性管理職の割合(7.2%)に近い。JEPAの理事の方々の多くが高位の役職に就いておられることより、この割合となる理由、背景も共通していると考えるが、その分析はあまたの歴史
2018.06.21 電子化において課題となるのは何か?「著作権に関するアンケート」結果を発表 2018年6月21日 一般社団法人 日本電子出版協会(会長:金原 俊[株式会社 医学書院 代表取締役社長]、所在地:東京都千代田区神田三崎町、ホームページ:https://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)は、同協会の著作権委員会が実施したアンケート調査の結果を発表した。 「著作権に関するアンケート」は、電子出版業界関連各社における著作権業務の状況を把握するために2018年4月から5月に実施したもので、出版社など136名から回答を得た。その結果、書籍などの電子化において権利処理がどのようにされているのか、電子化の障害となっているのはどのような要素なのかといった課題が浮かび上がってきた。 ■アンケート質問の一部 電子化しない/できない書籍・雑誌に関し、その理由を教えてください。(複数回
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2018.01.08 JEPA 著作権委員会 清水 隆 新年あけましておめでとうございます。 この1月5日から国立国会図書館(NDL)でシステムの変更がありました。「NDL-OPAC」として知られていた「国立国会図書館蔵書検索・申込システム」が2017年12月で運用を終了し、1月からは「国立国会図書館検索・申込オンラインサービス」、略称「国立国会図書館オンライン」が運用されるようになりました。きっとすぐに「NDLオンライン」と呼ばれるようになるでしょう。NDLオンラインが、資料の検索・申込サービス、レファレンス・サービスなどのポータルとなります(図1)。 まるで国会図書館からのお知らせのような書き出しになりましたが、私は諸事情あって、ここ2年程NDLを頻繁に利用するようになっています。そして、これまで使ってきたNDL-OPACは、なかなか楽しく役立つものでした。 多くの方は、NDLは閉架
2017.12.06 2017年4月、KADOKAWA、講談社、小学館、集英社、出版デジタル機構の協力で、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに設置された、Advanced Publishing Laboratory(APL)の活動報告会です。W3C TPAC Publishing Summit報告と、4つの部会、「EPUB」、「アクセシビリティ」、「日本語組版の要件(JLreq)」、「LCP」について報告しました。 参加レポート:| ちえのたね|詩想舎 ■概要 ●ご挨拶 吉井順一氏 APL運営委員会委員長(IDPF理事、講談社) ●TPAC出版サミット報告 フローリアン・リボアル氏(Skype経由)【⇒プレゼン資料】 11月9、10日のW3C年次総会「TPAC」で開催された「Publishing Summit」について報告しました。 ●EPUB WG報告 金井剛志リーダー(ソニー)【⇒プレゼン
2017.10.23 EPUBは、アクセシブルな情報システム(Digital Accessible Information System)を標榜するDAISYコンソーシアムがリードしてきました。昨年、障害者差別解消法が施行され、電子的な出版物のアクセシビリティがますます重要になってきています。アクセシビリティの問題は、文字コード、外字問題にも大きく関わってきます。EPUBを策定したIDPFがW3Cと統合するなど、世界的にも大きな動きがあります。今回のセミナーは、その現状を理解し、課題を認識するために企画しました。(村田) ●司会進行 村田 真氏(JEPA CTO、APL a11y WGリーダー) ●第1部:「情報アクセシビリティの現状とマイクロソフトの取り組み」 ●講師:大島 友子氏(日本マイクロソフト) 【⇒プレゼン資料】 柳 明生氏(イースト) 【⇒プレゼン資料】 ●概要:国連障害者権
というように、それぞれの親字となる漢字の上に読み仮名を付けます。これをモノルビといいます。XHTML形式で書くと、以下のようになります。 <ruby> <rb>夏</rb><rp>(</rp><rt>なつ</rt><rp>)</rp> <rb>目</rb><rp>(</rp><rt>め</rt><rp>)</rp> <rb>漱</rb><rp>(</rp><rt>そう</rt><rp>)</rp> <rb>石</rb><rp>(</rp><rt>せき</rt><rp>)</rp> </ruby> EPUBで、この表現で記載すると、ルビに対応しているブラウザでは問題ありません。しかしルビに対応していないブラウザで表示すると、 『夏(なつ)目(め)漱(そう)石(せき)』 と表示されます。目で見てどの漢字(親字)をどのように読むかを掴むには、これでいいと思いますが、「夏目漱石」という一つの固有名
2017.09.29 電子書店動向コミックシーモアが見た電子書籍市場の変遷 ~老舗電子書店の戦略と事例~ 先月発表の調査結果によると、2016年度国内電子出版市場規模は前年比124%超となり、2000億円市場に突入しています。勢いを増す電子出版市場の10年の変化や今後の戦略について、NTTソルマーレの加藤公隆氏より、老舗電子書店「コミックシーモア」の視点からお話しいただきます。 前半ではライターの鷹野凌氏にご登壇いただき、電子出版市場について「電子書店」の話題を中心にご解説いただきます。 ●第1部:「電子書店動向」 【⇒プレゼン資料】 ●講師:鷹野凌氏(フリーライター/NPO法人日本独立作家同盟理事長) 急成長を続ける電子出版市場の現状を「電子書店」を中心にお話しします。 ●第2部:「コミックシーモアが見た電子書籍市場の変遷 ~老舗電子書店の戦略と事例~」 ●講師:加藤 公隆氏( NTTソ
2017.08.02 イースト 下川 和男 6月27日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスから「SFC研究所と株式会社KADOKAWA、株式会社講談社、株式会社集英社、株式会社小学館、株式会社出版デジタル機構は、未来の出版に関する研究をおこなうAdvanced Publishing Laboratory(APL)を共同設置」という長いタイトルのプレスリリースが出ました。 直訳すると「先端出版研究所」なのですが、この設立の経緯や概要について紹介します。 Advanced Publishing Laboratory(以下「APL」)は大手出版4社と出版デジタル機構がW3Cの東アジアホストである慶應大学SFC研究所と共同で設置した標準化研究・推進団体です。 2010年度の総務省「電子出版基盤整備事業」でEPUBに縦書き、ルビ、禁則、縦中横などの日本語組版が実装されました。2012年には「電書協EP
2017.06.06 Microsoftの最新ブラウザ「Edge」がブラウザとして初めて「EPUB」に対応しました。EPUBの中身はHTML5とCSS3なので、元々ブラウザとの相性は良いのですが快挙です。これにより、電子出版のみならず、ビジネスドキュメントや学術論文、白書など様々な分野でのEPUB活用も考えられます。 ■テーマと講師 ●Microsoft Edge 最新機能紹介 日本マイクロソフト 物江修 氏 【プレゼン資料】 Windows10とEdge Edge機能紹介 Edge の EPUB 対応の現状 EPUB読上げ(デモ) ●EdgeのEPUB機能 イースト 高瀬拓史 氏 【プレゼン資料】 メタデータ、ナビゲーション、マルチメディア ●EdgeのEPUB表示 三陽社 田嶋淳 氏 【プレゼン資料】 文字・字形、組版表現、画像、外字、目次など 日時:6月8日(木) 15:00-17:
2017.03.24 概要 日本電子出版協会(JEPA)がこれまで行なってきた電子配信に関する調査・研究、および実際の配信を通じて得られた経験に基づいて、国会図書館(NDL)が有償の電子書籍・電子雑誌等(以下「資料」)の収集とその閲覧提供を推進するにあたり、以下のとおり提案致します。この提案は、日本の文化的資産であるデジタル資料を永久に保管する機能と、国民の知る権利を担保する機能を分けて捉え、前者は出版者が義務として無償でNDLに納入するものとし、後者は出版者がNDLにサービスとして有償で提供するものとします。 JEPA-NDL提言書 このプレスリリースについてのお問い合わせは、JEPA事務局までお願いします。
電子書籍の販売においても、出版社と電子書籍書店の間に位置し取次機能を行う販売会社が存在し、これを電子書籍取次と言う。主な機能として、出版社にとっての販売、電子書籍書店にとっての仕入の役割を果たす商流機能、請求・支払に関する金融機能があり、これらは紙の図書と同様であるが、紙の図書の場合のような物理的な商品送返品、在庫管理は発生しないため、物流機能や配本コントロール機能はない。 また、金融機能についても、電子書籍では紙の図書のような委託制度がなく売上/支払計上も小売実売ベースで行われているため、図書の場合ほどの決済サイトによる効果は大きくはない。代わって書誌データ等のメタデータを含む電子データ授受、あるいは電子書籍取次によっては出版社からの提供されるデータを元に適正な電子書籍データを製作することまで含めて行う場合もある。 もっと詳しく! 電子書籍取次のメリット、デメリット 電子書籍取次が介在す
投票は終了しました。 ●デジタル・インフラ賞 ・BCCKS(BCCKS) 紙と電子のセルフパブリッシングプラットフォーム。紙と電子のワンソースマルチユースを実現し、EPUB作成、共有編集、印税自動分配、ストア配本など多彩な機能でインディーズの支援を行っている。鏡リュウジ氏による「世界に1冊のオリジナル鑑定書」をパーソナライズド出版システムなどの取り組みも。 ・カクヨム(KADOKAWA・はてな) KADOKAWAがはてなとタッグを組んで始めた小説投稿サイト。大手出版社が自ら主導してCGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)を立ち上げ、コンテストも頻繁に実施。既に書籍化の実績も複数打ち立てている点を評価したい。 ・Maruzen eBook Library(丸善) 2012年1月スタートの機関向け電子書籍配信サービス・プラットフォーム。2016年8月時点で
電子ドキュメント内の文字情報は文字コードを使って表すが、文字コードだけでは文字の形を表示できない。文字の形を表示するにはフォントを使う。電子ドキュメント作成時にフォントのデータを内部に含めることを「フォント埋め込み」という。フォント埋め込みした電子ドキュメントは、ドキュメント作成者が意図したフォントで文字を表示できる。 もっと詳しく! フォントの所在 モバイル機器、PCなどの機器(デバイス)で、電子ドキュメントを表示(より専門的には、可視化という)するにはデバイス・OS・リーダーアプリなどに装備されているフォントを使うのが普通である。インターネット上のフォントサーバーからフォントを入手して表示するWebフォント・サービスも普及し始めた。 フォントの内容 デジタルフォントでは文字の形をグリフという。フォントは、一定のデザインのもとに作成した多数のグリフの集合である。一つの文字コードに対して複
W3C and IDPF: Better Together? Dave Cramer May, 18th, 2016 この文書は W3C and IDPF: Better Together? https://medium.com/@dauwhe/w3c-and-idpf-better-together-c92988674444#.f01vyjaqo の日本語訳です。 Many people have offered their perspectives on the potential merger between W3C and IDPF that was announced last week. Peter Brantley is optimistic, hoping that a meeting of minds between books and the web can real
EPUB3とは、電子書籍のファイルフォーマット規格の1つEPUBの最新メジャーバージョンである。別項「EPUB」でも説明しているように、EPUBはIDPF(International Digital Publishing Forum:国際電子出版フォーラム)と言う電子出版・電子書籍に関わる国際的な標準化団体が仕様を策定し、普及促進をしているもので、EPUB3は2011年にリリースされた。 その後、EPUBでの解説にも書いたとおり、策定団体がIDPFからW3Cへ統合され、開発が進められている。 前回のebookpedia記事公開(2015年12月)以降、次のマイナーバージョンとなる3.1(2017年1月)がリリース、現在の最新は2019年5月にリリースされた3.2となる。 もっと詳しく! EPUB3の特徴 続いて、EPUB3の特徴について紹介する。EPUB3の一番の特徴は日本語組版を大きくサ
今回は、ブランドステートメントとして「未来のあたりまえをつくる。」を掲げ、リアル書店とネット通販、電子書店「honto.jp」を連動させて、事業を展開している大日本印刷から、3つのテーマに沿って電子出版分野での現状と今後の取組みを語っていただきました。
投票は こちら・・・ ●デジタル・インフラ賞 ・共通書誌情報システム(出版デジタル機構) 日本電子書籍出版社協会とデジタルコミック協議会が共同で策定した共通書誌情報 76 項目をもとに、これを実際の電子書籍流通に利用するためのシステム。今年5月に稼働。 ・Maruzen eBook Library(丸善) 2012年1月スタートの機関向け電子書籍配信サービス・プラットフォーム。2015年9月時点で、170出版社25,000タイトルを収載。国内大学を中心に、専門学校、海外大学、さらには企業研究所や病院なども含めて400機関以上が利用。 ・ロマンサー(ボイジャー) 自分が書いた原稿からEPUBを作成して、Webブラウザベースの閲覧システムで公開するWebサービス。公開作品の閲覧にボイジャーのBinBを利用。基本機能は無料で利用できる。 ・BookLooper(京セラコミュニケーションシステム)
XMDF(ever-eXtending Mobile Document Format)は、シャープ株式会社が提唱し、開発、普及促進を進める電子書籍フォーマットの1つである。 1999年、シャープが開発したPDA「Zaurus」やパソコン向けの電子書籍のフォーマットとして提供を開始した。その後、2001年、シャープ以外のベンダが提供する電子書籍コンテンツやリーダーにも採用が始まる。XMDFは日本の企業であるシャープが開発した技術のため、ルビや段組などの日本独自のレイアウトを意識したフォーマットとして、国内での採用が進んだ。 そして、2015年現在の電子書籍・電子出版ブームが来る直前、AppleからiPadが出た2010年とときと同じくして、同社が開発・提供を開始した電子書籍プラットフォーム「GALAPAGOS」の展開と合わせて、次世代XMDFを提案し、普及・促進を図る。 現在、多くの出版社や
2011.04.01 有斐閣 鈴木 道典 私事にわたって恐縮だが、今年に入って近隣の大学の先生と食事をする機会があって話が弾み、大学時代の恩師である故・尾吹善人先生のエッセイ集に話が及んだ。このため後日買い集めて楽しく読ませてもらった。「憲法徒然草」(三嶺書房・1983年)、「憲法学者の大あくび」(東京法経学院出版・1988年)、「憲法学者の空手チョップ」(東京法経学院出版・1991年)、「寝ても覚めても憲法学者」(ファラオ企画・1992年)の4冊である。このうち、憲法徒然草は、雑誌の編集をしていたときに、三嶺書房さんから書評用にお送りいただいたものを持っていたが、他の3冊は古本をインターネットで探して購入した。2冊は古い本でもあり安く手に入ったが、1冊は元の定価の4倍もの価格であったがほかになかったのでその価格で購入せざるを得なかった。稀少価値から価格が高いのは理解しないでもないが、私
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