コーヒーかすをコンクリートに 豪で実用化、環境に優しく 時事通信 外信部2025年01月04日13時36分配信 コーヒーかすを利用したコンクリートを流し込む工事現場=2024年9月、オーストラリア南東部メルボルン近郊(ハイビズピクチャーズ提供・時事) 【シドニー時事】コーヒーを抽出した後の豆の残りかすをコンクリート材料として再利用する取り組みがオーストラリアで進んでいる。ごみ減量と天然砂の節約につながるため、環境に優しい建材として期待され、2024年に南東部メルボルン近郊の歩道舗装で実用化された。普及に向け、供給網の構築が課題となる。 CO2吸収コンクリのドーム公開 世界初、万博でも設置―鹿島 ロイヤルメルボルン工科大学の研究チームは、コーヒーかすを無酸素状態で350度で加熱し、バイオ炭を製造する技術を開発。24年5月、このバイオ炭を混ぜたコンクリートで試験的に歩道を整備した。強度は通常よ