75歳以上、「医療費3割」拡大検討 高齢社会対策大綱を決定―政府 時事通信 編集局2024年09月13日10時22分配信 1人暮らしの高齢者(写真はイメージ) 政府は13日、新たな高齢社会対策大綱を閣議決定した。75歳以上の後期高齢者の医療費に関して、年齢にかかわらず能力に応じて制度を支え合う観点から、窓口負担が3割となる対象範囲の拡大を検討すると明記。1人暮らしの高齢者の増加に対応するため、身寄りのない人への支援充実も盛り込んだ。 医療費、過去最高の47兆円超 23年度、コロナ影響は緩和―厚労省 75歳以上の窓口負担は現在、原則1割で、一定の所得があれば2割、現役並みの所得があれば3割となっている。3割負担となる後期高齢者の対象範囲拡大は、政府が昨年に閣議決定した社会保障改革工程にも示されている点を踏まえ、2028年度までに見直しを含めた検討を進める。 また、高齢化の進展により、1人暮ら