「霜降」にもかかわらず、暑い日差しが降り注ぎ、夏日の年間記録を更新した京都市内(2024年10月23日午前10時、京都市北区・北山大橋付近の鴨川) 23日は二十四節気の一つ「霜降(そうこう)」にもかかわらず、京都市は気温が25度を超える「夏日」となった。京都市の夏日は今年161日目で、年間夏日数の観測史上最多を更新。1年の約45%が「夏」という、四季の概念が崩れるような気候となっている。 京都地方気象台によると、23日午前10時現在までの京都市の最高気温は26・7度で、早くも平年を4度以上超えた。10月になっても偏西風が北寄りに蛇行して日本付近に暖気が居座っていることに加え、23日は日本海の低気圧や前線に向かって南風が流入して気温が上昇したという。 京都市の夏日の年間平均日数(1991~2020年平均)は142・6日だが、今年はそれを大幅に超え、南国の鹿児島市(年平均160・9日)や鹿児島