瞑想といえば「心を無にしなくてはダメ」と思う人も少なくありません。しかし“新・瞑想”、つまりマインドフルネスでは雑念OK。瞑想経験が長い人の瞑想中の脳波を解析すると、瞑想経験が長い人にも雑念はたくさん浮かんでいますが、雑念に「ハッ!」と気づいて現実に戻るまでの時間が短くなるいう結果が!つまり、瞑想の極意とは「雑念に気づいて目の前のことに意識を戻すこと」にあったのです。 私たちの脳は過去や未来の考え事で頭がいっぱい。そこで、瞑想で“今”に意識を向けることで、考え事から切り替えられ、脳の疲れを緩和できると考えられています。瞑想によって脳が変わる事も分かってきています。雑念に気づいてハッ!と切り替えるときに働くのが「島皮質」などの脳の部位。瞑想経験が長い人は、この部位の厚さが増しているという研究結果も発表されています。いわば、瞑想は脳の筋トレ!