全世界の成人の4人に1人が経験すると言われる「脳卒中」。脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)、破裂したり(くも膜下出血)して命を脅かすだけでなく、助かっても後遺症が残れば寝たきりになるリスクもある病気だ。生きるか死ぬか、元の生活に戻れるかどうかといった「分かれ道」がいくつもあり、そこをどう進むかによってその後の人生が大きく変わってくる。そこで、脳卒中の予防法や発症時の対処法、速やかに治療につなげるためのポイントを解説する。脳卒中の兆候が見られたとき、適切に対応するためにも読んでおきたい。