ドナルド・トランプ米政権が、途上国などに対外援助を担う「国際開発局(USAID)」の解体に乗り出している。「政府効率化省(DOGE)」のトップに就いた実業家のイーロン・マスク氏は、USAIDの支出などを疑問視して「犯罪組織」と指弾し、本部ビルを封鎖して職員の多くに自宅待機を命じた。日本ではあまり報じられないUDAIDの問題について、SNSで投稿した「NHKから国民を守る党」の浜田聡参院議員に聞いた。 「政権交代の効果の一つに、『無駄遣いの削減』があると思う。トランプ政権で特徴的なのは、組織をターゲットにしたことだ。事業ごとに『これは無駄だ』と評価をしていくことも大事だが、まとまって組織をターゲットにしていくことで、より効果的に働くのではないか」 浜田氏は、USAID解体の動きをこう語った。 USAIDは、ジョン・F・ケネディ大統領時代の1961年に設立された。職員1万人超が途上国などで開発