猫6匹を殺して死骸を川に捨てたとして、福岡県警は24日、動物愛護法違反と廃棄物処理法違反の疑いで、農業の男性(66)=同県行橋市=を書類送検した。県警に対し「糞尿(ふんにょう)に困って駆除した。アライグマを含め2022年3月ごろから約60匹を殺した」と供述している。 書類送検容疑は今年3月、わなに入った猫6匹を自宅付近の川に沈めて殺し、投棄したとしている。 地元の保健福祉環境事務所が2月14日、県警行橋署に「川に複数の小動物の死骸がある」と通報。事務所と署は3月下旬までに猫やアライグマなどの死骸計36体を確認した。 県警は、猫やアライグマの死骸を捨てたなどとして今年5月に廃棄物処理法違反の疑いで逮捕。福岡地検は処分保留で男性を釈放し、県警が捜査を続けていた。男性は自身の農業用倉庫やビニールハウスにわなを仕掛け、捕獲したとみられる。