兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、今月7日に死亡した元県西播磨県民局長の男性(60)が、文書の内容を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)に向け、斎藤氏の疑惑を示す発言を記録した音声データや陳述書を残していたことが14日、関係者への取材で分かった。百条委は16日にも理事会を開き、取り扱いを協議する見通し。 関係者によると、男性は7日夜に亡くなっているのが見つかった。自殺とみられるが、百条委について「最後までやり通してください」とのメッセージを残していたことが判明。さらに、出席を予定していた19日の百条委第3回会合で証言できない代わりに、陳述書を作成したことなども書き残していたという。 男性は今年3月に作成した告発文書で、斎藤氏によるパワハラのほか、斎藤氏や県幹部らによる複数の贈答品の受領疑惑を記載。男性は百条委での証言に前向きな姿勢で、事前に文書の内容などが