訪日客が急増し、オーバーツーリズム(観光公害)が課題となる中、豊臣秀吉の正室、北政所(ねね)ゆかりの高台寺岡林院(京都市東山区)が観光客のマナー違反を注意したところ、「中国の一部になるのに偉そうにしてたら消されるよ」などと心ない言葉を浴びせられたと嘆いている。 ねねゆかりの寺周辺に白タク高台寺岡林院は、苔庭の名所で、現存する中で同寺最古の塔頭(たっちゅう)。同院の担当者は今月9日、参道をふさいでいた乗用車に「近くのコインパーキングに入れてほしい」と注意したところ、アジア系の人物から外国人なまりのある日本語で「白タクじゃねーよ!殺すぞ!」と大声を上げられたという。 担当者によると、京都市内では営業許可を取らずに自家用車でタクシー業を営む「白タク」が問題となっている。担当者に注意された人物は、白タク行為を非難されたと勘違いしたとみられる。 「撮影禁止」の掲示を無視担当者はまた、昨年12月、着物