17日に76歳で死去した俳優の西田敏行さんの死因となった虚血性心疾患は、狭心症や心筋梗塞など、動脈硬化により冠動脈が狭くなったり詰まったりして起こる障害の総称。予防のために動脈硬化の原因となる高血圧や高脂血症などにならないよう、肥満や過労を防ぐことが求められる。 また、虚血性心疾患は突然死を引き起こすこともあり、著名人らが虚血性心疾患により自宅で亡くなるケースも目立つ。令和2年1月、86歳で死去した俳優の宍戸錠さんが自宅で死亡しているのが見つかった際も、虚血性心疾患が死因だった。 兄弟漫才「酒井くにお・とおる」の酒井くにおさんが4年、虚血性心疾患により74歳で死去した際も、くにおさんと連絡が取れず心配したとおるさん(73)が自宅を訪ねて異変に気づいたという。 虚血性心疾患の予防には、食生活の改善や適度な運動、睡眠を心がけることが必要という。