映像ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自身の元代理人弁護士に依頼主と弁護士のトラブルを解決するための「紛議調停」を申し立てている問題に関して、東京弁護士会が20日付で受理したことが分かった。性暴力被害をテーマに伊藤さんが監督したドキュメンタリー映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」の複数カ所の映像について、元代理人弁護士は許可なく使用されていると指摘し、昨年10月に加えて今年2月に記者会見を開き、倫理的懸念を訴えていた。 申し立てられた相手は、伊藤さんの過去の訴訟で代理人を務めた西広陽子弁護士や佃克彦弁護士。27日に東京弁護士会から通知された。 申立書によれば、伊藤さんは西広、佃両氏に対して「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」に関して事実に反して、申立人の名誉を毀損する発信を行わないことと、これまでの発信について謝罪広告を出すことを求めている。 西広、佃両氏らが昨年10月21日に行った記者