ミスコンテスト(美人コンテスト)について、21世紀の現在でも相変わらず女性差別という視点でしか語っていない新聞記事や、週刊誌の記事ばかりだ。ミスコンで最も問題なのは女性差別ではなく、障害者問題である。『岩波女性学事典』(岩波書店)の加藤まどかの「ミスコンテンスト」の項目には、日本でのミスコンテストの始まりについて、以下のことが書いてある。 1891年に東京の凌雲閣で芸妓100人の写真を展示し,見学者に投票させた催しが,日本で最初の美人コンテストだとされる. 1891年から現在まで、日本でのミスコン問題は女性差別という狭い視点での大量の批判に覆われてきた。『岩波女性学事典』の「ミスコンテスト」の項目には、以下のことも書いている。 ミスコン批判の文脈では,ミスコンは,男性が女性を外見により評価し,美の基準により序列化する男性優位社会の象徴だとされる.ミスコン問題は,ミスコンは性差別であり廃止さ