旧ビッグモーターによる保険金の不正請求問題で、損害賠償などの対応にあたる存続会社が不正が疑われる案件の全件調査を打ち切ることを明らかにしました。一連の不正問題の全容解明が困難となる見通しで、会社は、損害保険各社に対し、裁判所での調停による解決を提案しています。 旧ビッグモーターが、車両の修理などで大手損害保険各社に保険金の不正請求を行っていた問題で、その後、会社を分割し、損害賠償などの対応にあたる存続会社「BALM」は、不正が疑われる案件の全件調査を行うとしていました。 しかし、会社は22日、不正の真偽が不明なケースが多いなどとして、全件調査を打ち切ることを明らかにしました。 損害保険各社に対し、裁判所での調停で保険金の返還などについて解決することを提案したとしています。 損害保険各社の調査では、少なくとも、およそ6万6000件にのぼる不正請求があったと見られていますが、全件調査の打ち切り