2023年から生成AI(人工知能)のビジネス活用の模索が始まった。企業の動きはどうか。 コンサルティング大手のアクセンチュアは、プレゼン資料を自動生成する独自アプリの試験運用に取り組むなど全社で生産性向上に生かす。AI業務アプリ作りも奨励し、公開する社内基盤も整えた。その数は200超だ。当然、「Copilot for Microsoft 365」を使い倒す社員も多い。 同社のAIセンターチーフフェローを務める佐々木三泰氏はその一人だ。例えば、Teamsに投稿されるコメントやファイルから、目当てのものをCopilotに検索させる方法は比較的ポピュラー。しかし佐々木氏は知りたい情報について詳しい人物もCopilotによく尋ねている。 投稿内容を読み込んだCopilotがTeams利用者の知見を“理解”している点を応用した使い方だ。社内にいるその道の情報通と直接やり取りすると、「背景やニュアンス