第2次クリミア戦争の様相を呈してきたウクライナ革命。英エコノミスト誌は昨年の暮れ辺りから執拗にプーチン政権を攻撃していて、欧州側が何かを狙っていることを私は予測していました。 EUとロシアは第1次プーチン政権のときからウクライナの取り合いをしていました。今回の紛争で日本でも知られるところとなりましたが、ウクライナは西部に西スラブ人が居住、東部にロシア人が居住、黒海沿岸部にタタール人(西遼人や蒙古人の末裔)が居住しています。 西スラブ人はEUとの統合を望んでおり、ロシア人はロシアとの統合を望んでいます。西スラブ人とロシア人の人口は拮抗しており、そのため選挙のたびごとにウクライナの外交政策は親EUとロシアの間を揺れ動いてきました。