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大谷翔平
tamuratetsuki.hatenablog.com
〔注:以下は、あくまで走り書きの雑感・メモです〕 投票に行く/行かないということについて、最近、次のような指摘が見られる。つまり、若い世代の中には、「自分は政治についての十分な知識も判断力もない。そんな自分が投票に行くのは、無責任である。だから、投票には行かない。」という考えがあるというのである。 たとえば、社会学者の富永京子は、ある新聞記事の中で、次のように述べている。「私も学生時代はそうでした。自分が何かを選ぶことで、選ばなかった何かを否定し、「踏みつける」ような気がして怖かった。投票しなければ、誰も傷つけずにすむと思っていました」。この発言が最初に紹介したような「考え」と全く同じことを指しているとは言えないだろうが、それでも、「うかつに判断・選択することが、ネガティブな結果をもたらす可能性を憂慮し、そのような判断・選択を控えることにある種の道理性を見出す」という点では、共通している部
篠原一先生が逝去されたことを知りました。 http://digital.asahi.com/articles/ASHC35F25HC3UCLV004.html そういう時がいつか来ることはわかっていたけれども、それでも衝撃を受けたことは間違いありません。 お会いしたのはわずか一回だけでしたが、どれだけ励まされたかわかりません。70代後半になってからの『市民の政治学』や80台になってからの『歴史政治学とデモクラシー』には衝撃を受けましたし、『ヨーロッパの政治』『現代日本の政治力学』などにおける「歴史政治学」の提案にも、政治学者として大いに影響を受けたと思っています。『現代日本の文化変容』における「全日制市民」論も興味深いものでした。詳細は、いつかじっくりと書きたいと思います。今はただ、ご冥福をお祈りします。
ロバート・ライシュ 格差と民主主義 作者: ロバート・B.ライシュ,Robert B. Reich,雨宮寛,今井章子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2014/11/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る地域包括ケアと生活保障の再編―新しい「支え合い」システムを創る 作者: 宮本太郎出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2014/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る
昨年亡くなった山口定先生について、ブログに書く機会がなかったので、多少のことを記しておきたい。なお、文章はあまり精緻ではない。どうかお許しを。 僕は山口先生とお会いする機会は一度もなかった。しかし、母からよく名前を聞いていて、またその母の影響もあって学部生時代にドイツ政治に興味を持っていたつもりでいたころに、山口先生の本をいくつか読んでいたこともあって、自分の中では、いつも参照すべき研究者であり続けていた。 元々歴史の勉強をしようと思って大学に入学し、しかし今思えば全く自分の不勉強のために歴史の勉強をどうやればいいのかわからず、とにかく「理論」を勉強しなければいけないのだと思っていた頃、山口先生の『政治体制』(東京大学出版会、1989年)は、自分にとって「理論的な本とはこういうもの」という手本となる本であったように思う。正確に言うと、圧倒的な読書量の不足の中で、自分が読んだ数少ないちゃんと
共編者の堀江孝司さん、寄稿者の小川有美さん、尾内隆之さん、小野一さん、渡辺博明さん、畑山敏夫先生から、本田宏・堀江孝司編著『脱原発の比較政治学』法政大学出版局、2014年、を頂きました。この間、いくつかの学会での分科会を通じて議論されてきたテーマの集大成です。どうもありがとうございます。 脱原発の比較政治学 作者: 本田宏,堀江孝司出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2014/04/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るちなみに、カバーがとても印象的な本書ですが、僕は以下の本のカバーを思い出しました。その連想もあながち間違いではないのではないかと思ったりします。Meeting Democracy: Power and Deliberation in Global Justice Movements 作者: Donatella della Porta,Diete
二・二六事件の幻影―戦後大衆文化とファシズムへの欲望 作者: 福間良明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る↑先に読んだ本の影響で、昭和史関係ものを。この著者の方のお名前は、『複数のヒロシマ』青弓社、2012年で知っていたので購入。Defending Politics: Why Democracy Matters in the Twenty-First Century 作者: Matthew Flinders出版社/メーカー: Oxford Univ Pr on Demand発売日: 2012/05/23メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る↑このFlindersという人は、政治や民主主義をめぐっての議論を割としている人のようだ。
高校のことが話題になるにつけ、どうしても自分の出身高校のことを思わずにはいられなくなる。このブログでは時々書いてきたことだけれども、僕は、自分の出身高校が「個人の自由」を「学校」という枠組みの中で最大限保障する学校であったことを、今では本当によかったと思っている。 ここで「個人の自由」とは「嫌ならばやらなくてよい」ということを含む。文化祭だろうが、スポーツ大会だろうが、「やりたい者はやる。やりたくない者はやらなければよい」というのは、素晴らしいことではないだろうか。それは、「旧制中学的なもの」とも違う「自由」である。それは、「積極的自由」ではなく「消極的自由」に属することかもしれない。しかし、「学校」において「消極的自由」を確保することが、いかに難しいことか。 もっとも、かく言う僕自身は、(これも以前に書いたと思うが)バスケット部の活動を「やりたい」だけでやっていたとは言えない。だから僕は
本日(10月23日)付朝日新聞朝刊読書欄の「ニュースの本棚」というところに、熟議民主主義についてのブックガイド的な小文を書きました。 取り上げた本は、下記の通り。 事実性と妥当性(上)― 法と民主的法治国家の討議理論にかんする研究 作者: ユルゲン・ハーバーマス,河上倫逸,耳野健二出版社/メーカー: 未来社発売日: 2002/11/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (13件) を見る事実性と妥当性―法と民主的法治国家の討議理論にかんする研究〈下〉 作者: ユルゲンハーバーマス,J¨urgen Habermas,河上倫逸,耳野健二出版社/メーカー: 未来社発売日: 2003/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る市民の政治学―討議デモクラシーとは何か (岩波新書) 作者: 篠原一出版社/メーカ
雑誌『現代思想』6月号がもうすぐ発売。 特集は「ベーシックインカム 要求者たち」。 現代思想2010年6月号 特集=ベーシックインカム 要求者たち 作者: 山森亮,立岩真也,小沢修司,関曠野,小泉義之,白石嘉治出版社/メーカー: 青土社発売日: 2010/05/27メディア: ムック購入: 8人 クリック: 51回この商品を含むブログ (15件) を見る目次を青土社のサイトよりご紹介。 http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%D9%A1%BC%A5%B7%A5%C3%A5%AF%A5%A4%A5%F3%A5%AB%A5%E0%A1%A1 【BIの現在地】 ベーシック・インカムと社会サービス構想の新地平 社会サービス充実の財源はある/小沢修司 【討議】 ベーシックインカムを要求する/立岩真也+山森亮 【BIの思想】 バイオ資本主義とベーシック・インカム
シドニーへの行き帰りで、宇野重規『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書、2010年)を読了。 〈私〉時代のデモクラシー (岩波新書) 作者: 宇野重規出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/04/21メディア: 新書購入: 10人 クリック: 174回この商品を含むブログ (61件) を見る一読しての全体、とりわけ前半の印象は、「再帰的近代化」という状況における「個人」のあり方の変容とそこでの「デモクラシー」の必要性を、実に平易な言葉で、しかし、欧米の社会理論で論じられているポイントは逃さずに、論じている、ということである。その筆さばきは、さすがと言うほかはない。 さて、現代の「新しい個人主義」と言っても、著者の注目するそれは、両義的なものである。一方で、現代の〈私〉は自分の「かけがえのなさ」にこだわる〈私〉である。他方で、その〈私〉は「大勢のうちの一人」でしかない自分というものを
このたび刊行の雑誌『思想』2010年5号(1033号)に、論文「熟議民主主義における『理性と情念』の位置」を寄稿しています。 この論文では、熟議民主主義論に情念を積極的に組み込む試みとして、John S. Dryzek, Cass Sunstein, Sharon Krauseの議論を取り上げたのち、この点でのKrauseの優位を認めつつ、Juergen Habermasなどの議論も参照しつつ、熟議民主主義における「反省性」の重要性を論じています。 下記のサイトから注文できます(amazonのデータはまだ) http://www.7netshopping.jp/magazine/detail/-/accd/1200188932 特集全体の目次は以下の通りです(岩波書店ウェブサイトより。頁番号はとりました)。 http://www.iwanami.co.jp/shiso/index.html
下記のように、3月26日(金)、27日(土)に、同志社大学にて、ベーシック・インカム日本ネットワーク(BIJN)設立記念国際シンポジウムが開催されます。 ベーシック・インカムに関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。事前申し込み不要、入場無料、外国語での講演は同時通訳つきです。 本日開催です! ======================= ★BIJN設立記念国際学術シンポジウム 「グローバリゼーションと労働の新しい形:ベーシック・インカムをめぐる世界の動き」 <第一部> アンドレア・フマガリ「バイオ資本主義・感情労働・プレカリアート運動」 日時:3月26日(金)15:30−17:20 場所:同志社大学今出川キャンパス寒梅館ハーディー・ホール <第二部> ガイ・スタンディング「グローバリゼーション後の労働」 日時:3月27日(土)10:00−12:00 場所:同志社大学今出川キャンパス臨光
下記の『新編 日本のフェミニズム4』所収の村田論文で言及されていた、江原由美子「家事労働を『強制』するメカニズム」小倉利丸・大橋由香子編著『働く/働かない/フェミニズム』(青弓社、1991年)を読んでみる(こんな本も持ってきているのだった)。 働く/働かない/フェミニズム―家事労働と賃労働の呪縛?! (クリティーク叢書) 作者: 小倉利丸,大橋由香子出版社/メーカー: 青弓社発売日: 1991/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見るごく短い論文というか、小倉利丸氏との対談への小倉氏による「補足」へのコメント、という形式の文章なのだけれど、江原氏の鋭い視点がよく表現されている。言及されていた部分だが、この箇所。 男性たちは、女性たちが学んでいる活動の必要度への認知を、けっして真面目には受け取らない。女性から学ぼうとはしない。実のところ、この
『期待、制度、グローバル社会』(勁草書房、2009年)の第1章、河野勝「制度、合理性、期待――新しい政治経済学のための原理的考察」を読んでみた。 期待、制度、グローバル社会 作者: 田中愛治,河野勝出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/09/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (8件) を見る ここ数年、経済学に対抗した形で「政治経済学」を提起されている河野先生の論調が、本章でも、いかんなく発揮されている。 特に興味深いのは、盛山和夫に依拠して、「一次理論/二次理論」の区別を導入し、それを経済学の、特にゲーム理論的枠組みへの批判のためのツールとして用いている点だろう。というのは、かつて某シンポで、河野先生が盛山氏の議論を肯定的に参照する報告者に対して、かなり厳しい(と僕には感じられた)批判をされていたからだ。認識を変えられたのだろうか。ある
いろいろな考え方があってよいわけだけど、僕としては、民主主義を、単純に「民意」であればなんであれ尊重するということではなく、逆に、「民意」に不信を抱きこれに対置されるべきなにものかを擁護するのでもないような形で、論じるべきだと思っているわけです。 というか、民主主義理論democratic theoryというのは、そういうラインで考えていると思うんですよね。
持ってきた本のうち、盛山和夫『リベラリズムとは何か』(勁草書房、2006年)を、今頃になって読了。 リベラリズムとは何か―ロールズと正義の論理 作者: 盛山和夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2006/06/01メディア: 単行本 クリック: 44回この商品を含むブログ (49件) を見る以前に100ページくらい(あと、一番最後のあたり)読んだところでストップしていたのだけど、最後のところ以外は全く頭に残っていなかったので(苦笑)、最初から再読。 で、今回はとてもよくわかった(海外効果?)。 全体として、『制度論の構図』以来の盛山氏らしい視点が明確で、その観点からのロールズとそれ以後のリベラリズム評価ということになっている。 立場としては、『正義論』と『政治的リベラリズム』の連続性を強調し、そのラインでのロールズの試みを反基礎づけ主義的なものとして、『正義論』以後の他の論者のリベラリ
先日、某先生と話をしていて、その先生曰く、「博論を書くというのに、これまでに書かれた博論(を元にして出版された本)を読んでいない、という院生がいるんだよ」と(多少デフォルメ)。 僕も、自分の院生にはよく、「自分とまったく同じテーマではないとしても(というかそういうものはほとんどない)、博論をベースにして出版された本をいくつか読んで、「イメージ」を身につけなさい」というようなことを言っている(つもり)。だって、まだ研究を始めて数年くらいの人が、20万字前後くらいの論文を書くというのだから、そう簡単にできることじゃない。問題設定の仕方とか、先行研究の批判の仕方とか、構成とか、まあ別に博論じゃなくたって必要なことだけど、でも、経験的に言っても、あまりに量的に違い過ぎると、修論でできたことを分量が増えても反復するだけ、というわけにはいかないもの。ちなみに僕の場合は、もちろん(?)、後期課程の出発時
ざざっと流し読みだけしていた、井上達夫編『岩波講座憲法1 立憲主義の哲学的問題地平』より、まず毛利透「市民的自由は憲法学の基礎概念か」をある程度きちんと読んでみる。 岩波講座 憲法〈1〉立憲主義の哲学的問題地平 作者: 毛利 透,愛敬 浩二,渡辺 康行,瀧川 裕英,駒村 圭吾,巻 美矢紀,吉永 圭,淺野 博宣,大屋 雄裕,井上達夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/04/20メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (15件) を見る うーむ。何という力強い議論。とりあえず、やはり学者というのはこういう風に書かないといけないのかなあ、と全くの別件での某やりとりのことを思い起こしながら、我が身を反省する。 毛利氏の議論のポイントは、民主政には「市民」が必要だとした上で、その「市民」をあえて「少数」「変人」と呼びつつ、しかし、「市民」になろうとする人には、例えば表
日本の個人主義 (ちくま新書) 作者: 小田中直樹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/06メディア: 新書購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (49件) を見る 大塚久雄の議論を論じながら、現在における「個人の自律」の意義、そしてその可能性について考察した本。叙述は、大変平易で読みやすいにもかかわらず、現在「個人の自律」を考えようとすれば避けて通れない、「ポスト近代主義」からの問題提起を正面から受け止める形で議論が進んでいく。 とくに、いかに他者性、主体の構築性、網の目の権力などが指摘されようとも、それでも「主体性」はギリギリ確保されているのではないかという69頁以降の指摘や、「他者啓蒙」と「動員」との間に「すきま」(127頁)を見出そうとする議論、さらには個人の自律の要件に「懐疑精神」と「コミュニケーション能力」を挙げる点(180頁)などに、ギリギリのところ
って、何がって、宮台さんの「アイロニー」と「オブセッシブ」の関係ですよ、ええ。 限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学 作者: 宮台真司,北田暁大出版社/メーカー: 双風舎発売日: 2005/10/22メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 82回この商品を含むブログ (128件) を見る 自分の不真面目がいけないのですが、さらっと読んだときは、多分その前の宮台/仲正本から引き続きの「ネタ/ベタ」軸に頭の中が引っ張られていて、よくわかってなかったんですけどね。 それにしても、やはり宮台さんは単なる秩序問題(「秩序はいかにして可能か」的問題)を考えているのではなくて、「望ましい」秩序問題(「人が望ましく(というのは、「自由」に)生きることのできる秩序はいかにして可能か」的問題)を考えているのです。きっと。 とはいえ、「参照項」(北田)あるいは「別様」の可能性を、「歴史」(としての亜
かなり長い間、ほとんど研究会等の告知だけになっているこのブログですが、2023年になったということで、普通の(?)記事も書いてみたいと思います。 新年を迎えるにあたって・・・というよりも、ここ数年ずっと意識にあるのは、「気が付けば50代になってしまった」ということです。研究者の世界でも、「若手」(アーリー・キャリア)や「中堅」といった言葉が使われますが、「もう『若手』じゃないよね?」と思い始めてから、「中堅」はあっという間に終わってしまったような気がします。いえ、どのくらいの人が「中堅」なのか、確かなことはわからないのですが、でもきっと、50代はもう「中堅」とは言わないだろうなと思います。 その「ポスト中堅」となって、これからどうしていくべきなのでしょうか?年代に応じて「この年代はこういう仕事を」といった考え方をする人もいるようです。ただ、私の場合、そのような形での「自己規定」は、あまり似
昨日お買い物したこの本をぱらっと見るととても興味深いことが書いてありました。 “現代家族”の誕生―幻想系家族論の死 作者: 岩村暢子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2005/06/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (47件) を見る 実際に主婦をやってきた人たちのインタビューの分析なのですが、そのなかで1960年代ごろから、多くの女性が、夫は仕事で帰りが遅く、家族で一緒にご飯を食べたことがほとんどない、とか、子どもと自分だけなので、ハンバーグとかカレーとか、子どもが喜ぶ物が中心になった(つまり、いわゆる「おふくろの味」が洋食になってしまったということですね)、とか答えているというのです。 著者が言うように、食卓を取り仕切っている厳格な父親など、今からかれこれ40年くらい前のこの時代に、既に消滅していたのです。 僕は常々、男性(夫)の帰宅時間が
レポートなどを作成中のみなさんのために、下記のサイトからとーっても重要なご指摘の一部をご紹介。ちょっと長くなりますが引用します(強調箇所は引用者によるものです)。 http://spaces.msn.com/members/myamadakg/Blog/cns/ webには多くの情報がありますが,そのうちどれが信じるに値し,どれがそうでないかを判断するのは容易ではありません.ゼミでも論じたように,われわれは全知全能ではないので,自分が経験できない問題について判断を下すにあたっては,それについて知識を持っている人から信頼できる情報を得なければなりません.誰が信頼できる情報を提供してくれるのかがわかると,我々の判断はかなり楽になります.しかしそのためにわれわれは,信頼できる情報を提供してくれる人が誰なのかを見分ける必要があります. われわれのよく知っている人が提供してくれる情報の信頼性を評価す
http://d.hatena.ne.jp/mxnishi/20050605のコメントで書きましたので*1、熟議民主主義について日本語で書かれた論文で、本の中に収められているものをいくつかメモしておきます。もちろん、全てではないと思います。 平井亮輔「第9章 対話的正義論とデモクラシーの可能性」、同編『正義:現代の公共哲学を求めて』嵯峨野書院、2004年。 正義―現代社会の公共哲学を求めて 作者: 平井亮輔,若松良樹,服部高宏,那須耕介出版社/メーカー: 嵯峨野書院発売日: 2004/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (10件) を見る 内野正幸「民主制と『弱者にやさしい統治』」、駒井洋編著『日本の選択』ミネルヴァ書房、2002年。 日本の選択もうひとつの改革路線 (Minerva21世紀ライブラリー) 作者: 駒井洋出版社/メーカー: ミネルヴァ
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