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アメリカ大統領選
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ロード史上最大の下克上、ロード史上最強の文武両道金メダリストが誕生した。スイス連邦工科大学ローザンヌ校の数学の研究員でもあるアンナ・ケーゼンホファー(オーストリア)が、誰もが驚く見事な逃げ切りで、金メダルを獲得して見せた。2019、202、2021年度のオーストリア個人TTチャンピオン、2019年のオーストリアロードチャンピオンではあるが、最後にプロチームで走ったのは2017年度であり、今現在は偏微分方程式論の研究者としての道を歩んでおり、先月も論文を発表したばかりのアマチュア選手が、自前の機材で誰も予想すらしなかった大番狂わせをやってのけた。5か国語を操り、数学者としても名の知れた類まれな才女がオーストリアに史上二つ目の金メダルをもたらした。 オリンピック男子ロードよりもよりも短い147㎞で行われた女子ロードレース、それでも総獲得標高が2692mとタフなコースで、スタート直後から飛び出し
世界選手権というのは面白い場所だ。最新最先端の機材のオンパレードかと思いきや、旧型や旧式もふんだんに「現役機」として見る事ができるのをご存じだろうか? 世界中から自転車競技の猛者が集うが、その国により予算の差は大きく、持ち込まれる機材も所属チームで使用しているものから、個人で用意したものまで様々だ。世界選手権に出場してくる多くの選手たちは、所属チーム用に供給された機材を使用することが多い。しかし当然ながら、セミプロやアマチュアでありながら代表の座を射止めるケースもある。そうなれば当然機材には大きな格差が生まれるのだが・・・・結果は必ずしもそうではないというのが競技の面白いところだろう。 今年の大会でも型落ちの機材を使用する選手も多かっただけでなく、コンポーネントもセカンドグレードの使用者も多く、さらにはハイエンドでもひとつ前のシリーズを使用している選手も多いなど、最先端スペックは必ずしも必
コラム:日本の草レースで多発する死亡事故、どの趣味競技よりも死者が多い理由とは?「簡単に入手できるF1」でも操縦者の腕前に警鐘、楽しむために持たねばならないリスク回避という勇気 先日行われたツール・ド宮古島で落車死亡事故が発生した。日本の草レースシーンでは毎年のように死者が出ており、主催者側の安全管理に関する声も上がるが、果たしてそれだけのことで片づけられる問題だろうか?趣味イベントでの死者という観点からいえば他競技に比べ圧倒的に多く、このままではイベントの開催自体が危険視、当然道路使用許可や自治体の参加尻込みなども予想される。 簡単にプロ機材が手に入れることができることから「簡単に入手できF1」とも言われ、憧れのプロ選手、プロ機材が購入できてしまう数少ないスポーツは、このスポーツの一つの魅力となっている。しかしそれは同時に、技量の伴わない者がモンスターマシンを操るのと同様で、つまりはその
2017/10/3 19:27 フランスの下部レースでベテラン選手のメカニカルドーピング発覚! フランスの下部レースでベテラン選手のメカニカルドーピング発覚!フランス警察とフランスアンチドーピング協会、ドーピングを拒みレース界を追われたバッソンスが先導してレース界を正す Tweet 0 今までアンチ・ドーピング協会といえば薬物使用禁止撲滅を掲げ、薬物の検査を行う「化学的」な人たちというイメージがあったのではないだろうか?それが昨今メカニカルドーピングが話題となり、実際にその対処を迫られる中で、「化学的」から「科学的」へとその役割を拡大せざるをなくなってきている。そして今回遂にそんなフランスアンチ・ドーピング協会の活躍もあり、フランスのレースシーンで、メカニカルドーピングをしていた選手が実際に御用となった。 氏名は公表されていないが、フランスの下部組織のレースに出場していた43歳のベテラン選
ツ醋ムソス、キフエ、カ、、、゙、サ、」 、ソ、タ、、、゙・オ。シ・ミ、ヒキメ、ャ、熙ヒ、ッ、ッ、ハ、テ、ニ、ェ、熙゙、ケ。」 、キ、ミ、鬢ッ、キ、ニ、ォ、鬣ヨ・鬣ヲ・カ、ホ。ヨコニニノ、゚ケ、゚。ラ、ヤ、テ、ニ、ッ、タ、オ、、。」 ・オ・、・ッ・・ー・ソ・、・爨ホ・ネ・テ・ラ、リ
2017/5/24 18:09 ジロ・デ・イタリア第16ステージ選手コメント ジロ・デ・イタリア第16ステージ選手コメント:「糞のせいでリアルにくそっ!だよ。」「流石に漏らすという選択肢はなかったよ。」「糞出して軽くなった分下りでは速かっただろ。」〜デュムラン Tweet 0 トム・デュムラン(チームサンウェブ) 総合1位 「腹が痛かったんだよ。う◯こしなきゃならなかったんだよ。我慢したんだけどね。ステルヴィオからの下りでおかしいと思ったんだよ。あの段階ではもう我慢できなかったんだよ。僕がどう感じたと思う?公衆の面前でう◯こだよ。もうあのあとは必死!ただただ必死で追いまくるだけだったよ。本当に今日という日にがっかりだよ。」 「マリア・ローザは守れたけどがっかりだよ。調子は良かったし、キンターナとニーバリの走りにも問題なくついていけたと思うよ。でも貴重のタイムを失ったよ。糞のせいでリア
2017/5/23 18:29 SCIENCE:DHではどの姿勢が一番速いのか SCIENCE:DHではどの姿勢が一番速いのか、フルーム、サガン、ニーバリ、パンターニらの特徴的なDHフォームを科学的に検証 Tweet 0 昨今レースシーンでは上りではなく下り、ダウンヒルでのアタックが勝敗を分けることが増えてきている。上りではクライミング能力と体力が試されるが、下りでは度胸とリスクを背負う覚悟が求められる。昨年度のジロ・デ・イタリアではマリア・ローザを着用していたスティーブン・クライズワイク(ロットNLジャンボ)と総合上位につけていたイルヌール・ザッカリン(カチューシャ・アルペシン)が下りでライバル達のアタックに無理をしてついていこうとして落車、それぞれ肉体的、精神的のみならず、結果でも痛い目を見た。 それほどまでに下りの技術は選手によってばらつきがあり、現役ではヴィンチェンツォ・ニーバ
2017/4/8 1:42 ルール変更はどこまで進むか? ロードディスク化進むか?世界スポーツ用品協会(WFSGI)がUCIと機材ルール変更を模索、ディスク問題ではプロ選手協会(CPA)にも打開策としてのディスクブレーキガードを提案 Tweet 0 世界自転車競技連盟(UCI)と世界スポーツ用品協会(WFSGI)が現場置き去りで進めてきたロードレースのディスク化、しかし選手やチーム、そして最終的にはプロ選手協会(CPA)の猛反発にあい、一時は風前の灯となっていた。しかしここへ来てWFSGI がフレームに関するUCI規約の変更を求め、それに対してUCIが大筋で合意していると言うのだ。WFSGIがUCIをも動かしてしまう力を持っていることが改めて感じられた。 新たな機材を選手たちに使わせたいという業界の思惑に、選手達は「必要ない」と一蹴、それでもあえて使うのであれば、と条件を突きつけたがそ
2017/1/31 1:35 メカニカルドーピング問題表面化 米CBSの主力番組”60ミニッツ”でメカニカルドーピングに関する暴露:”モータードーピングをしていた可能性があるのはチームスカイ”の衝撃内容、真実か否か、そしてUCIの力不足否めず Tweet 0 大きな爆弾が投下された。昨年度末より噂されていたメカニカルドーピングに関する番組がアメリカで放送され、その内容が大きな波紋を呼んでいる。開発者とされるハンガリー人のイステヴァン・ヴァルハスがその内情と自らが実際に経験したことをテレビカメラの前で語ったのだ。番組内容をまとめ、そして問題点を考えてみたい。 ヴァルハスがモーター式のアシスト機構を開発したのが1998年、そしてそれは第3者により販売された。現在の貨幣価値に直して約5億円(ハンガリーの当時の生活水準を考えればもう少し価値がある)という莫大な契約金と引き換えに、ヴァルハスはそ
2017/1/26 22:35 ディスクロード議論続く 現役最終年にボーネンがディスクロード使用、対してチームスカイに供給するピナレロは「真のハイパフォーマンスバイクにディスクは必要ない、業界が新しいネタが欲しいだけ」と皮肉る Tweet 0 今シーズン限りで引退を決めているトム・ボーネン(クイックステップ・フロアーズ)、その彼が最終年度はディスクブレーキを使うことを決断した。その理由は「引退するし、せっかくだから技術の進歩を味わっておかなきゃ損じゃん。」というシンプルなものだった。それに対してチームスカイへフレームを供給しているピナレロは、新車のドグマF10でも相変わらずの昔ながらのスレッド式を採用、そしてディスクブレーキに関しては、「真のハイパフォーマンスバイクにディスクは必要ない」とF8ではディスクブレーキモデルを作っているにも関わらずその必要性を否定、その上ディスクを推す業界への
2017/1/14 5:42 UCIが前触れもなく新たなルール変更を発表! UCIが前触れもなく新たなルール変更を発表!各チームのみならず、ワールドツアーレース主催者にも厳しいルール変更に早くも悲鳴上がる、一体レース界はどこへ向かう? Tweet 0 UCIの改革は一体どこへ向かうのだろう。痛みを伴う改革と言うのは理解できても、後先考えずに発表されたのではと思うほどに結局元の改革案が場当たり的に変更されることが連発しているのはいただけない。唐突に発表された今回のルール変更は、一部レース主催者にとってはかなり困難な問題を突きつけられており、このままでは2019年のチーム数削減と同時にレース数事態も縮小となりそうな勢いだ。せっかく今シーズンから幾つかのレースがワールドツアーに格上げになりよりエキサイティングになるのではと予想されていただけに、今回のルール変更発表はシーズン開幕のお祭り騒ぎの雰
2017/1/10 18:09 クロモリの可能性:BARAMONのクロモリのラグ付軽量ロード クロモリの可能性:羊の皮をかぶった狼!BARAMONのクロモリのラグ付軽量ロードフレーム1.4kg、圧倒的存在感のネオクラシックフレームがここに! Tweet 0 クロモリフレームビルダーは全国に数多く存在している。その中でも日本競輪協会に認められているフレームビルダーは、厳しいテストをパスしており、その技術は折り紙付きだ。そんなビルダーの一人が福岡県久留米市でフレームを作り続けているBARAMONだ。その”精密機械”と称されるほどに一寸の狂いもなく作られるフレームは、こだわりの局地とも言える。また日本のロードレース界のパイオニアの一人でもあり、近代ツールを走った初めての日本人選手今中大介が長らくレースで愛用していたことは有名だ。
2017/1/8 17:04 フルームが監督を擁護することを拒否 揺らぐチームへの信頼、チームスカイにほころび、フルームが監督を擁護することを拒否、「自分のことだけに専念する」、チームオーナーは擁護から一転沈黙へ Tweet 0 ウィギンス問題をきっかけに、チームスカイが揺れている。チーム監督のデーブ・ブレイルズフォードへの信頼が大きく揺らいでいる。チームスカイのエースであるクリス・フルームも遂に「僕は擁護することはない、僕は自分自身のことに専念する。」とコメントするなど、チーム内崩壊の雰囲気さえ漂い始めた。 ウィギンスのTUE(治療目的例外措置)を悪用した過剰薬物摂取(それによりドーピング効果が生まれる)が発覚、その説明を求められたブレイルズフォードが、嘘の証言をしたことが発覚したことで、状況は悪化の一途を辿っている。そもそもウィギンスのために国外からフランスへ持ち込まれた治療薬を別
2016/12/30 1:15 終わらぬウィギンス問題 終わらぬウィギンス問題、矛盾するチームスカイ監督ブレイルズフォードの言動に疑惑の目、一向に進まない調査に苛立ちも、しかし当人はこのタイミングで引退を発表、スカイの闇終わらず Tweet 0 最強チームのチームスカイが未だに揺れている。すでにチームを去ったサー・ブラッドリー・ウィギンスの問題で、チームスカイのブレイルズフォード監督の証言が矛盾に満ちていると非難されている。ウィギンスが現役時代の2011年のクリテリウム・ドーフィネでチーム経由で彼あてに届いた”小箱”の論争はまだまだ問題だらけだ。 そもそも事の発端は、ハッキングにより世界アンチドーピング機構(WADA)の情報が漏れたことだ。それによりTUE(治療目的例外措置)を悪用したのではないかという疑念が噴出、不自然なタイミングでの不自然な治療薬大量使用が発覚したのだ。 チームは
2016/12/12 22:02 おじさんパワーは衰え知らず!45歳の鉄人レベッリンが現役続行! おじさんパワーは衰え知らず!45歳の鉄人レベッリンが現役続行!中東の新コンチネンタルチームのエースとして大抜擢!衰えぬ走りで来シーズンもその存在感を示し続ける! Tweet 0 多くの選手が引退を決めた今シーズン、来シーズンも現役を続ける鉄人がいる。ダビデ・レベッリン、来シーズンは45歳になるこの男はさらなる飛躍を目指し、新天地でレースをすることを決めた。今シーズンまではポーランドの名門プロコンチネンタル、CCCスプランディ・ポルコウィチェで4年間を過ごしたが、プロ20年目を迎える来シーズンは、自転車熱が一気に広がっている中東のクウェート・カルツーチュへ所属することが決まった。 レベッリンと言えば、2004年にアルデンヌクラッシックを全て制覇するという偉業を達成したことで有名だ。クラシック
2016/12/8 20:02 フルームの苦悩、そして感じる王者としての品位と風格 苦悩するフルーム、ウィギンス問題で集中しきれない日々、「ウィギンスの疑惑はまだ晴れていない、なのに彼だけが平然としている」、フルームの言葉から感じる王者としての品位と風格 Tweet 0 シーズン開幕を来月に控え、今現在最強のグランツールライダー、クリス・フルーム(チームスカイ)が精神的に苦悩している。その一番大きな問題となっているのが、ウィギンスの不明瞭なTUE(治療目的特例措置)だ。2011年のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネの最終日にイギリス自転車協会の人間が持参した薬品が入った”謎の小包”だ。 今現在イギリスアンチドーピング協会の調査が入っているが、チームスカイ側が一切のコメントを拒んでおり、調査終了までは口をつぐむ賭していることが、さらなる憶測を呼んでしまっているのだ。そのことがさらにフルームに
2016/11/26 20:12 ロードレース改革:レースでの出走人数削減へ ロードレース改革:ワールドツアーレース増加対策でレース主催団体ASO、RCS、フランダースクラシックがグランツールなどで来シーズンから出場選手数縮小で合意、説明なき変更に苦言も Tweet 0 来シーズン開幕へ向けわずか1ヶ月ちょいと迫る中、来シーズンのワールドツアーレースに関するとても重要な変更点がこの時点で公表された。ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャなどを主催するASO、そしてジロ・デ・イタリア、ティレーノ・アドリアティコなどを主催するRCSスポーツ、そして春のクラシックを主催するフランダースクラシックの3者の間で来シーズンの主催レースでの、各チームの出走人数削減で合意がなされたのだ。改めて感じる主催者団体の権限の強さ、ロードレース改革には彼らの協力が必要不可欠だ。 今シーズンまでグランツ
2016/11/24 5:54 英雄だからできること:キンターナ 英雄だからできること:キンターナが母国コロンビアで男女平等を訴える活動を始める、結婚と娘の誕生で芽生えた「意識」とは Tweet 0 今現在戦争をしていない国の中では最も治安が悪い国とも称されるコロンビア、麻薬組織との内紛を内戦と呼ぶ声もあるが、様々な問題を抱えている。つい先日も日本人旅行者が射殺されるなど、抱える問題は根深い。そういった状況が多い南米では、しばしば「英雄」が好まれる傾向にある。そしてグランツールを制覇し、世代最強の一人と呼ばれるまでに成長したナイロ・キンターナは、「英雄」として母国コロンビアの状況を為に立ち上がることを決めた。 コロンビアにとっての社会問題の一つ、それが配偶者による家庭内殺人だ。2.5日に一人の割合で女性が配偶者によって殺害されており、DVに至っては1時間あたり4人が新たに被害にあってい
2016/11/16 22:33 RIVELLO:新しい非真円ギアの形 RIVELLO:新しい非真円ギアの形、フルオーダー製チェーンリングが日本上陸、楕円率(非円率)と歯数、PCD,アーム本数、素材が指定できる新しい形、自分に合わせたチェーンリングを探せ! Tweet 0 昨今楕円、そして非真円のチェンリングは様々なものが存在している。最近ではサードパーティーが主にそれらを提供しており、特に有名なところで言えばクランクも作っているROTOR(ローター)、そしてクリス・フルームが使用しているO'symetric(オーシメトリック)が有名だろう。ツール・ド・フランスでもフルームは オーシメトリックを使用し大会連覇を達成、その効果は間違いなくあるといえるだろう。 しかし非真円ギアには人により合う合わないがある。そこであえて楕円率(非円率)を選択でき、普段使用しているクランクに合わせたPCDと
今年もさいたまの街を大興奮に陥れたさいたまクリテリウム、やはり世界クラスの走りは誰の目から見ても迫力十分だった。4賞ジャージを中心としたショーアップされたレースながらも、要所要所で世界クラスの選手たちが見せる本気の走りは、沿道の観衆、そしてさいたまアリーナの観衆の心を鷲掴みにした。 そんなレースは世界チャンピオンのピーター・サガン(ティンコフ)、今年のツール覇者、マイヨ・ジョーヌのクリス・フルーム(チームスカイ)、ツール新人賞、マイヨ・ブランのアダム・イェーツ(オリカ・バイク・エクスチェンジ)、全日本チャンピオンの初山翔(ブリヂストンアンカー)の4人がレース最終盤に抜け出すと、そのまま後続とのタイム差を保ったままゴールスプリントへと持ち込まれた。そして最後は世界チャンピオンのサガンが圧倒的な加速力を見せ優勝、仕掛けた初山は粘ってサガンに喰らいつき2位、日本人若手として一つ結果を残した。そ
2016/10/28 11:00 メカニカルドーピング考案者がUCIの検査報奨は不十分と指摘 メカニカルドーピング考案者がUCIの検査報奨は不十分と指摘、「特定の選手を名指しでチェックしろと教えたが、UCIはそれを拒否した」と告白、UCIは自らの検査方法しか認めず メカニカルドーピングが話題に上がるようになって久しいが、その考案者の一人とされているハンガリーのエンジニア、イスタヴァン・バリアスが取材に答えた。そこから見えてくるUCIの対策がいかに不充分であるかという現状、大事になる前に改めてチェック体制に改善が必要なことを感じさせた。 開発者だからわかることは多くある、それを理解した上で、フランス警察はツール・ド・フランスでのメカニカルドーピングの検査に関してバリアスに協力を仰いだのだ。しかしなんとUCIはこのフランス警察の検査を拒否したのだ。 「全く利益に関係のない第三者であるフラ
2016/10/27 10:47 ディメンションデータに朗報!土壇場でライセンス確保へ ディメンションデータに朗報!急転直下ASOとUCIが来シーズンも18チームを維持することを決定!UCI改革に盲点、ASOもディメンションデータとのデータ提供契約があり妥協 昨日の記事で報告したディメンション・データがワールドツアーライセンスを失う可能性が、急転直下回避される事になった。UCIが改革の一環として、最終的にワールドツアーを16チームに減らすという予定は、いきなりの過程変更となった。最終決定は11月に行われる会議で決定となる予定だが、唐突な方向転換とその裏事情には今後批判が集まりそうだ。しかしレース界にとっては、ツールでステージ5勝を挙げ、若手育成とアフリカ人選手たちへチャンスを与えるポリシーを持った貴重なチームが残ることの価値は計り知れない。 漏れてきた内容からすると、ディメンションデー
2016/10/27 6:30 第100回ジロ・デ・イタリア2017 第100回ジロ・デ・イタリア2017プレゼンテーション:イタリア全土をめぐる最強の称号をかけたバトル!大会前半はスプリンター、後半はクライマーのための激戦ステージが盛り沢山 ツール・ド・フランスに引続き、ジロ・デ・イタリア2017年度のコースプレゼンテーションが催された。遂に第100回を迎える2017年度のジロ・デ・イタリアは全21ステージで構成され、5月5日、端午の節句にサルディニアで始まり、お馴染みミラノでの28km個人TTで5月28日で幕を閉じる。合計3752kmの激戦は、今年も山岳がふんだんに盛り込まれたハードな大会となりそうだ。来年度の大会では、大会前半に6ステージのスプリントステージが用意されるが、第13ステージを最後に後半は山岳バトルが設定されている。 そんなプレゼンテーションには豪華なメンバーが顔を揃
2016/10/25 19:03 ライセンス更新に赤信号のディメンション・データ ライセンス更新に赤信号のディメンション・データ、「僕らはお金でポイントを買わない」と若手育成のポリシーを示すも、ポイントが足らず来シーズンのワールドツアーライセンスを失う可能性大 来シーズンのワールドツアーライセンス数が18チームから17チームになるのに伴い、どのチームがライセンスを獲得するかに注目が集まっている。2チーム消滅に対して2チームが新規参入、そしてもう一致ん〜む消滅するかと思われていたチームがスポンサーを獲得して生き残りを決めたことで、ワールドツアーライセンス争奪戦は先が見えない激戦となっている。果たしてUCIはどのような判断を下すのか、その結果に注目が集まる。 まずティンコフとIAMサイクリングが消滅、そして今シーズンプロ・コンチネンタルだったボーラ・アルゴン18がボーラ・ハンスグロエとして
2016/10/18 9:05 ルイ・ヴィトンのLVMHグループががピナレロを買収へ ルイ・ヴィトンのLVMHグループががピナレロを買収へ、ファッション界の巨人が遂に自転車業に手を染めるのか? 遂に自転車がファッションの一分となるのだろうか?ファッションブランドのルイ・ヴィトンやシャンパンで有名なモエ・エ・シャンドンを中核としたLVMHグループがピナレロの買収に乗り出している。LVMHグループは化粧品から時計、高級宝飾品、ワインやスピリッツなど様々な分野の企業を束ねている。そして今そのLVMHグループがスポーツ産業に感心を示しているのだ。フィットネス肩リクリエーションまで、スポートが関係する分野への進出を目指す中で、まずそのターゲットになったのがチームスカイと更なる4年契約を結び、昨年度は高級自動車メーカーのジャガーと共同開発をしたり、ポール・スミスとコラボレーションなどを行っていた高級
WADAからのデータ流出に始まったTUE(治療目的例外措置)に関する議論は、イギリスの伝説の一人となったサー(伯爵)・ブラッドリー・ウィギンスに関する疑惑にとどまらなかった。更には元チームスカイのジョナサン・ティアナン・ロックの告発により、現UCI会長ブライアン・クックソンがかつて率い、クリーンで通してきたイギリス自転車会の薬物汚染の影が見え隠れし始めた。 まず未だに渦巻くウィギンスのTUE問題、何度ものテレビ出演でウィギンスは繰り返し、その正当性を説明してきたが、やはり皆の注目は、その治療が注射であり、長期間に渡り身体に影響する量であること、そしてグランツール直前(2011、12ツール・ド・フランス、2013ジロ・デ・イタリア直前)であったことなどが、多くの現役選手や、往年の銘選手たちの反感を買っている。現在トップクラスの選手であるトム・デュムラン(ジャイアント・アルペシン)は、「ウィ
2016/9/17 15:51 アレックス・ザナルディ アレックス・ザナルディ:両脚を失った元F1ドライバーがパラリンピックで2大会連続金メダル、生死の境から復活した男が見せる不屈の精神、常に持ち続ける挑戦心、そして結果を求める意欲 アレックス・ザナルディと言う名を聞いてピンときた人は間違いなくモータースポーツファンだろう。モータースポーツ最高峰のF1、そしてCART(現インディカー)で活躍をした男だ。F1では結果が残せなかったが、CARTでは2年連続世界チャンピオンになるなど圧倒的な存在感を見せた世界トップクラスのドライバーだった。事故にあい両足を失ったが、その不屈の精神で今度はパラサイクリングへと挑戦、そして前回のロンドン・パラリンピックに引き続きリオ・パラリンピックでも金メダルを獲得した。
2016/8/27 12:04 来シーズンは史上初の中国登録のワールドツアーチーム誕生へ ランプレが中国資本受け入れで、来シーズンは史上初の中国登録のワールドツアーチーム誕生へ、この裏で追い込まれたのはバーレン・メリダ、選手獲得に暗雲立ち込める 驚きのニュースが飛び込んできた。今現在元世界チャンピオンのルイ・コスタや新城幸也が所属しているランプレ・メリダが、来シーズンは中国資本のチームとなることが発表された。まだ正式なメインスポンサー名などは公表されてはいないが、ランプレとTJスポーツが交渉の末、今現在ランプレをマネージングしているCGSサイクリングと、中国資本がタッグを組むことが発表された。 メインスポンサーに関しては、中国政府が関与する可能性が高く、中国国営企業がそのメインスポンサーになる可能性は高い。また今回の合意は世界に通用する中国選手の育成の一環でもあり、今や世界の自転車産業
2016/7/28 7:45 ツール・ド・フランスを走ったバイクたち2 ツール・ド・フランスを走ったバイクたち2:5年連続スプリント賞のサガンらスプリント選手、パンチャー、プロコンチネンタル選手たちのバイクを紹介、新城幸也の勝負バイクも大紹介 ツール・ド・フランスでは各チーム様々な機材が使われているが、先日の総合系の選手たちのマシンに続いて、今度はスプリンター、パンチャー、そしてプロコンチネンタルチームのバイクを紹介しよう。そして最後には新城幸也のノーマルバイクとTTバイクも紹介しよう。 まずは5年連続のポイント賞という偉業を達成した、世代最強の男、ピーター・サガン(ティンコフ)のバイクから見ていこう。山岳ステージでは軽量マシンを使うが、通常ステージではこのマシンで勝負を仕掛けていた。そしてそのライバル達、今大会4勝を挙げたマン島ミサイル、マーク・カベンディッシュ(ディメンション・デー
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