§2 数 列 8 いろいろな数列(2) 前の章で, となることを学習しました。ここで,新しい記号 Σ を導入します。この Σ は,ギリシャ文字の大文字で シグマ と呼び,「この記号の後ろに書かれた文字や数値を,k の値を変化(k=1,2,3,……,n-1,n)しながら加える作業」を意味します。すなわち, (1) より は,「k を 1 から n まで変化(k=1,2,3,……,n-1,n)させ,a1,a2,a3,……,an-1,an を加え合わせていきなさい」ということを意味します。なお,変化させる変数 k は i, j など,どのような文字を利用してもかまいません。この記号を用いて,最初に示しました3つの式の左辺を表現しますと, となります。このように,ak のところには与えられた数列の一般項を記入します。したがって,最初に示しました3つの式は, この仕組みを,5項だけにしぼって,見てい