【東京】2016年に沖縄県名護市安部沿岸で起きた普天間飛行場所属のオスプレイ事故で、当時の航空自衛隊の内部文書で「墜落」と表記していたことが2日、防衛省関係者への取材で分かった。同省は事故を「不時着水」と説明してきた。航空幕僚監部は「墜落」の表現について「誤表記だ」としている。事故ではオスプレイ1機が大破しており、県は「墜落」と主張。本紙も通常着陸できず、機体が大破した状況から「墜落」と報道してきた。(東京報道部・新垣卓也) 事故は16年12月に発生。上空で空中給油機から給油を受ける際、給油ホースが右側のプロペラと接触し、揚力やバランスを失い、安部集落から約800メートルの海岸に落ちた。米軍は「不時着水」と表現し、防衛省は米側の認識に追随し...