建築資材の価格高騰がピークアウトを迎えているようだ。 資材価格の高騰は、物件価格を引き上げる大きな要因で、投資を行う上で負担となる。資材価格が低下に転じれば、物件価格も上げ止まる可能性が大きく、投資へのインセンティブになるかもしれない。 建設資材物価指数の推移などから、現状を確認していく。 徐々に上昇圧力に弱まり 建設物価調査会の建設資材物価指数(2015年=100)によると、建築部門指数は8月時点で依然として上昇を続けている。(グラフ1) しかし、東京の建築資材物価指数を見ると、木造一戸建住宅では「132」台での緩やかな上昇となっている。 RC・RSC造一戸建て住宅の指数も、1月の141.7から8月の144.8に上昇はしているものの、上昇ペースは2022年と比較すると緩やかなものとなっている。(グラフ2、3) なお、2023年には一度大きく下落したが、その後、再び上昇している。 このよう