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ドラクエ3
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でもこうなったらしかたないし、まあ、次のことを楽しく行こう(この切り替えがなによりもこつです)!その場に行っちゃえば、そこを楽しめるでしょう。 神様に問いかけることをあまりしない私だが、今年の春にうちの庭の桜を見ながら「いつまでここに住めるかな?」と考えて、ふと一瞬だけ真剣に問いかけた。
ところで私は昔うぶだった頃カニ屋に「自分は明日首をつって死ななくてはいけない」とだまされて数千万円奪われたことがあるので、カニには思い入れがある。ちなみにそのカニ屋で食べたカニが生涯でいちばんうまいカニだったと亡き父が言っていたので「数千万円のカニ」として我が家では伝説となっていた。 しかも噂の真相に「数千万貸せるなんてよしもとばななには余裕がある」って書いてあったけど、余裕があったんじゃなくて、泣き落とされたのだ。カニ屋を担保に借してくれと言っていたが、ふたをあけたらカニ屋は賃貸で担保も何もありゃしなくて、金を貸す前にもっと調べろよ、俺、と今の私は昔の私に思う。
去年ウィリアムに会ったら「来年はものすごい年になる。考えられないようないろんなことがある一年になるけど、全部を個別にポジティブに乗り越えられたら、かなり健康になると思うからがんばって」みたいなことを言われて、いったいなにが起きるのかドキドキしていたのだが、ドキドキを超えてもうどうでもよくなっちゃったというレベルまでいろんなことがあった!ポジティブだったかどうかはわからないけれど、やけくそではあった。 来年もいろいろあるだろうと思うし、それに私は不幸なわけじゃない。もちろん人生面白おかしくない面倒なことでいっぱいだが、それでも精一杯幸せであろうとして生きている。
るなちゃんは「Q健康って?」という幻冬舎から出た私の本の中にがんの闘病記を載せてくれた、ものすごい根性のある、人としてほんとうに尊敬できる人だった。
ああ、びっくりした。もうこわいものはない。もちろん人生にはこれからもいろんなことがあるだろう。しかし予想がつくことのなかで最高に恐ろしいことはもう終わった。 ただでさえ「まわりのみんなの親」みたいな存在だった父なので「まわりのみんなの親がなんと自分のほんとうの親だよ!」だった私と姉にしたら、いくら高齢だったとは言え、人生に大きな穴があいたみたいな感じだ。 「病院の玄関に立っただけで吐く」「病院に行くと心が逃避してうつろになってしまう」と私も姉も毎日言っている。母のお見舞いで日々同じ病院に行くんだけれど、心が泳いでしまって全然ちゃんとその場にいられない。
こんなに食いしん坊で食べてばっかりいる私なのに、一月の七日くらいに突然に「もう食べるということ全体に疲れたな」とふと思った。お歳暮でいただいたずわいがにを食べ過ぎたのだろう。かにって好きなのに少ししか食べられない私なので、そこですごい満腹になったのだろう。 これが始まると、あの、食べることばっかり考えていた日々はなんなの?という感じになり、体重は減り、血糖値は下がり、勘が冴え、血はさらさらになり、酒も減り…これが一生続くといいのだが、数ヶ月でだいたい終わって、大食期がやってきてしまう。大食期はとにかくいろんなものが食べたいし、飲みたいし、なんでも大きくやってこい、大漁だ大漁だ!酒は一気飲みだ!みたいな不健康なメンタリティに支配されているので、トータルしてちっとも健康にならないし痩せもしない。
2009.05.09 ぎっくり腰かと思ってたけど、あれは水疱瘡が神経でうずうずしていたんだな、デビューを待って。 今日もいっちゃんと森田さんのフォローでなんとか家のことをできた。 本気で青山葬儀場に行きたかったけれど、水疱瘡をばらまいても…と思い、そしてまだ立っていられないので、自粛して、ふとフロルへ行った。 たまたま田神さんが担当してくれて、フロルの二階でのリフレは最後の二日間だったことを知った。一階でリニューアルするそうだ。 建物が呼んでくれたのかな。最後に挨拶できて、とても嬉しかった。足に血行が戻ってきたし、ズバリ「肝臓と腎臓が疲れてる」と言われたが、とても病み上がりとは思えない老廃物の少なさだ!と言われて、元気が出た。顔がものすごいけど。まるで面白い模様の人みたい。 2009.05.08 行きつけの内科がやっとあいて、しっかりした解熱剤を出してもらって、やっと意識不明になるのが治っ
作家・吉本ばななの公式サイト。最新情報、本人による日記、著作本一覧やQ&Aなど。
結婚式のお礼参りに奈良に行きました。 やっぱり神(のようなもの)はいるなあ、と正式参拝して思う。自然の力、巨大な存在。思いこみではなく、すごい力が目の前にやってくる。これが素朴な信仰の力なのだろう。 神前でとてもいい時間を過ごした。ここで結婚式してよかったな、と心から思った。 ところが、その後、神とはなんの関係もなくすごい事件が起こる。 これはここでしか書かないかもしれないし、もしかしたら機会を改めてどこかで書くかもしれない。二度読みになる人はごめんなさい。 さて、私にはちっぽけな入れ墨が二カ所あります。今まで、世界中のいろいろな風呂に行きました。もちろんどこも入れ墨はお断りと書いてあります。もちろんお断りと明示してあるところに入れ墨で行く私が悪いのです。なので注意されなければそのままで、注意されたらそこにバンドエイドを貼る、もしくはいっしょに行った人と自分の身分証明書で職業を証
なんだかとっても落ち着く部屋だったので、雨の中まったりと過ごして、イズミルへごはんを食べに行く。夫たちも合流。イズミルのシェフのお姉さんは目が合うとにっこりとしてくれる。いいなあと思った。味も超ハイレベル。これまで食べたトルコ料理の中でもトップクラスだった。 須藤くんに会ったのは、二十年近く前で、彼はまだ十歳くらいだったのではないだろうか。ピアノをひき、両親とおばあちゃんを素直に好きで、とにかく自由だった。ものを創る道以外に進みようがない子だった。私は彼を見て「いいな、子どもって。こんなに自由なんだ」と思ったのがきっかけで、今、同じような感じの男の子がいる。須藤くんは両親の焼き物のノウハウを見事にひとつにしたかなりいいものを創っている。一見単なるメルヘン調なのだが、ちゃんと見るとしっかりした技術があるので、甘くないのがすばらしい。
やっと少し落ち着いてきた。 抗生物質の力に感激・・・みるみるうちに効いてくるのがわかった。ふだん飲まないから効くっていうのもあるね。 それにしても、牡蠣にあたるって何かに似ている・・・と思ったら、それは「霊の憑依」だ。いつか必ず、こういう全てを数値で表すことができるようになるだろうと思う。 私はインチキ科学やでたらめニューエイジには全く興味がないが、身をもって体験したことが実証されるのにはほんとうに興味がある。 じっと家にいて、整理整頓。 チビラくんに話が通じるようになってきて、とても面白い。これはこうでこうだから、そこに触らないでね、というのも多少通じるし、何よりも、「だめ!」としかったあとでふとこちらが状況を考え直して「そうか、今君はこれをこうして、手伝ってくれようとしたんだね?わからなかったよ、勘違いしてごめんごめん。でも今は手助けはいらないから」などと言うと、わかってもら
2009.02.28 あやちゃんとデートする。 私も器用ではないけれど、あやちゃんも、美人さんでなんでもできるのになぜかそういう人なので、安心する。器用で、なんでもわりきれる人とはいっしょに仕事するのは大好きだけれど、プライベートでは接点がないなあ。 一年ぶりにヌッくんとカラオケに行き、恋愛に関して激論を交わす。次郎くんがいちいちコメントをするのだが「あ、それは商売女の場合か」とか「抱かないのが悪いな」とかいちいちヌッくんの純愛話に水を差すようなコメントばかりで、そのふたりの対比のほうが面白いくらいだった。 そういえば次郎はこれからデートだと言ってるいっちゃんに向かっても「もしも深い関係だったら、一軒目はお金のむだだから行かないで、おいしいつまみとお酒を買ってホテルに行った方がいい」と言っていたが、むちゃくちゃよけいなお世話である。 2009.02.27 「チェンジリング」を観る。優れた映
一度目はちょっと歳下の女友だちと、二度目は息子と行った。ものすごく新鮮な野菜がふんだんに使われたある料理が有名で、いつも満席か行列ができているか。検索してみたらチェーン店らしいけれど、すごくまじめな若い人たちがいっしょうけんめい時間をかけて作っている。
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