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大谷翔平
note.bassdrum.org
ヒエラルキーが全くないソーシャルネットワークサービス「state」をサービスインしてから、半年以上が経ちました。サービスインした際に書かせて頂いた、サービスの内容や基盤にしている考え方はこちらです。 簡単に表現すると、旧Twitterがなかなかに過ごしづらい場所になってしまった中、代替として提案されたThreadsにしてもBlueskyにしても、今の旧Twitterその他のソーシャルメディアのつらさを構造的に根本的に解決するものになっていないよね、ということを思っていたけど、自分はつくり手で、こういうサービスをつくるスキルはあるわけだし文句を言うのではなくて、自分でちゃんとつくって運用して、世の中に提案するぞ、というのがこの「state」というサービスです。「私はこういうソーシャルネットワークサービスが良いと思うんですよ」ということです。そういうものをほぼ一人でつくってサービスインしました
ソーシャルネットワークサービスをつくって公開したので、リリースとして文章を書いてみます。 今のソーシャルメディアに対する自分の考え方とか、どういう感じで開発してたのか、みたいなことはいろいろあるんですが、そのへんはサービス利用する上で関係ない情報なので、あとの方に書きます。まずは、どんなサービスなのか、というところのご説明をします。 このサービスの機能つくったのは、「state」というサービスになります。stateという単語にはいろんな意味があるんですけど、このサービスにおける「state」っていうのは「状態」っていう意味です。「状態」っていう名前のサービスということになりますね。 「自分がいま何をしているのか?(=状態)」をペロッと投稿することに特化したサービスです。 Twitter(X)と何が違うんだ、という話なんですが、かなり違います。 最新の投稿しか見えない。まず、一番特徴的なのが
「Flasher」というと、日本のデジタルクリエイティブ業界の一部では、「Adobe(古くはmacromedia) flash」を使って何らかのコンテンツ・仕組みをつくる人たち、ということになる。そもそもAdobe flashすらよくわからないという読者もいるかもしれないので、Wikipediaから抜粋しておくと、 Adobe Flash(アドビ・フラッシュ)は、かつてアドビが開発していた動画やゲームなどを扱うための規格、およびそれを作成・動作させるアプリケーション群。かつてフューチャーウェーブ・ソフトウェアと、それを買収したマクロメディアが開発していた。 Wikipediaというもので、ウェブブラウザのプラグインとしてflashでつくったものを再生するプレイヤーが普及していて、それを使うと、(当時の)単純なHTML等では表現できないアニメーション表現や複雑な処理も可能だった。 当時のデジ
こんにちは、poipoiです。 「テクニカルディレクター目線のプロジェクトマネージメント手法」 を考えてみる記事。 今回は、「フロー情報」と「ストック情報」を意識して情報を管理しよう!というお話です。 「フロー情報」と「ストック情報」皆さんはプロジェクトにおいてどのようなツールを使用していますか? チャットツールやプロジェクト管理ツール、ストレージツールなど様々なツールを複数使用している方が多いかと思います。 これらのツールは、形態は異なりますが全て「情報」を扱うためのものですよね。 プロジェクトに関わるコミュニケーションやタスク、データなどのあらゆる「情報」を扱い、メンバー間で共有することで円滑にプロジェクトを進行するために使用していると思います。 つまり、「情報」をどのように扱うかがプロジェクト進行において非常に重要という事が言えそうです。 一口に「情報」と言っても先述のようにその種類
久しぶりに悔しいなーというか、言おうと思ってたのに先に言われちゃったなあということがあり、文章に残しておこうと思う。何かっていうとこのニュース。「ロゼッタが全社員に英語禁止令」だ。 内容としては、ロゼッタ社のVR翻訳会話プラットフォームで会話すれば英語も中国語も使う必要がない。そもそも無理して母国語以外の言語使ってると伝わることも完全には伝わらなくなるんだから、そうなっちゃうくらいなら母国語使って自分のポテンシャルを100%発揮しようぜ、という話で、恐らくロゼッタ社が開発したプロダクトのPR的な活動でもある。 で、何が悔しいって、私も、自分が所属しているBASSDRUMという会社 / コミュニティ内で英語禁止というか母国語以外禁止にできないかなーと、結構前から思っていたのだ。 私はニューヨークに移住して7年以上経ち、それなりの期間英語圏で生活と仕事をしてきた。移住当初はこんな感じの記事も書
先日投稿した次女の4歳のプレゼントについて、テクニカルな話を紹介してみようと思います。どういう気持でつくったかなどは、こちらに書いてあります。 さっそく作る目線で語っていきます。 作る前に下調べとスタディ今回のプレゼントでは、以下のようなことが出来ます。 ・ボタンを押すと自撮り的に写真が撮れる ・とった写真はすぐにSlackの特定のチャンネルに投稿される ・とった写真はデバイスの画面に表示される ・Slack上で返信的に画像をアップロードするとそれがデバイスに表示される写真でコミュニケーションをとることがテーマになるので、相互にやりとりできなければいけません。これを実現するには、Slackで実装するならばBotとしてアプリを実装することになります。Slackについてはよく仕事でも使っているので、多少知識はありますが、今回のはデバイスが随時Slackの状態を監視して、その状況をみながら対応す
これは、たまに思い出さないといけないことなので、ちゃんと書く他ないが、2016年のTOKYO DESIGN WEEKの木のジャングルジムの火災で5歳の男の子が亡くなった事故の関係者が書類送検されたそうだ。ニュース記事には、ジャングルジムの写真が載っているからリンクは載せない。誰かが言っていたが、あのジャングルジムは、人が亡くなった現場の写真だ。軽々しく見るようなものではない。 この事故が発生したのは2016年の11月6日だ。この日はうちの結婚記念日でもある。ゆえに、ここ2年、結婚記念日が来るたびに、同時にこの事故を思い出して辛くなる。 しかし、私たちのような、体験装置やインスタレーションをつくる者、あるいは体験を通して何かを表現したり伝えたりするような類の人間は、折に触れてこの事故を思い出して辛くなり、暗澹たる気持ちになるべきだ。 この事故について軽々しいことを言ってはいけないが、この事故
2020年10月16日に「マリオカート ライブ ホームサーキット」という製品が任天堂より発売になりました。 これは、皆さんもよく知る「マリオカート」を実際のラジコンをつかって部屋の中をコースにして再現するというゲームです。 AR技術がふんだんに組み込まれており、カートに内蔵されたカメラからの主観映像をみながら操作することができる、バーチャルとフィジカルの融合したゲームとなっています。 (どんなゲームかはこちらの任天堂公式の動画を見ていただけるとわかりやすいです) BASSDRUMの中にも予約購入した人が複数人おりまして、せっかくなのでいわゆる「開封の儀」をメンバーで共有しながらやってみようということになりました。 (コロナ禍のため、集まれないメンバーはZoom越しにオンライン配信で試聴してもらいました。) 約2時間程度の間に、開封〜実際に遊ぶ〜分解、までを矢継ぎ早に行なってみましたが、ゲー
半年に1度のペースで開催しているBASSDRUMの公開総会もオンラインで開催することになりました。BASSDRUMでは、YouTube Live などを月イチでやらせてもらっていて配信自体のハードルはありませんでしたが、初のオンラインでのイベント開催となると、様々な問題に当たります。 今回の公開総会では様々な観点から、Zoom と YouTube LIVE を利用した配信の仕組みを導入することにしましたので、これらの仕組みを採用するにあたっての経緯などを公開します。 問題1:全員がオンラインでの参加になる こちら一番大きなハードルでした。これは普通のイベント開催であれば会場に全員がいるということになりますが、今回はオンラインイベントのためその前提条件が崩れます。 この場を作るためにまずは全員が参加できるオンライン上の場所が必要になります。これは昨今 Zoom を始め、 Google Mee
リモートワークが増えている昨今ですが、全員離れた状態でのグループワークは難しいもの。そういうときに全員でリアルタイムに共同編集できるオンラインツールがあるとかなり作業が捗ります。 今回は自分がよく使う、特に若干マイナーめのサービスを共有します。 みんなでアイデア出しリモートだと付箋を使ったアイデア出しがなかなかしづらくて困るのですが、このMiroを使うとだいぶ軽減できます。 無料アカウントだと3つボードが作れます。また、月額8ドル払えば無制限でボードを建てられます。ボードへ招待された人は無料で利用可能です。 みんなでチャート作成エンジニアだとフローチャートを書くことが結構あります。Whimsicalを使うと便利です。 共同編集ももちろんできますが、コメント機能を使って誰かが書いたものにコメントしていくような作業に特に向いています(実際チャートなどはまずは誰か1人がベースを作るパターンが多い
長女の7歳の誕生日。この年は漠然とカメラを作ろうと決めていました。前年の6歳のときは3Dプリンターを職場に導入したことが嬉しくて3Dプリントにしましたが、7歳のときは職場に前よりも立派なCNCを導入したので、切削で作ることだけは決めていました。 RaspberryPiを使ってカメラを作るギークな皆さんは御存知のRaspberryPiですが、zeroはとても小さくてガジェットを作るにはとてもいいです。そのzeroにもカメラはつけられますので、デジカメ風のものを作るのはこれらで行けそうというのはわかっていました。 ちらっと検索しても猛者たちが色々作ってる事例が出てきますね。(Google画像検索とかで、「RaspberryPi カメラ自作」とかで検索してみてください) ということで、RaspberryPiでカメラを作るっていう事自体はそれほど珍しいことでもないのかなと思いました。なので、作るの
ついに娘も6歳。自分の中では6歳というのはなんとなく節目として考えてます。というのは、よくある育児本とかで「6歳までは愛情を蓄える期間」みたいなのがあって、とにかく愛情を注ぐことにしてました。6歳を超えるとついに小学生になるわけです。なんだか節目的なニュアンスはありますよね。 娘へのプレゼントシリーズは特に何歳までというのは決めてませんが、この節目にあたっては娘とのコミュニケーションということを扱えるものにしたいと思っていました。 ローマ字入力 娘は幼稚園に入った頃から徐々に友達へ手紙を書くというのにはまっていて、覚えたてのひらがなで手紙を書いてました。手紙を書くというモチベーションがあるので、ひらがなを着実に覚えて使ってました。 この様子を見ていると、これはローマ字を覚えるのも容易いのではないかという仮説が浮上します。うちの娘は、コンピューターの英才教育も受けていますので、早々にkano
BASSDRUMでは毎月、内外のテクニカルディレクターやエンジニアのみなさんが集まって情報交換をする「総会」という催しをやっています。回を重ねるごとに来てくださる方も増えていて、職能コミュニティという考え方も徐々に板についてきた気がします(2月には、公開イベントとしての「公開総会」もやってみました)。 5月の総会にも、何人かの新しい参加者が来て頂いて、活動紹介などを行っていただきました。 学術知財の新しい活用など、すごく面白いトライをされているKonelさんの話は参加者みんなすごく刺激を頂いたとともに、Konelの皆様もBASSDRUMの総会に参加することでいろいろ持ち帰って頂けたらしく、お互いにとても良い形で刺激しあえた感がありました。 そして数日もおかずにKonelの出村さんがnoteで発表されたのがこの「フィジビリティは有料化すべき」と題された記事です。BASSDRUMにも言及して頂
こんにちは、poipoiです。 私はテクニカルディレクターという職種柄、プロジェクトマネージャーを兼任することが多々あります。 これは自身で開発を行ったことがない方がテクニカルに関わるスケジュールについて勘所を働かせることが難しいことや、開発という行為自体が不確定要素のオンパレードであるため単純な日割りベースでのスケジュール立てが難しいことなど、開発に知見のある立場の人間がプロジェクト進行を務める必要があるためです。 そこで、私が普段プロジェクト進行をするうえで行なっている 「テクニカルディレクター目線で考えるプロジェクトマネージメント」 の TIPS のようなものを少しずつ紹介していこうと思っています。 初回は「合流地点を意識してプロジェクトを進行する」ということについて。 プロジェクトは依存関係でできている私はプロジェクトマネージメントを担当しスケジュールを組む際に、各タスクの「依存関
前回の4歳の誕生日プレゼントよりデジタル解禁となりました。5歳の誕生日ではデジタルもアリになって自由度が広がってるので悩みます。ここは思い切って本人に聞いてみようということに。 父「誕生日プレゼント何を作って欲しい?」 娘「うーん、ボタンを押したら時間が出るやつがほしい」 ん?これってなんのことですかね。多分、「出る」っていうのは画面に表示されるみたいなニュアンスだと思います。そして「時間」というのは今の時刻のことだと思います。それって時計?AppleWatch? とにかく腕時計サイズで自作するのは難しい上に既視感しかない。超劣化版のAppleWatchを作るのはちょっと避けたいところ。ここは仕事でもよくやる「逆提案」しかないと思いました。 クライアントへの逆提案共創的な仕事も増えてきた今日ですが、やっぱり要望通り実現する仕事も多いです。そして、娘の依頼でプレゼントを作るのも同じく「実現す
この記事は、ニューヨークのFake Loveのクリエイティブ・テクノロジストであるブレア・ニール氏のMediumでの記事「Advice for Creative Technologists」の内容が素晴らしかったということで、1-10の森岡さんに紹介してもらった記事を、テクニカルディレクターとして活動しているBASSDRUMの清水がブレアさん本人の許可を得て、翻訳したものです。 Blair Neal https://twitter.com/laserpilot Visuals/Music/Art/Code/Tech/Humans - Director of Creative Technology at http://fakelove.tv 本文中では、「クリエイティブ・テクノロジスト」という用語が使われていて、これは厳密には技術にまつわるコミュニケーションをつかさどることが中心になるテクニ
プロトタイピングのメリット/デメリットが判ったところで、プロトタイプ自体を少し分類して深掘りしていきます。 プロトタイプはその目的によって大きく2つに分かれます。 『体験のためのプロトタイプ』と『実現のためのプロトタイプ』です。 体験のためのプロトタイプサービス / プロダクトで何を作れば良いのか、どのような体験になるのかを見極めるための試作。これが『体験のためのプロトタイプ』になります。優先するのは『全体の体験』と『制作スピード』です。とにかく素早く形にして体験し、フィードバックして変更を加えるため、正しく、お行儀良く作る必要はありません。そのため、『ダーティ・モック』などと呼ばれます。また、この中にも大きく二種類の試作があります。 1. 映像試作(ムービー・プロトタイプ)写真、映像など主観的に体験できるものではなく、『間接的に』体験できるものを作るのが映像試作です。撮影した映像にCGを
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