重度知的障害や重複障害のある人たちの約9割は家族と同居し、母親が介護する割合が96・3%であることがこのほど、わかりました。「大阪障害児・者を守る会」(播本裕子会長)の調査によるもの。対象は、大阪府内に住む障害児者1620人です。 調査からは、障害児者の暮らしを支える社会保障制度がぜい弱なため、家族介護に頼らざるを得ず介護の大半を担う母親は疲弊しきっている実態が浮かび上がりました。 家族と同居する障害者が87・7%を占め、グループホーム等に住む人は8・8%でした。ヘルパーなどを活用して一人暮らしをする人は、わずか0・5%にとどまっています。 介護者の健康状態についての設問では、「よく肩がこる、痛い」と答えた人は60・7%。「朝起きたとき疲れが残っている感じ」は57・1%でした。97%の親が何らかの体調不調があると回答しています。 大阪千代田短期大学の山本敏貢副学長は「女性の健康に関する各種
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