奈良文化財研究所(奈良市)の研究チームは、発掘現場などから出土した木簡に記された文字を解読するシステムの試作品を開発した。パソコンにデジタル画像を入れ、文字を認識させると、データから最も近い候補を10例程度選び出す仕組み。木簡の解読は、これまで研究者の直感や経験などに頼ってきたのが実情で、コンピューター化により、木簡研究の迅速化が期待される。 同研究所は、全国で出土した32万点以上の木簡のうち、約3分の2の約20万点を所蔵。同じ文字でも書き方や崩し方などは様々で、解読は字典などを引きながらの手作業が続く。奈良市の長屋王邸跡で見つかった約3万5000点の木簡は解読に数年かかった。 解読を効率化し、全国でノウハウ、情報を共有しようと、2004年度から、東京農工大(東京都小金井市)の情報工学研究者らと開発を進めてきた。 「文字自動認識システム(OCR)」を応用。スキャナーやデジタルカメラで木簡の
考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。 ここをクリックしてランキング登録にご協力下さいよろしくお願いします。 私は長岡京研究を振り返る時いつも、中山修一先生が長岡京研究の創始者だとすれば、浪貝毅さんがその継承者、そして高橋美久二さんが発展者だと位置づけている。この三人の偉大な研究者なくして今日の長岡京研究はあり得なかった。 中でも今日の科学的研究の基礎を築いたのは紛れもなく高橋美久二さんだと確信している。 私が強く思う高橋さんの最も大きな功績は、誰にもまねのできない全体像を確実に描いた上での構想力だ。戦略があるというとどこか堅苦しいが、研究者には数少ない正確な洞察力に基づく戦略と戦術の明確な方だったと思う。その俎上に乗せていただいたのが長岡京だった。 まず、長岡京全体の調査を全て再点検され、年代順に並べられて、
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