国の文化審議会(佐藤信会長)は20日、群馬県前橋市総社地域に広がる古墳群のうち、すでに国史跡に指定済みの3基に新たに2基を加え、5基合わせて「総社古墳群」と名称変更するように盛山正仁文部科学相に答申した。古墳群全体の歴史的価値が初めて正式に評価された形で、市は今後、保護や情報発信を強化する。 答申によると、すでに国史跡に指定されている二子山古墳、宝塔山古墳、蛇穴山古墳を統合。遠見山古墳、愛宕山古墳を追加指定し、5基合わせて総社古墳群とする。 5世紀後半から7世紀後半にかけて築かれた東日本有数の古墳群で、当時の古墳の形や埋葬方法の変遷、ヤマト王権との深い関連がうかがえるのが特徴。近くに上野国分寺跡、山王廃寺跡などの重要史跡もある。 市は2017年度から古墳群の全体的な価値などを調査してきた。答申を受け、山本龍市長は「市の成り立ちや発展を知る上で必要不可欠な史跡。価値を損なうことなく、未来へと
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