リハビリ的に徐々に硬い本も読んでいる。英語文献はあんまり手を出してない。論文を一つ読んだくらいだ。 ベーシックインカム 分配する最小国家の可能性 フリー~を読んだ流れで労働・仕事問題に興味があるのでここ数年話題のベーシックインカムについての本を初めて手を出した。というか生協で衝動買いなのでベーシックインカム(以降BIと略)の入門としてはちょっと難しい本。というか立岩真也の文章を始めてまともに読んだので相当に面食らった!!なんだこの文体は!!私的所有論はずっと読もう、読もうって思ってたけど、この人はいつもこういう文体なのか。十分に論理的なのだけど、口語的に冗長というか、「何が問題か。うんぬん、これがしかじかである。私はしかじかと述べた」というカンジで難しいのか、優しいのか分からない不思議印象。 さて本の内容についてだが、この本は三部に分かれている。第一部は立岩自身の立場から考察したBIの評価