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ロールズに関するshokou5のブックマーク (2)

  • ■現代リベラリズムとは何であったか/盛山 和夫 - 人文会ニュース

    盛山 和夫 一 今になって思えば、現代リベラリズム(従来のリベラリズムとは似て非なるもの。グレイのように区別しない論者もいるので注意が必要)は形を変えたポスト・モダンの現代思想であったようだ。むろん一方の旗手ロールズやドゥオーキンと他方のフーコーやデリダとは、基盤や背景になっている思想の系譜も明示的に語られている議論の中身も大きく異なる。何よりも文体に現れている思想の気分とでもいうべきものがまったく異質だ。両者は、ほとんどお互いを参照することなく独立に別々の思想空間で発生し展開してきたものである。しかし、両者がそれぞれ格闘した空間の位相構造はおそろしく類似している。フランス系現代思想が闘い、そこから脱出をはかったのは、マルクス主義という正統思想が高度産業社会の到来と構造主義とによって失脚させられた大空位状況である。それはリオタールの「大きな物語」の比喩が何よりも雄弁に明らかにしてい

    shokou5
    shokou5 2008/11/06
    "一見すると相対主義的で懐疑主義的な装いを示しながら、実のところ、亡命していた正統王朝を密かに復位させることが、その闘いの目標であった。"
  • ロールズの正義論 - 雑記帳

    ロールズの正義論に関する簡単なまとめ。学生時代に書いたものだから、内容が間違ってるかもしれないけどとりあえずエントリを作成。底は法哲学 (有斐閣アルマ)のp10-21およびp116-176。 ロールズの正義論はそれまでの正義論議と一線を画していた。1970年代初頭まで、社会科学における価値の議論は、倫理的概念の分析や価値判断の正当化の構造の追及といったメタ倫理学と、価値相対主義の台頭により、そもそも社会科学が実質的な価値判断を行なえるのかという疑問があった。社会科学が真偽を問えるのはあくまで経験的なものと論理的なものに限られており、正義のような社会的価値を社会科学の学問の下で語ることはできない、というのが当時の趨勢だった。 ロールズの正義論は、社会契約説を元に、自由で平等な道徳的人格が自分たちの社会の基構造を規定する根ルールを合意の上で選択する、という建設的ビジョンを、さまざまな理論

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