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大谷翔平
blog.goo.ne.jp/scoutno7
Steve Jackson Gamesは1997年9月4日付の『Daily Illuminator』にて、GURPS版『トラベラー』の権利獲得を公表します。古くからの『トラベラー』愛好家であるスティーブ・ジャクソンは、既に80年代末にDGP関係者とGURPS版『トラベラー』の構想について話し合っており、1996年のGDW閉鎖直後には早くも『トラベラー』ライセンスの取得に動いていました。 GURPSは1986年に初版が発売されたゲームで、当時は第3版改訂版(GURPS Basic Set Third Edition Revised)が最新版ルールでした。「Generic Universal Role Playing System」の名が示す通り、「包括的な汎用RPG」としてGURPSはあらゆる分野、そして様々な原作世界をも再現しようとする野心的な作品であり、また、キャラクター作成に乱数を用い
10年前のあの夏の日と同じように、7月2日からメリーランド州ボルチモアで行われた「オリジンズ'87」の会場で、『MegaTraveller Box Set』は公開されました(※この会場では、ウィリアム・キースによるSeeker社製の『トラベラー』10周年記念ポスターも出展されています)。箱の中にはやはり同じように『Players' Manual』『Referee's Manual』『Imperial Encyclopedia』の3冊のルールブックと、10年の時を経て微妙に変化した「スピンワード・マーチ宙域図」が収められていました。 Digest Group Publications(DGP)のフューゲートとトーマスが『MegaTraveller』の制作で採った手法は、過去の全『トラベラー』ルール・データの「総集編」でした。ゲームルールの核には自分たちが練り上げた共通判定書式(UTP)を採用
1947年に生まれた「彼」は、14歳で『D-DAY』(Avalon Hill)と出会い、これが彼にとってのゲームの原体験となりました……が、実際にはルールを理解できずに棚にしまわれました。 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)に進学した彼はそこで政治学の「ロールプレイング」と「シミュレーション」を学び、やがて陸軍に入ってベトナム戦争に砲兵として従軍しました(実際には防空任務の需要がなかったので、司令部勤務だったそうです)。 1972年に24歳で軍を除隊した彼は、偶然イリノイ州立大学ゲーム同好会(Illinois State University Strategic Games Club)に出会います。この会はフランク・チャドウィック(Frank Chadwick)とリッチ・バナー(Rich Banner)が設立・運営しており、ここでようやく彼は棚に収められたままだった『D-DA
ご存じの方も多いかと思いますが、2015年12月31日をもってSteve Jackson Gamesが取得していた「トラベラー・ライセンス」が失効し、これまで販売されていた全製品が絶版となります。最後に製品が発売されたのが2006年のことですから、9年間もライセンスを更新し続けていたというのは驚異的としか言いようがありません。 『GURPS Traveller』が世に出たのは1998年。この年、『Marc Miller's Traveller』(T4)を展開していたImperium Gamesが活動を終了したのと入れ替わるようにして、刊行が開始されました。旧来のシステムを捨てて汎用システムであるGURPSを使用するこのシリーズは、当初賛否両論も多かったのですが、後にGURPSらしい極めて質の高いサプリメント展開がなされたことで好評を博しました(GURPSでは遊ばずに資料だけいただく、という
『グレンツクリーク:スピンワード』は、帝国史における「第五次辺境戦争」を1ターン=10週間のスケールで再現した戦略級シミュレーション・ウォーゲームです…とかしこまってみましたが、マップやユニットはせっせと各種ツールを活用して自作したものの、実はルール本文は雑誌『コマンドマガジン』(国際通信社)のサイトにあるハガキゲーム『ラッテンクリーク:スターリングラード』をそのまんま利用しています(大汗)。 ですから、ルールを「ドイツ軍→ゾダーン軍」「ソ連軍→帝国軍」「市街地→帝国領」「ママエフ墓地→リジャイナ」と読み替えて遊んでいただくことになります(一応整形したテキストも作りましたが、それも公開するのはちょっと気が引けたので)。また、帝国側傭兵部隊が出現するのは「コアワード」エリアで、勝利条件は「第6ターン終了時にインズ、スピンワードメイン、ランスの3エリア全てをゾダーン軍が占拠していればゾダーン側
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