サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
2024年ランキング
blog.livedoor.jp/daeyahye-reading
2012年01月26日02:15 カテゴリ坂本龍一 素直な坂本龍一 連載中の村上龍の小説「オールド・テロリスト」が面白くて、最近それを楽しみに「文藝春秋」を読んでいるのだが、今月発売の2月号の「坂本龍一60歳 還暦の悦楽」での「教授」の語り口にはある驚きを感じた。 あの坂本龍一が、40代初めの老眼に始まった自らの老いを中心に、私生活を含め、自分の半生をあきれるほど素直に語っているのだ。 若いころの自分について「教授」はこう語る。 ***** 若いころの私は体力も自信も溢れんばかり。生意気で唯我独尊、傍若無人で傲岸不遜。今の私が会ったら「貴様、いい加減にしろ!」と、まず一発ぶん殴ってやりたいくらいの人間でした。 <中略> 遅刻やすっぽかしもしょっちゅうでしたし、運転手が気に入らないとすぐに殴ったり蹴ったり。今思えばとんでもないことですし、私の理不尽な暴行に耐え切れず辞めていった運転手の人たち
2012年04月04日00:23 カテゴリ鶴見俊輔 対論・異色昭和史(鶴見俊輔×上坂冬子) 鶴見俊輔については、なんとなく旧左翼のイメージだけがあって、これまで特に関心もなかった。 彼は、戦前アメリカに留学してハーバード大学を卒業し、戦時中に帰国している。帰国後、結核にかかっていたにもかかわらず、徴兵検査に合格。その後、徴兵逃れのため(彼曰く「悪知恵を働かせて」)海軍の軍属に志願し、ドイツ語通訳としてジャワ島に赴任している。 鶴見はそのジャワ島で慰安所作りに関わる。それについて、彼は上坂に対して次のように語っている。 *****(ジャワの慰安所とのかかわり) 上坂:で、海軍の軍人としてジャワへいらっしゃった時、どんな役目が待ってました? 鶴見:バタビア在勤武官府で、軍属としてドイツ語通訳をした。武官府には百人ほどの職員がいたが、海軍士官は大佐と中佐が二人で他に一等水兵が二人、あとは軍属で私
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blog.livedoor.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く