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ノーベル賞
blog.livedoor.jp/hideorin
ニコニコ動画の「ブロマガ」に代表される、ほとんどの有料メルマガには、編集者がいません。 著者が、好きなタイミングで好きなテーマについて好きなように書く。メルマガ1回ごとの記事テーマや内容云々よりも、著者の世界観を愛するファンが購読する。少しぐらいメルマガの発行が遅れてもファンはがたがた言いません。著者発の有料メルマガは「雑誌」というより、著者のファンクラブ会報のような側面が強いようです。そういえば「Fanzine」という言葉もすでにあります。 この難解なテーマは読まれるのか。この表現で伝わるのか。てにをは、間違ってないか。 従来、著者と読者の間に入っていた編集者の存在が「中抜き」されているのがメルマガです。 雑誌の進化形のような現在の有料メルマガに、編集者が介在する余地はないのでしょうか? 最近、私もよくチェックしているサイト「WEB本の雑誌」でアップされた、安野モヨコさんが漫画『働きマン
▲2010年11月4日に行われた、ソフトバンクモバイル新製品発表会にて雑誌配信サービス「ビューン」を発表する孫正義氏 ●雑誌先進国アメリカの雑誌事情 戦後、日本の編集者たちは、アメリカの雑誌カルチャーに憧れ、多くの雑誌を創刊してきました。 雑誌の母国はアメリカ、と言っていいかもしれません。 デジタル雑誌配信サービスもまた、母国アメリカから日本に持ちこまれました。それでは、母国アメリカの雑誌ビジネスはどのようなものなのでしょう。 アメリカの雑誌社は雑誌専業(書籍出版と雑誌出版が別れている)が多く、雑誌専業出版社が発行した雑誌の販売冊数の8割以上が定期購読で占められています。 雑誌社の雑誌売上の多くを占める直接購読分の販売促進のため、予約購読の割引率も非常に高い。ちなみに日本は2割が定期購読で8割が店頭販売です。 アメリカでは、店頭販売も割引や特価販売による大量販売ノウハウに長けたスーパーやド
電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。 ノンフィクション作家日垣隆さんから、自身の書き下ろし作品をAppleStoreで今すぐにでも配信したいというリクエストを受け、電子出版サービス説明のためにご本人の事務所に向かいました。 各界の論客とネット上で戦闘を繰り広げる、Twitter界の「ケンカ番長」的イメージを抱いていたため、おそるおそるご挨拶すると、意外にも、リアルの日垣隆さんはごく普通の方でした。 古くから、ご自身で電子出版に取り組んできたこと。ようやく電子出版ユーザーが増える絶好の機会となるiPad発売にあわせ、iPhoneとiPad向けに書き下ろし電子書籍アプリ(ユニバーサルアプリ)を制作してもらい、AppStoreで発売したいという希望をソフトな口調で話されました。 熱意を感じ、お応えしたいのはやまやまでしたが、iPad発売を目前に控えて急に多くの出版社からの配信
私が電子書籍の仕事を始めるきっかけとなった、元ボスが書いた本『eBook時代はじまる!』について当ブログで書いた後、その次の上司も本を書いていたことを思い出しました。 日本で最も普及している電子出版フォーマット.book(ドットブック)を提供する電子書籍業界の老舗企業、ボイジャージャパンの創業者、萩野正昭さんです。 <電子書籍奮戦記 著者:萩野 正昭 販売元:新潮社 (2010-10-31) 販売元:Amazon.co.jp ※本書のレビューは次回エントリーで。 イーブックジャパンの鈴木さんが国内電子書籍市場を開拓した「Mr.電子書籍」と称されるのに対し、ボイジャーの萩野さんは、電子出版の可能性を初めて世に示した「Mr.電子出版」と言われています。 偶然ですが、私が電子書籍の仕事を始めて仕えたボスが2人続けて「電子書籍」をテーマにした本を出し、電子書籍としても配信しています。 私の3人目の
●電子コミックの夜明け 前回エントリーで、世界初の見開き型電子書籍専用端末「Σブック」開発プロジェクトについて書かれたeBook時代 はじまる! 「電子の本」が変える読書革命 についてレビューしました。 電子書籍版プロジェクトX風な熱さにあふれた本書を読むと、このプロジェクトが成功したかのような錯覚を覚えます。しかし、実際、このプロジェクトは端末販売数という点では成功には至っていません。 時代が早すぎたという理由もあるかもしれませんが、端末価格の高さと読めるコンテンツ数を秤にかけて、興味を持ちつつも購入しなかった読者が多かったのではないでしょうか。 では、なぜ読めるコンテンツが集まらなかったのか。 経緯の詳細はここでは省きますが(電子書籍版で書くかもw)、端末を開発する家電メーカー側のハード優先のモノづくり志向とコンテンツを提供する出版業界側の編集マインドとの溝が深すぎたんじゃないかと個人
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