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なんだか凄いニュースが飛び込んできました。数百兆円って、いったいいくらくらいなんでしょうか ^^; OpenAIのサム・アルトマンCEOが数百兆円という桁外れの資金調達を計画し「半導体業界の再構築」を目指している、すでに孫正義やUAEの有力者と会談しているとの報道も サム・アルトマンCEOが目指す「半導体業界の再構築」とは、AI処理用のGPUやAI専用チップなどの生産体制を根底から作り直そうという計画のようです。5-7.5兆ドル(750-1000兆円)をかけ、数年以内に数十の半導体工場を建設、とあります。だからこそ数百兆円必要なのでしょうが、それにしても巨額です。 AIの処理には膨大な演算が必要になることは、このブログでもご紹介してきました。ChatGPTの運用には1日70万ドルがかかっているそうです。生成AIは以前のAIモデルよりも100倍~1000倍以上の規模になるため、必要になる演算
いやあ、長いことかかりましたが、やっとM1/M2 MacでArm版Windowsが正式に動くようになったようです。 Apple Silicon搭載のMacで「Arm版Windows 11」を利用可能に Parallels Desktop経由で しかし、かつては「まだか、まだか」と待ち望んで居たのですが、いざ出てみると、「いまさら面倒くさい思いしてMacでWindows使わなくても良いかも。」という感想を持ってしまいました。ここ数年で急加速したクラウド化に原因があるのではないでしょうか。 今、MacintoshにはIntelプロセッサを搭載したモデルとAppleがArmアーキテクチャのライセンスの元で開発したM1/M2プロセッサを搭載したモデルが混在しています。最初のMacintoshはモトローラ製のプロセッサ(68000)を搭載していましたが、その後IBMのPowerPCに変更され、さらに
Microsoftは2023年2月のパッチでIE11を「完全無効化」すると発表したそうです。 さらばIE11。Internet Explorer 11は2023年2月で完全無効化パッチ適用へ しかし、このブログでも取り上げたように、IE11の「サポート」は今年6月で終了しています。私は、これでもうIE11は使えなくなっているものとばかり思っていたのですが、実態は違ったようで、 サポートが終了した今はMicrosoft Edgeへのリダイレクトで対処しているが、今後はWindows Update経由で、IE11のデスクトップアプリケーションそのものを無効化する。 なのだそうです。サポートは終了したけれども、使おうと思えば使える状態だった、ということのようですね。IE11もEdgeのIEモードも使う必要がなかったので、気づきませんでした。 調べてみると、同じ様な疑問を持っている方もおられたよう
実は先週いっぱいちょっとソワソワしていました。その理由はこれです。 ソフトバンクG、サムスンとアーム巡り提携協議 孫氏が韓国訪問へ これは9月の記事ですが、先月下旬頃から、ソフトバンクの孫さんが韓国を訪問してアArmに関する戦略的提携についてサムスン電子と協議する、というニュースがあちこちに載るようになっていました。(一般紙である朝日が取り上げるくらいですから、その注目度が伺えます) その後、孫さんが10月1日に実際に訪韓したというニュースが流れ、どのような協議が行われるのかが注目されていました。 ソフトバンクの孫会長が訪韓...サムスン電子のイ副会長とアーム関連議論の見通し 交渉がうまくいけば、先週中になんらかの発表があるのかも知れないと思っていましたが、今のところ特に大きなニュースはありません。9日付けのエコノミストの記事でも「韓国サムスン電子とソフトバンクグループ(SBG)との戦略的
先週は恒例のAppleの新製品発表がありました。事前の予想ではM2チップの発表とそれを搭載した13インチMacBookPro(MBP)が発表されると言うことで、私も発表を待ってMBPを発注しようと思って待っていたのですが、残念なことにM2はおろか、MBPの新製品も発表されませんでした。 その代わりに発表されたのが、M1 Ultraというチップを積んだMac Studioです。しかし、その肥大したMac miniの様なフォルムと、「M1 UltraはM1 Maxを2つ繋げたもの」という説明から、当初はまったく興味を持てませんでした。頭の中がMBPで占められていたせいかもしれません。しかし、どうもこのM1 Ultraは、ただ単にM1 Maxを2つ繋げただけのものでは無かったようです。 「M1 Ultra」という唯一無二の超高性能チップをAppleが生み出せた理由 どうも、よくある「チップを2つ
一時期元気の無かったIntelですが、ここへきて新しい半導体工場の建設計画を発表したり、TSMCとの提携を強化したりするなど、新CEOの元で攻勢を強めています。Intelが満を持して市場投入する新しいプロセッサの概要が見えてきました。 Intel、薄型軽量ノート向け第12世代Coreを出荷開始。28Wでも14コア この第12世代Core(Alder Lake)は昨年発表され、これまでパフォーマンスで劣っていたAMDのRyzenや、AppleのM1 Maxに匹敵するか、それらを凌駕する性能を発揮するとされています。 モバイル版第12世代Coreは、M1 MaxやRyzen 9を超える性能を発揮 その秘密は、内部のマイクロアーキテクチャに大きな変更があったことです。それが、「高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)を利用したハイブリッドアーキテクチャ」です。これしかし、どこかで聞いたことがあ
皆さんもご承知の通り、先月AppleからiPhone13が無事発表されました。 アップルが「iPhone 13」「Apple Watch」「iPad mini」など続々発表、9月15日の発表まとめ ただ、今回の発表は少し「地味」だったようです。昨年大きな話題になった5Gのような新しいテクノロジーへの対応というような話題が今年は無かったこともありますが、毎年注目を集めるApple独自のAシリーズプロセッサの性能向上にも陰りが見えるのでは?ということが言われています。 iPhone 13のA15チップはCPUの進歩がやや鈍化しているのか? Aシリーズプロセッサは元々Armベースですが、近年では回路設計が100%Appleによるものになっており、グラフィック処理やAI処理など、他社を凌駕する性能を見せつけてきました。しかし、今年はそれほどの性能向上がされていないのでは、と言うのです。 その理由に
昨年発表されてその高速性と省電力性に世界中が驚いたAppleのM1チップですが、MacBook/Mac miniの売れ行きは好調で、Appleの好決算にも貢献したようです。 Apple決算、全ジャンル2桁増収で売上高が初の1000億ドル超え あまりにもパフォーマンスが違うため、株主からも「なんとかしろ」と怒られていたIntelですが、あわてて「Intelのほうが速い」というベンチマーク結果を公表しました。 インテルが第11世代Core i7はM1チップに優るとするベンチマーク発表。「慎重に細工されている」との批判も しかし、タイトルにもあるように、どうも自社のチップに有利になるようにテスト条件を操作しているようで、「自暴自棄になっているような気配もある」とすら言われてしまっています。 このブログでも、発表直後からM1の速さの秘密について注目してきました。 Appleの新M1チップの注目点は
新年早々、IBMがクラウドのマネージドサービスプロバイダー企業であるTaosを買収すると発表しました。 IBM、ハイブリッドクラウド事業をさらに強化へ--Taos買収を発表 記事によると、Taosは「カリフォルニア州サンノゼを拠点とし、テクノロジーや金融サービス、ヘルスケア、小売、輸送、教育などの業界で30年の実績を有する」「クラウドのマネージドサービスプロバイダー(MSP)」だということです。 と、ここまで読んで何か違和感を感じました。あれ?IBMって、少し前にマネージドサービス事業を切り離して分社化するという発表をしていましたよね? IBM 分社化の意味と狙いを考える 「グローバルテクノロジーサービス(GTS)事業の一部であるマネージドインフラサービス部門」でした。でも、MSPと似ていると言えば似ています。わざわざ他の会社を買うくらいなら、自社の部門を切り離すことは無かったのではないで
かねてより噂されていた、ArmベースのApple Siliconを搭載したMacintoshが発表されました。 新型Mac3シリーズが11月17日に発売! 鍵を握るApple M1チップとは? 新型チップの名称は「M1」です。Armならではの省電力性能に加え、Apple独自のGPUやNeural Engineなどが組み合わせられており、なかなか豪華です。 4+4コアのCPU、独自設計のGPU、そしてNeural Engine、ISPなど、ほとんどの機能はiPhone/iPad向けのAシリーズプロセッサと同じように見えます。実際の回路まで全く同じかどうかはわかりませんが、Appleといえど全然違うプロセッサをいくつも並行して開発することはできないと思いますので、おそらくは相当部分同じ物でしょう。 気になるパフォーマンスですが、若干怪しげながらもベンチマークの数値が出てきています。なんと、In
新型コロナウイルスの影響で企業は急速に在宅勤務推奨へ動いていますが、在宅勤務といえばリモートアクセス、リモートアクセスといえばVPNですね。ところが、そういった「常識」はもはや通用しないようです。 米グーグルはテレワークでVPNを使わない、なぜなら「あれ」が危険だから ここでのキーワードは「ゼロトラスト」です。これまでのセキュリティは、「社内」と「社外」を分け、その間にファイアウォールなどのセキュリティ機器を置いて「外からの悪いもの」を中に入れない、という対策でした。境界型セキュリティです。 ところが、そうした防壁を掻い潜って侵入してくるマルウェアが増加し、アンチウイルスなどの対策も追いつかないほどの物量になったり、ノートPCやスマホなどのモバイルデバイスが普及したりするなど、そもそも社内と社外の区別が無くなってきました。以前は社内にあったサーバーも今はクラウドに置いてあったりしますし、社
先週、ヤマト運輸でシステム障害が発生し、クラウドサービスが利用できなくなったというニュースがありました。 ヤマト運輸の送り状発行システム「B2クラウド」が復旧 原因は「アクセス集中など」 原因は、タイトルにもあるように「アクセス集中など」ということですが、何故アクセスが集中したのかなどはわかっていないようです。 しかし、この種のニュースを見る度に思うのが、 オートスケールになっていなかったのか? ということです。 オンプレミスに対するクラウドのメリットとして、かなりわかりやすいものの一つだと思うのですが。今回の記事にはまだわからない部分が多くて、オートスケールについても書いていないのですが、実際にはどうだったのでしょうか? TOKYO2020のチケット予約の時にもアクセス集中のニュースがあって、「事前にわかりきってるんだから、用意しておけば良いのに。」と思ったのですが、これもオートスケール
あらゆるものがクラウドに移行しつつある昨今ですが、ITソリューション塾に来られるSIerの皆さんとお話していると、業務・基幹系システム、特にミッションクリティカルなRDBMSについては、相変わらずオンプレミス指向が強いという話はよく聞きます。それはやはり、移行リスクやセキュリティ、そしてパフォーマンス(レイテンシ)への不安が大きいようです。そのような中、ガートナーがデータベースもクラウドに移行するとの予測を発表しました。 全データベースの75%が、2022年までにクラウドにデプロイあるいは移行される。米ガートナーが予測 2022年と言えばいまから3年後、思った以上に早く移行は進んでいるようです。経産省がいう2025年の崖より全然早いじゃないですか。オンプレからの移行が進んでいないのは日本だけの話なんでしょうか。 ちょっと待て。よく読んでみよう しかし原文をよく読んでみると、若干印象が異なり
クラウドサービスが普及してきた過程で、クラウドのメリットして、コスト(導入&運用)削減、迅速な配備、省力化、従量課金によるコストの最適化などが挙げられてきました。中でも、設備投資をせずに済む、開発・運用・メンテナンスに人手がかからない、といった、コスト削減に関連するメリットは経営層にも理解しやすく、クラウドの普及期には非常にわかりやすいメッセージとして機能したと思います。 その中で、迅速な配備というメリットについては、ハードウェアの検討や手配の時間が節約できる、といった、どちらかというと「お手軽さ」を強調してきたように思います。しかし、デジタルトランスフォーメーションの時代になり、何よりも「持たないこと」「開発しないこと」による柔軟性、迅速さ(アジリティ)の重要性が際立つようになってきました。その背景には、変化のスピードを速めるビジネス環境があります。 クラウドのは安くない!? そもそも現
連休明けの先週、Microsoft BuildとGoogle I/Oが立て続けに(というかオーバーラップして)開催されました。この2つは開発者向けのカンファレンスで、しかも毎年重なって開催されるため、両方に出たくても出られないという意地悪なことになっています。偶然なのか両社で話し合っているのかわかりませんが、結果として開発者はどちらかに忠誠を誓う形になり、囲い込みに貢献しているのかも知れません。 今年も多くの記事が出ていますが、その中で気になったのが「STADIA」というキーワードです。 Google I/O会場で体験した「STADIA」は大化けするゲームプラットフォーム Stadiaは今年3月にGoogleが発表したゲームストリーミングプラットフォームです。その特徴は、三次元グラフィックスなどの処理の全てをサーバー側で行い、画面を動画としてWebブラウザーにストリーム配信するというもので
先週は毎年恒例のAppleの製品発表がありました。今年はハードウェアの発表は前の週に済ませてしまい、新しいサービスを中心とした発表になったことは、すでに報道されているとおりです。これは、Appleがハードウェアビジネスからサービスへ大きく舵を切ったことを意味しているということでしょう。 「もうApple製品は買い続けなくてもいいよ」宣言。新サービス発表会でAppleが言いたかったこと スマホは十分に普及し、インフラ化してしまいました。需要が無くなることは無いでしょうが、大きな成長は見込めないという状況にあります。その中で、サービスに活路を見出そうというのは順当な戦略といえます。 その中で登場したApple Cardは、Appleの個人情報保護への取り組みを反映した新しいセキュリティ思想を提示しました。 アップルが発表した「Apple Card」の3つの革新的な取り組みとは? この記事の中で
あるお客様のドキュメントを翻訳している中で「USB drop」という用語があったので、「なんだこれ?」と思って調べてみたら、いろいろ面白いものが見つかりました。 だって人間だもの...拾ったUSBメモリを開く人は何割いる?調査 「USB drop」について定まった日本語訳は無いようですが、「マルウェアを仕込んだUSBメモリを落としておいて、拾った人がPCに挿したら、感染してしまう」という「サイバー攻撃」のことです。それを実際に実験してみた結果が上の記事です。 ビデオもあります。 USB drop attack demo - Blackhat USA 2016 こんなもんにひっかかる人がいるのか? というのが実験の主旨ですが、衝撃の結果が待っていました。 "落とした"USBメモリのほぼすべてが誰かに拾われ、そのうち約45%の人がそれをPCに挿してHTMLファイルをクリックしてしまった、という
MIPSという名前をご存じでしょうか。RISCの先駆者と呼ばれる会社の名前であり、そのアーキテクチャ名です。1980年代にスタンフォード大学の教授であったジョン・L・ヘネシーによって設立され、商用のRISCプロセッサを世界に先駆けて世に出しました。Armのように工場を持たず、アーキテクチャをライセンスしていましたが、現代のプロセッサに多くの影響を与えたにもかかわらず、ビジネス的には大成功してきたとは言えません。 ちなみにこのヘネシーさんは、コンピュータアーキテクチャの教科書として名高い「ヘネパタ」の著者です。今調べたら、昨年チューリング賞を受賞していたんですね。さすがです。 そのMIPSについて、昨年末、こんな発表がありました。 MIPS命令セットアーキテクチャがオープンソース化 現代のプロセッサに大きな影響を与えたRISCの元祖であり、長い歴史とエコシステムを持つMIPSの命令セットアー
IBMが、Notes/Dominoを含む複数のソフトウェアを、18億ドルでインドのHCLに売却するということです。 IBM、Notes/Dominoをインド企業に売却へ NotesとDomino以外に売却される製品は、Appscan、BigFix、Unica、Commerce、Portal、Connectionsということですが、以下の記事によると、Unica、Commerce、Portalはオンプレミス版ということです。 HCL Technologies to Acquire Select IBM Software Products for $1.8B IBMといえば、10月末にLinuxディストリビューターのRed Hatを340億ドルで買収すると発表したばかりです。TechCrunchはRed Hatの買収でお金を使ったからキャッシュが欲しいのだろう、と書いています。まあ、それもある
IBMによるRed Hat買収について、いろいろな解説記事が出てきていますが、面白かったのはこれです。 Red Hat takes over IBM 「take over」には「乗っ取る・引き継ぐ」という意味がありますが、ここはニュアンスとしては「乗っ取る」ではないかと思います。ちょっと信じがたい視点ではありますが、よく考えて見ると、それなりの理由はありそうです。 著者のRobert X. Cringelyという人は有名人のようですが、検索しても日本語のサイトでは引っかかってきません。日本ではあまり知られていないようです。(私も知りませんでした)後半にさらに凄いことが書かれています。 I do see Whitehurst as CEO of IBM in six months or less. ホワイトハースト(Red Hatの現CEO)が6ヶ月以内にIBMのCEOになるだろう 巨大企業
先週は、IBMがRedHatを買収した件で大騒ぎでしたね。この件でいろいろ調べていたら、こんな記事が目に止りました。 25歳になったRed HatはLinuxの先を見つめる その中にこんな一節があります。 LinuxがMicrosoftのデスクトップ支配に敢然と立ち向かうかのように見えた90年代半ばの熱狂とは異なっているものの そう、昔はLinuxはデスクトップWindowsに闘いを挑んでいたのですよね。今でももちろんデスクトップLinuxはありますが、主流はサーバー向けですし、Red Hatの成功もそこから来ています。 私は今の会社を立ち上げる直前、RedHat Japanに在籍していました。12-3年前です。当時はLinux(というかオープンソース)はMicrosoftと全面戦争状態にあり、RedHat社員のPCはすべてデスクトップLinuxでした。(経理など一部の部門にはWindow
Amazonが、Aurora Serverlessの正式版を公開しました。 Aurora Serverless MySQL の一般利用が開始 最近何かと話題の多いサーバーレスですが、TechCrunchの記事にもあるように、コンセプトとしては特に新しいものではありません。 次のビッグウェーブはサーバーレスだ――新たなスタートアップ・エコシステム構築のチャンス サーバーレスと言っても、どこかにサーバーは存在します。サーバーレスは、ユーザーがサーバーを管理しなくても良いということであり、その点ではSaaSやPaaSと同じです。しかし、SaaSやPaaSはサービス提供者が用意したソフトウェア・機能を利用するのに対し、サーバーレスはユーザーが作ったアプリや関数をクラウド上で動かすことができます。 これまでサーバーレスというと、Amazon Lambdaのように、外部からのイベントによってユーザーが
ネットコマースさんと10年近くやっているITソリューション塾には、いろいろな方が参加されます。毎回の講義は私たちからの一方的な形が多いのですが、その後の「反省会」(餃子を食べ、ビールを飲みながら世界政治? を語る会)では皆さんの専門分野ならではのお話を伺うことができ、こちらも大変勉強になることが多いのです。 そのような中、今期は元コンビニ関係の方が参加して下さったのですが、この方のお話がめちゃくちゃ面白かったです。やっぱりコンビニって、日本のビジネス/マーケティングの最先端なんだなあと思いました。 酔っ払っているので全てを正確には思い出せないのですが(^^;)、おにぎりの話が記憶に残っています。コンビニでは、おにぎりは「売れると思った数より2つ多く陳列する」というお話でした。 なぜ「2つ多く」なのか? それは、「コンビニでおにぎりを買おうと思ったとき、最後の一個だったらお客様は買わない。2
新しいハードウェアの発表がなく、がっかりした人も多かったAppleのWWDCですが、ハードウェアに関する発表が無かっただけで、ソフトウェアに関する発表は結構ありました。 新OSに見るAppleのメッセージとは? WWDC 2018を林信行が読み解く まあ、Developer's Conferenceはソフトウェア開発者向けのイベントであって、新製品発表会では無いので、これは正しい姿と言えるのかも知れません。 今年のWWDCで、AppleのUIに対する姿勢について考えさせられたエピソードがあります。Craig Federighiのセッションで、「Are you merging iOS and macOS?」という問いかけをスクリーンに表示した後、この画面が。 AppleはiPod touchで初めてモバイルデバイスにタッチ操作を導入し、それがiPhoneに受け継がれました。いわば、タッチ操作
今年のお正月、お屠蘇気分を吹き飛ばした最初のニュースは、これでした。 Intelのプロセッサチップに根本的な設計上の欠陥が発覚、各OSにアップデートの必要性 この後Intelから「この脆弱性はIntelだけのものではなく、他のプロセッサにも存在する」と発表され、さらに混乱に拍車がかかりました。これは業界にとって相当に深刻な問題なのですが、今日はその話ではなく、仕組みについて図解してみたいと思います。先日ソリューション塾でこの話をしたときに作った図を使っています。 まずは基礎知識 この脆弱性には3種類あり、Spectre/Meltdownという名前が付けられていますが、このうち説明のしやすいMeltdownについて説明しますが、いくつかマイクロプロセッサについての基礎知識が必要です。まずはそれから説明します。 CPUの特権モード 現代のプロセッサには特権モードというのがあり、プロセスに優先度
昨年、MicrosoftのSQL ServerがLinuxに対応したことについて、主にMicrosoftの戦略面から見たブログ記事を投稿しました。 Linux に対応したSQL Server - その狙いと意味 その中で、移植方法についてTechCrunchの記事を引用して ところでこの記事には、巨大なSQL ServerをどうやってLinuxに移植したかについて、Drawbridgeという技術を使ったことが述べられています。「アプリケーションのサンドボックス化のための新しい仮想化の形態(new form of virtualization for application sandboxing)」とあり、コンテナみたいなものなのかも知れません。これはこれで面白そうな技術なのですが、今回はこれについては触れません。 と触れていますが、このときは時間も無かったので詳しくは調べませんでした。とこ
以前、PWAについて書きましたが、今月に入っていくつか大きな動きがありました。PWA(Progressive Web Apps)は、HTML5の限界を突破するためにGoogleが推進しているクライアント(ブラウザ)側の高機能化技術で、Webアプリにネイティブアプリ並の操作性や表現力を持たせようとするものです。 先の記事の中で、 AppleにはAppleの事情があり、「はいそうですか」とは行かない部分もある と書きましたが、どうやらAppleはMacOSとiOSのSafariでPWAをサポートする方向になり、 AppleもiOS/macOSをProgressive Web Apps(PWA)対応へ。次のSafari 11.1でService Workerなど実装 Microsoftはその前の週にPWAをWindows10で「ネイティブ」に採用することを発表しています。 マイクロソフト、Pro
Googleが、AIの知識が無くてもAIを活用できるというサービスを始めました。 Google、データさえあれば素人でもAIを構築できるサービスを展開 つまり、AIを使うためにAIを勉強する必要が無くなった、ということですね。これはコンピュータの歴史から言っても、正常な進化と言えるでしょう。技術は必ずコモディティ化するからです。(しかし、AIのコモディティ化の速度は過去に例が無いほどに速いとは思います)昨年あたりは、どんどんAI技術が進んで、一般の人はそれについていけずに不安になっていました。しかし、技術の方から人間に歩み寄ってきてくれています。 もちろん、お仕着せの解析だけでは他社との差別化ができないような、競争の激しい業界では別の話でしょうが、AI利用のハードルが下がることは良いことです。これがさらに進んで、これからは様々なサービスにあらかじめ(見える形でも見えない形でも)AIが組み込
不思議なニュースが流れてきました。 エヌビディアが消費者向けGPUのライセンスを変更、データセンターへの導入を禁止 最初、エヌビディアが自らクラウドサービスに参入するための布石かと思いました。しかし、自前でクラウドサービス始めるのはお金もかかるし、あまり良い戦略とは思えません。世界中のいろいろなデータセンターがGPU買ってくれた方が良い商売になると思います。 GPUのコストが10倍に? ITproの記事を読んでもいまひとつ緊迫感が無いんですが、実害を受けている方がおられますね。 NVIDIAが規約変更によりGeForceのデータセンター利用を制限。大学などの研究活動にも大ブレーキ なるほどー。エヌビディアにはコンシューマ(3Dゲーマー)向けのGeForceとサーバー向けのTeslaがあって、今回GeForceをデータセンターで使うことを禁止した、ということですね。GeForceとTesla
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