サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Wikipedia
blogs.itmedia.co.jp/koshikatayukusue
大規模システムを受注し、プロマネだけやって、実務は協力会社に任せていた会社が、ここに来て内製化に切り替えている。 今日聞いた話だが、内製化したのはいいが、社員に技術力が無く、大量データのレスポンスを確保できない。 このままでは訴訟になるのではないかとの話だった。
いつもの客からシステム開発の引き合いがあった。 いそいそと出かけて行き、仕様を聞いてきた。 今回も素晴らしい提案をして受注させていただこうと思っていた。 ふたを開けたら失注だった。 信じられなかった。 理由を聞いたら、相手はもう動くソフトを持って、その画面を操作して見せながら 見積書の説明をしたのだという。 しかも見積金額が自分のところより3割も安い。 私はこの話を、ある会社の営業担当から直接聞いた。 私は「これだ!」と思った。 GeneXus Wagby PEXA WALTZ といったノンプログラミングシステム開発ツールは、これが簡単にできる。ほんとうの中身はなくても、見た目や画面の振る舞いはそこそこに作ることができる。 動くシステムを作って提案されたら、顧客が注目するのは当然だ。 これからの提案は、少なくとも動く画面を沿えて見積を提出する時代に向かうだろう。 ここで宣伝だが、 Biz/
先日GeneXus Day 2009で、丸善と鈴廣蒲鉾の事例を聞いて、もしかして時代が変わると思った。 システムの用件定義をすれば、アプリケーションが完成する。 新規開発のときだけGeneXusに長けたSIerの助けを借りるが、その後は自前でメンテナンスをしていくという。 ソースプログラムに手を入れることなく、何度でもシステムを直すことができるので、開発とメンテナンスの区別はない。 どちらかというと、何回か開発・テスト運用を繰り返して、どこかで決断して本番に使い、そのまま手直しを繰り返していくというやり方だ。 最初の本番に行くまでSIerの手を借りれば、あとはユーザ企業の手でできるという。 これからは段階的なシステム開発投資というのはなくなり、定常的なランニングコストだけになるかもしれない。 自分のことは自分でやるという、40年前は当たり前だったことが、できるようになりそうだ。 こういっ
昨日のパネルディスカッションは圧巻だった。 ITR主催の「IT Trend 2009 特別コンファレンス」のパネルディスカッションで、カルビーの中田社長と三菱東京UFJ銀行の根本常務のお話が聞けた。司会は館野真人氏。 カルビーは、日進月歩のIT技術の中で、自前で社内システムを維持していくことは得策ではないと考え、ERP導入を機に完全アウトソーシングに切り替えた。 経営の右腕とも言える情報システムを外に出すにあたっては、以下の対策を取った。 1.SLMを遵守するための監視・報告体制を、やはりアウトソーシングした。 2.システムのアウトソーシング先へは、ユーザ部門が直接コンタクトできるようにした。 3.システム開発もアウトソーシングするが、これは2社以上にコンペさせる。 4.カルビー社内には、4名の少数精鋭のシステム企画要員を置く。 カルビーの中田社長は語る。 こうすることで、カルビー側は低コ
場所は渋谷マークシティ。三々五々集まったブロガーは、およそ30名。IBMの考えていることをブロガーに伝えようというのがIBMの趣旨だ。まず執行役員東京基礎研究所長の丸山さんが、25年勤続の一ヶ月の休暇中にも拘わらず出てこられて、テクノロジーについて外観してくださった。 今年はテクノロジそのものより、どの問題を解くテクノロジーかにフォーカスを当てているという。キーワードだけあげると、 ・デジタルエコノミー ・データに基づくスマートな意思決定 ・ クラウド ・ セキュリティー ・変革をもたらすハイブリッドシステム その後米持さんの司会で、討論会。 ある調査で、一番ダウンロード数が多いのが日本。しかし一番反応の無いのも日本。日本はブラックホールと見られているがどうかと、のっけから振られる。 インドでは、小さいときから英語で授業を受けるか、母国語で受けるかを選ぶので、英語で受けた人はグローバルな世
今日、IT業界の著名なコンサルタントである、日本IBM出身のK社のNさんのオフィスにお邪魔してた。 Nさんが、私の推進しているBiz/Browserの、35ページに及ぶ事例集に興味を持ち、久しぶりに情報交換しましょうということになったからだ。 Kさんは開口一番、「シンクライアントは死んだね」とおっしゃった。 値段が下がらない、家に仕事を持って帰れない、サーバに負荷がかかる、既存パソコンを排除できない、そして不況、を挙げる。その上で、既存のパソコンのセキュリティーレベルを上げれば済むことだと切って捨てる。 私が言ったのではありません、Nさんです。
私にとって「目からうろこ」とはこのことだった。年商1000億円企業に急成長したドラッグストアが断行したことは、ホストコンピュータでやっていた販売管理や会計のシステムをオープン系に移行した上、メーカー系SIerにアウトソーシングしてしまった。そして手の空いた情報システム部の社員全員を、情報系システムの構築に振り向けた。その理由は、日々変化する経営環境に迅速に対応するためには、その時々必要な情報を瞬時に抽出し経営判断していかねばならないからだ。勘定系はルーティンワークだから、決められたことを正確にきちんとやることが求められる。これはやり方さえ決めれば外部委託もできるし、その中での工夫も含めて習熟したアウトソーシング先のマネージャに任せてもいい。しかし情報系は戦場だ。経営側の呼吸が情報システムを担当する者に直接伝わってこそ経営の右腕になれる。この思い切った方針転換は大成功し、会社の急成長を支えて
シンクライアントとは「ダム端末」のこと。「ダム端末」とは1970年代から80年代にかけて一世を風靡したIBM3270に代表されるオンライン端末のこと。インテリジェンスがないから「バカチョン端末」とも呼ばれていた。あれから30年。パソコンが端末になり、マンマシンインターフェースがどんどんよくなり、パソコン管理の面倒くささからWebになり、さらに操作性を改善したRIA、リッチクライアント技術が台頭し、ようやく理想の形になってきた。 そこへシンクライアントだ!。何を考えているのか。シンクライアントが出てきた背景は、セキュリティー問題に尽きる。後ろ向きな理由だ。この動きは、ユーザが獲得してきた自由の世界に真っ向から反対するものだ。「角を矯めて牛を殺す」とは、まさにこのこと。商売を考えているメーカーと責任回避をしたい企業のIT部門の思惑が一致しただけに過ぎない。まさにユーザ不在。 決定的なことを言お
HTML言語は、「サーバに蓄積されたコンテンツをどう見せるか」ということのために作られたものです。道具というものにはそれぞれ目的があります。ナイフで鉛筆は削れますが、大木はなかなか切れません。斧が必要です。同様にパソコンからインターネット経由でデータ入力をするような、またはサーバにあるデータを取り込んで、さまざまに加工するような、いわゆる企業の業務処理系をインターネット環境で行うには「リッチクライアント」とか「RIA」という技術が必要です。 先日お伺いした大企業では、HTMLだけで業務システムを作ろうとしていました。しかもメーカーがシステム構築を請け負っているのです。これはなんとかしないと、システム完成後に、毎日の利用者が苦しむことになると思いました。遅い画面、以前より操作しにくい画面を与えられて毎日仕事をする人のことを考えると、とても人事ではありません。 HTMLで業務システムを構築する
紙に印刷して見ている分には電気は食わない。電車の中でも寝転んででも、紙に書いた字や絵は見える。紙は軽い、紙はたたんでポケットや手帳に挟める。紙は安い。 ペーパーレスにするということは、見るときは画面で見るが、見ている間中40Wの電球をつけているくらいの電力を食う。電車の中でもみえるがモバイルパソコンが電気を食う、通信経路で電気を食う、見ている間中電気を食う。 ペーパーレスの便利さは計り知れない。しかし、とにかく見ようと思ったときは、40Wくらいの電気は食ってしまうのだ。紙を使わないからエコだなどとは言ってられそうもない。携帯小説もそうだ。100万部のベストセラーを、紙で読んでいる分には、電気は1Wも食わないが、携帯で読むためには、10Wとしても、100万人が読むので、4万KWの電力を消費しつつ読むことになる。これは悪以外の何ものでもない、と思うのだが?
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blogs.itmedia.co.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く