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（あえて矢野顕子*1・大貫妙子*2が歌いこなす「ウナ・セラ・ディ東京」。当時9歳と11歳の小学生だった二人が唄う「曲の良さ」を堪能あれ） 昨夜報道にて「ザ・ピーナッツ」姉伊藤エミさんが突如として襲ったガンの闘病の果てにこの世を去った…いや渡辺晋氏や宮川泰氏、そしてハナ肇とクレージーキャッツ*3が待っている向こう側の岸へ渡ってしまった報道を私は聞いた。 彼女たちの活躍は戦後渡辺プロダクションの隆盛の歴史と重なりあうのは戦後文化史を知る人…というより同時代に生きた方はご存知な事であろう。1960年代は彼女たちの歌声が鳴り響いた時代であった。だが渡辺プロの強引な拡大戦略と彼女たちが75年に引退し、現存するザ・ピーナッツのライブ＆出演番組があまり残されていない*4ので、現状では確実に「昭和30年代」という歴史の檻の中で埋もれてしまう…いやいやまだ「三丁目の夕日ワールド」に封じ込めるには早いでしょ！

（まずお断りから。好きなことを書き上げたらとんでもなく「重い」内容＆映像ができました。内容はプロローグや第４章最後そしてエピソーグを見てゲラゲラ笑い、映像はプレイヤー「YouTube」マークにて別のタグから見ていただきたいと思います。では前編をごらん下さい） プロローグ 今年（２０１２年）５月１０日深夜１時２５分全国放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」フリートークにおいて、唐突に岡村隆史はこう話を切り出してきた。 岡村隆史「ちょっと…とんでもない面白映像を見つけてしまってん」 矢部浩之「YouTubeで？」 岡村「うん、昔の志村けんさんの『だいじょうぶだぁ！』のコントやろけど、めっちゃおもろいコントがあったん。（略）これがちあきなおみの『夜へ急ぐ人』っていう曲がずっと流れてるの。それを志村さんが口パクでやってんやけど…それがめっちゃくちゃおもろいのよ！でその歌もおもろかってん、検

人生とはスタンプラリーだと思っている。人は誰しも「記憶」という台紙を持ち、そこに「思い出」というスタンプを押しながら、それぞれの「寿命」という有効期限内を生きているのだ。 どうせ押すというならば、できるだけ色鮮やかなスタンプを押したいと思うのが人間である。（略）無論、その出来映えには個人差がある。（略）しかし、決して忘れてならないのは、それでも「押している」ということだ。そこに、優劣は断じてない。そこにあるのは、その出来映えに本人は満足しているかどうか、ただその1点だけなのだ。 年齢学とは、各界の著名人が納得のいくスタンプを押すことができた日や、将来、自分が押したいと思う色を作り出すために、染料の調合を始めた日などの考察である。 博多大吉著「年齢学序説」P150〜P151より一部抜粋 1.芸人同士はあらゆる局面において「芸歴」でモノサシを測っている。それは「アメトーーク・お笑い芸人誰が先輩