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ノーベル賞
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元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم スイスでのミナレット建設禁止については、日本でも報道があったようなので、ご存知の方が多いと思います(こちらの記事で日本で報道されていることを知りました。ありがとうございます)。 エジプトでも大変話題になっています。 スイスの新聞記事 posted by (C)ほじょこ スイス人がミナレット建設禁止に賛成 スイスの有権者は、新しいミナレット建設を禁止する右翼の呼びかけに59%の多数で賛成した。三つの問題を問う国民投票で、スイス有権者の半数が意見表明した。一つ目の問題は、ミナレット建設禁止で、二つ目はスイスからの軍事物資と兵器輸出の禁止、三つ目は国内航空運輸への財政支援に関するものだった。投票の数時間前、アムネスティは、ミナレット建設禁
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم 12/1 いよいよルクソール・アスワーンの旅最終日。翌日から授業があるので、この日の夜の汽車でカイロに帰ります。 「今日こそ屋上でのんびりすごそう」と思い、一二時間散歩した以外、ほとんど勉強か新聞読みで過ごしました。純粋に「散歩」できるなら、一日中でも散歩していたいですが、エジプトでは「黙って心穏やかに道を歩く」というのがほぼ不可能ですから(笑)。 ロバから落ちたダメージが残っていて、この日の朝時点で、普通にしていれば何ともないものの、左腕を上げると一定以上の角度に曲げられず、髪をくくる時に苦労しました。Yさんが湿布をくれて、だいぶ良くなりました。 この日から誕生日プレゼントのアスワーンへのクルーズにでかけるYさんと、最後のお喋り。
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم 犠牲祭休暇で、ルクソールとアスワーンを旅行してきました(ルクソールは本当は「ルクソル」「ルゥソル」の方が発音が近いです)。 11/26-27 トルゴマーン長距離バスターミナル21:00発のバス。 休暇時期ということで、バスは満員。バスそのものは綺麗なのですが、ぎゅうぎゅうなので今ひとつ快適さには欠けます。シナイ半島に行った時と違い、ほとんどエジプト人です。 隣のムハンマドというエジプト人青年はジャーナリストで、仕事でルクソールに行くとのこと。携帯に入れてある写真を色々見せられます。この人が良い人なのですが、休憩に着く度に寝ているわたしを「休憩だよ」とか起こすので、鬱陶しかったです(「良い人だけど」はエジプトで毎日体験し続ける最大の苦
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم F女史から動物に関して面白い話を聞く。 「朝、雄鶏が鳴くのは天使が見えるから」「ロバがいななくのは悪魔を見ているから」という二つ。どちらもイスラームに由来するお話です。 一番鳥に天使が見える、というのは、ファジュルのアザーンとクロスオーバーするし、割と素直にわかります。 ロバのいななきというのは、わたしもカイロに来て初めて聞いたのですが、「イーヒイーヒ」みたいなヘンテコな声で、夜中に時々耳にします。アラブ的にはあれは「醜い声」らしく、悪魔を連想するようです。ロバ、いつも踏んだり蹴ったりです。 ちなみに、この話をしている時、F女史が素晴らしい動物の鳴きまねをしてくれました。彼女は今までにも何度か動物声帯模写をしてくれて、「エジプト人は
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم ヒジャーブその他の「武装」を解除した美人さんのことを書いたら、「超絶美女期」を隠してしまうのがもったいない、というご意見を頂戴しました(念のためですが、そんな美女はエジプトでも日本でもフランスでも一握りですよw)。 思うところが色々あります。 個人的にはですね、やっぱり隠すべきだと思っています。具体的にどこまで隠すねん、というのはさておいて、大雑把に「慎ましさ」といのは、非常に重要ですよ。 少なくともアラブ世界では、女性の就労は男性に比べて遥かに不利ですし、国によってはほぼ不可能です。となれば、彼女たちは、人類学的な意味で「交換される」しかない、つまり自らの価値を最大限に発揮して「永久就職」するしかないわけです(離婚も非常に多いです
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم ガキどもがまたロクでもない口を利いたり石を投げてくるので、スルーするのも面倒になって、大騒ぎして捕捉。 彼らは非常に逃げ足が速いので、走って捕まえるのはほぼ不可能です。「蹴りの届く距離は危険」と既に学習されてしまったようです。ロングレンジから攻撃されると、とても厄介です。 石を投げ返せば良いのですが、わたしはコントロールが悪いのでまず命中させられません。いやまぁ、流石に当てる気はないので、ノーコンでむしろ良かったと思っていますが・・(でも子供は余裕で瓶とか投げてくるので、直撃弾+飛び散る破片を考えて瞬時に反応しないと危険)。 こういう時、非常に有効なのは、逃げたガキを直接追うのではなく、何でもいいからその辺にいる子供の首根っこを捕ま
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم ・エジプトの猫問題、日本の犬広場 カイロの猫が荒んでいる、と書いたら、「イスラームでは猫が大事にされると思っていたけど、かわいそう」みたいなコメントを見かけたので、ちょっと弁護しておきます。 確かにカイロの猫は全般に薄汚くてワイルドですが、人間も同じくらいワイルドです(ごめん、エジプト人!)。別にエジプト人が猫を嫌っていて、悲惨な生活を強いているわけではありません。「障害者率」も「子供多い率」も、猫と人間で同じくらいじゃないかと思います。 ストリートチルドレンが沢山いる状況で、猫を人間に優先するわけにはいかないでしょう。人間と都市生活動物の生活レベルや風貌は、かなり相関していると思います。日本の猫が小奇麗なのは、人間が小奇麗だからで
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم 日本では、自殺者の遺族が変な社会的負い目を負ったり、葬儀ですら差別的待遇を受けている、という報告を目にします。「自殺用の施設を作れ」といったラディカルな意見もあります。 「死ぬのは本人の勝手、迷惑かけないように死ね」「死んだ者にそれ以上鞭打つような真似はするな」「家族は関係ない」といった考えには、基本的なところでは素朴な共感を抱きます。 自殺について、数回だけエジプト人と話題にしたことがありますが、どれも「馬鹿げた行い」と鼻で笑うような反応でした。イスラーム的に自殺は「罪」なわけですが、それ以上に「笑い話」のような扱いをしているように見えました。 日本にある程度関心を持っている人なら、日本が非常に自殺の多い国である、と知っているのも
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم わたしがすぐ動物と遊ぼうとするので、親しいエジプト人によく注意されます。 実際、カイロの街にいる動物たち(野良猫、野良犬、ロバ、馬、羊、ヤギその他)は、衛生的ではないし、ものによっては危険なので、安易に手を出さない方が正解です。 でも、彼らがわたしを諌めるのには文化的要因もあって、動物と人間の間の溝が、少なくともわたしの感覚よりずっと深いようです。イスラーム的には、何と言っても人間が一番なわけで、動物はあくまで動物、ペットにして部屋で飼うなんてのは邪道、という発想が底流を流れているように感じます。 わたしは人間と付き合っているよりロバと遊んでいる方が楽しい社会不適応者なので、ロバが暇そうにしているとつい弄って遊びたくなるのですが、ロ
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم エジプト人の接客態度は悪いです。 といっても、日本の接客業が異様に態度が良いのであって、世界的にはこれくらいの方がむしろ普通でしょう。 ブチキレ閾値が異様に低い人間なので、日本では態度の悪い店員によくムカムカしていたのですが、エジプト人の接客態度の悪さには、不思議と腹が立ちません。理由を考えると、まず、「お客様は神様」「客は店員より上」という前提が、そもそも存在しない、あるいは希薄だから、というのが思いつきます。 態度が悪いといっても、日本のようなサービスをしない、というだけで、非常に人懐っこく話しかけてはきます。仲良くなると、ちょっと日用品を買いにいっただけで「最近見なかったけどどうしてたのー」「いつものパン、今日は売り切れなんだ
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم エジプトの治安はなぜこんなに良いのでしょうか。 世界的にも異様に安全な日本で育ってしまうと、なかなか気づけませんが、今日の食べ物にも困る人たちが溢れかえっているにも関わらず、日本と大差ない防犯意識で何とかなる、というのは、よく考えると驚異的なことです(詐欺・ボッタクリは非常に多いが、そもそも「詐欺」の基準が日本と違うので、総てが犯罪と言えるのかは疑問)。 もちろん、カイロだって普通に犯罪はあるわけですが、それを言ったら日本だってあるわけだし、女の一人歩きが冷やかされると言っても、襲われたり殺されたりするわけではありません。欧米の大都市ではあり得ないでしょう。 すぐに思いつく理由は、ただ単に権力が力で圧している、ということ。特に市の中
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم お休みの金曜日。例によってカフェで新聞読んだり勉強したりしよう、とダウンタウンに出動。 出かけしなに、同じアパートの男性が英語で話しかけてきます。アラビア語で答えていたら、「いや、僕はエジプト人じゃない」と言います。パキスタンからの留学生だそうです。 メトロの中で、盲目の少年がティッシュを売っています。 子供や身体の不自由な人や家庭の事情が困難な人(窮状を訴える女性など)が、ティッシュや小物を売ったり、物乞いをしているのはよく見かけますが、目の見えない子供が一人でいるのは初めて見ました。しかも単なる物乞いではなく、形だけでもティッシュを売っています。 乗客が次々少年の肘あたりを触って合図し、お金を手渡していきます。もちろん、ティッシ
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم カイロで生活していると、身体障害者の方が働いているのを非常によく見かけます。 まず、身障者の絶対数自体が、日本よりかなり多いと思います。 理由は色々あるでしょうが、とりあえず、カイロの交通事情をご存知の方なら、一度も交通事故に遭わずに成人するのも大変、というのはすぐわかるでしょう。危険な仕事に従事している人も多いので、仕事中の事故、ということもあるはずです。また、最近まで何度も戦争していたので、元軍人の方もいらっしゃるでしょう。 次に、怪我をしても十分な医療が受けられない、という可能性があります。日本なら障害を残さずに治療できたものが、適切な医療が欠けた結果、障害として残ってしまっているケースがかなりあるように思います。「医療の欠如
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم 以前に、サッカーU-20ワールドカップ(エジプト式だと「ワールドカップ・ユース」)のムハンマド・タラアト選手が、コカコーラのCMで、日本語で「コカコーラ」と書かれたTシャツを着ている、と話題にしました(元記事はこちら、動画あり)。 今日新聞で、このムハンマド・タラアト選手が、正にこのTシャツのせいで「イスラエルの犬」疑惑をかけられている、という凄いニュースを見つけました。 サッカーエジプト代表ムハンマド・タラアト選手にイスラエルの犬疑惑? posted by (C)ほじょこ 「ユース代表のスポンサー企業、エジプト代表のTシャツに、ヘブライ語でイスラエルのマークを載せる」。 記事によると、問題はムハンマド・タラアト選手の着ているTシャ
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم ダハブの9/26の日記で、ロクデナシのツアー屋の男が「結婚しないでセックスするのは日本の文化なのだろう?」と言ってきたことを書きました。この時、反論しつつ、何か空回りしているような、すれ違っている感覚があったのですが、それについて考えていて気づいたことがあります。 エジプト人というより広義のアラブ人の一部、特にベドウィン出身で定住化後あまり世代を経ていないようなタイプの人々には、「婚前交渉が許される=乱交」という発想があるのではないでしょうか。つまり、いわゆる「付き合う」という状態がうまく認識できていないのです。 これだけなら「『付き合う』という習慣に慣れていないのだから当たり前だろう」で終わってしまうのですが、もう少し続きがありま
元「エジプト アラビア語語学留学ブログ」。翻訳と留学記録・旅行記、イスラーム関連のメモ سبحان الله وبحمده سبحان الله العظيم 今日でラマダーンが終わり、明日からイードの筈なので、その前にアメ大の本屋さんに行っておこう、と思ったら、今日から既にお休みでした。 さらに先生から電話があり「今日は親族が集まっているから休みにできないか」ということで、授業もナシ。ラマダーン最終日(予定)から、既にお休みなのですね。当日になってから「お休みは普通四日(最終日とイード三日)」と知りました。大晦日みたいなものでしょうか。 そんなわけで、急に暇になった夕方にブラブラしていると、友人にバッタリ会いました。行動エリア的に驚くことではないのですが、何となく流れでまた行動を共にすることに。 イフタールをご一緒した後、彼の部屋(例によって親戚が色々遊びに来ている)やらマクハーやらあっ
イスラエル、イランとシリア、ヒズブッラー、ハマースに対する「全面戦争」を準備 イスラエルが、イランとシリア、ヒズブッラー、パレスチナ・イスラーム抵抗運動ハマースに対する「全面戦争」を準備している。 イスラエルのハアレツ紙の軍事エディター、アムス・ハライルは、イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフは戦争の準備をしている、と述べ、イスラエルはヒズブッラーが最近手に入れたM-600ミサイルを非常に恐れている、と語った。このミサイルは精度が高く、ハライルによると、ヒズブッラーはこれによりイスラエルの軍事施設や戦略上重要な施設を攻撃すると予想されている。 同紙は昨日報じたところでは、イスラエルが開始した軍事演習には、何千ものユダヤ人住民をミサイル攻撃を避けてイスラエル深部に移住させることが含まれている。このようなミサイル攻撃は、イラン、シリア、ヒズブッラー、そしておそらくはハマースが、空爆に対する報復
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